2024年10月31日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

アークナイツ面白い〜〜

めちゃくちゃ気持ちが下向いていたからAO3にまで投稿してkudosもらってしまったが、コメント文化が強いとはいえ翻訳してまでもらえると思ってなかったから嬉しい。

気持ちが下向いている時に鶏肉を、炊いてはいけない。

めちゃくちゃ気持ちが落ちており、料理失敗しまくっていましたが、ようやく上向いて今日は朝から黒糖芋蒸しパンを作りました。逆に朝から何をやって……?

Dオラでロボエロといえば感覚共有による処理落ち▲たたむだよなあと思ったけど、全然そんな気配なかったな?

2024年10月30日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

イースト・プレス公式ショップ https://eastpress.booth.pm/
インパクトのあるTシャツが好きなので子猫Tシャツを買おうかどうしようかずっと迷ってる。

すみません。Mailアドレスうまく動いていないので、yahooのアドレスを明記します。y2shusu1-dao@yahoo.co.jp

本だと手にとってくださるという時点でめちゃくちゃ強い反応と考えてるからなんかそれだけで十分みたいなところあるけど、Webだといいねやらコメントがないと虚空へ打ちっぱなしすぎるから反応が欲しくなるの、Webの悪いところだと思う。

Dオラ



 轟音と共にサイバトロン星へ着陸した宇宙船の存在は、メガトロンのマイクロホンにも届いていた。
 事前の通信内容と同じく、乗っているのは『コグを取り戻した』トランスフォーマー数機と彼らが不時着した星に住む有機生命体の使者数名。
 そこに本来あるはずの、オプティマスプライムの名前はない。
 重々しく開いた宇宙船のハッチから、乗務員達が降りてくる。メガトロンをスコープに納めた途端に大きく手を振った黄色い機体は無視をして、メガトロンは有機生命体の使者を見た。
 人間という、コグ無しと同じ大きさしか持たず環境適応スーツやアーマーと呼ばれる外部パーツがなければサイバトロン星の土も踏めない存在は、しかし真っ直ぐに、メガトロンの灯す赤い光を見つめ返していた。
「あれが……」
 続々と集まってくるトランスフォーマー達には聞こえない、もはや振動とも呼べない声で、メガトロンは呟いた。
「あれがお前の答えなのか? オプティマスプライム」
 
 
 ◆
 
 
 
 センチネル『プライム』が労働ボットからコグを奪ったのは、階級制度による社会構造を構築するためだけではない。
 そうと気付いたのはコグを身体に植え付けたクインテッサ星人が現れて、全てが終わった後のことだった。
「オプティマスプライム」
 本来ならば医務室にいるはずの背中を記録保管庫で見つけ、メガトロンは舌打ちをした。
「何をしている」
「メガトロン」
 声をかける前から気付いていただろうに、オプティマスプライムと呼ばれた『コグ無し』は、驚いたようにホログラムから顔を上げた。
「見てわからないのか? 記録の確認だ」
「お前の仕事じゃない」
「だが、禁止されてもいない」
 流れ続けるホログラムを一時停止して、オプティマスプライムは肩をすくめた。
「あんなことがあったんだ。まだ他のみんなは今忙しいだろう? どうせ誰かがやらなくちゃいけないことだ。俺の空き時間はたっぷりある。座ったままできる仕事なんて、今の俺にピッタリじゃないか」
「必要ない」
「おいおい必要がないなんてそんなこと、」
「お前が、する必要がないと言ったんだ。オプティマスプライム!」
 大型機特有の発声回路により、オプティマスプライムを包む空気がビリビリと震える。自機の2倍はあろうかという機体に詰め寄られた上に、至近距離で叫ばれて、それでもオプティマスプライムは微動だにしなかった。それどころかやれやれといったように首を振る。
「それを決めるのはお前じゃない」
「じゃあ誰が決めるっていうんだ?」
「オプティマスプライム?」
 睨み合う二人のやり取りに割り込むように、底抜けに明るい声がオプティマスプライムを呼んだ。二機が声のした方へ視線を向ければ、棚と棚の間からB-127の顔が現れる。彼はその青い視覚センサに二機を認めると、パッと顔を輝かせた。
「あれ? メガトロンもここにいたんだ。良かった~。探したんだよオプティマスプライム。どこに行ってもいないんだもん。一生見つからないかと思った。検査の時間を過ぎても医務室に来ないからドクターが怒ってたけど、どうする? 俺と一緒に医務室に行く? それとも無視する?」
「無視」
「医務室だ」
 オプティマスプライムの言葉に被せるように、メガトロンが断言した。
「早く連れていけ」
「Bはお前の部下じゃないだろ」
「お前がそんなナリの今は、俺の『預かり』だ」
「けれど、俺とお前なら俺の方が権限が強い」
「お前も俺の『預かり』だということを忘れるな」
「アイアコンでは個々の自由と権利が何よりも優先される」
 打てば響くようなオプティマスプライムの言葉に、メガトロンの眉間の皺が深くなる。その口が再度開きかけたのを見て、オプティマスプライムは「おっと」とその掌をメガトロンの前に突き出してみせた。
「言いたいことはわかる。病人はその自由を制限されることがある。だろう? だが、それに対する答えも俺は持っている。このままだと平行線だ。仕方がない。B!」
「なに?」
「今の話を聞いていただろう?」
「聞いてたよ。けど、わざと口を挟まなかった。わかるだろ? 俺も政府の一員だけど、その辺の仕事はプライムの管轄で、俺には何が何だかさっぱりだ」
「意見を聞きたいだけだ。君はドクターの要請に答えない俺を探しにきて、医務室に行くか無視するか聞いだろう? どっちが良いと思う?」
「医務室に決まってるだろう」
「メガトロン。今君には聞いていない。なあB、どっちだ?」
「そうだなあ……」
 他の者なら萎縮してしまいそうな赤と青の視線を受けながら、オプティマスプライムと同じ『コグ無し』であるB-127は、しばし考える素振りをした後、良いことを思いついた。とでもいうように、指をパチンと鳴らしてみせた。
「とりあえず医務室には行って、検査内容が気に入らなきゃ無視する。それでどう?」
 
 
 トランスフォーマーの魂であるスパークを身体の隅々までいき渡らせ、持ち主の秘めた力を引き出すのがコグだ。数千サイクルをかけてそのシステムを解析し、コグを身体に埋め込んで強化されたクインテッサ星人は、一時サイバトロン星を崩壊の危機にまで追い詰めた。しかしただ一機のプライムとしてサイバトロン星を支え続けたオプティマスプライムが、ギリギリのところでこの星の危機を救った。
 その身に宿したマトリクスをプライマスへ返還することにより、星の崩壊を食い止めたのだ。
「ひどい。このデータも改竄されてる」
 モニターに映ったコードを見て、エリータ1は顔を顰めた。それはセンチネルの統治時代に作られた貨物列車の運行状況と貨物リストのデータだ。
「見ただけでわかる杜撰な改竄。こんな時間に列車が出発したことなんてない。誰がこんな適当な仕事をしたの?」
 カセットを床に投げ捨てて、エリータ1は言った。
「次はどれ?」
「はいよ。とりあえず新しい番号のものを10枚。目視検査済。ウイルスチェック済」
 エリータ1のデスクにカセットを積んで、オプティマスプライムは大きな排気をこぼした。
「記録保管庫のプライムやマトリクスに関する伝承も、見える範囲にあったものはすべて書き換えられていたんだ。こっちも秘密裏に管理されたデータ以外、全部改竄されると思った方が良い」
「その秘密裏に管理されたデータがあるかどうか分からないから、ローラー作戦で確認してるんでしょ」
 エリータ1がカセットを接続部に差し込んで、データをモニターに映す。もう流れ作業になった方法で内容と改訂履歴を確認し「これは貨物でなくて労働ボット用電車の運行記録」と呟いた。
「あるはずだ。クインテッサにささげる列車の中身がエネルゴンではなく汚染された金属だった。なんてことがあれば、アイアコンはとっくの昔に滅んでる。偽装を続けるにはどこかで貨物列車の運行計画と貨物の中身を管理しないと」
「簡単に言ってくれるけど、それが見つからないからみんな苦労してるんじゃない。あなたもぼうっとしてないで作業に加わったら?」
「そうしたいのは山々なんだが、この前メガトロンと医務室に睨まれたばっかりでね。次やったらベッドにくくりつけるって言われてるんだ」
 ウイルスチェック用に作られた簡易検査機にカセットを差し込みながら、オプティマスプライムは本日何度目かの重たい排気をこぼした。
「作業に熱中して時間を忘れるからでしょ」
 エリータ1は彼を振り返らずに言った。
「そうじゃなかったら起動したばかりの子供の手も借りたいくらいよ。いっそ検査のついでにタイマーかアラームを体に仕込んでもらったら?」
「コグの代わりに?」
「笑えない」
 椅子を回転させてオプティマスプライムに向き合うと、エリータ1は立ち上がった。
「笑えないわよオプティマスプライム。あなたがマトリクスをプライマスに返還した戦いで、私が何をクインテッサに狙われたか知ってて言ってる?」
 エリータ1の美しい指先が、オプティマスプライムの胸の穴を指差した。己よりずっと大きくなった――正確にはオプティマスプライムが小さくなったのだが――彼女に、オプティマスプライムは白旗を上げた。
「悪かった。君に当たるような真似をした」
 先のクインテッサとの戦いにて、クインテッサはトランスフォーマー達のコグを奪うと同時に、明らかに特定のトランスフォーマーへの執着を見せた。
 エリータ1、B-127、そしてメガトロン。
 ――プライムのコグを持つ者たち。
「言葉には気をつけてよね」
 カン。と音を立ててオプティマスプライムの肩を叩くと、エリータ1は再度データに向き直った。
「あなたの失言は置いておくけど、早くセンチネルがどれだけのコグをクインテッサに渡していたのかを突き止めなくちゃ。奪われたコグや逃した『コグ持ち』以上に兵力がいるかどうかを掴まないと」
「常に緊張感は保ってられないし、エネルゴンも湧き出なくなったから余計な労力は使えないからな」
「今のが自虐なら殴るけど」
「そんなことはありませんエリータ1!」
 いつかの鉱山時代を思い起こさせる返答に、今度はエリータ1が排気をこぼした。
「良いから次のを持ってきて」
「はいはいっと。……ん?」
 新しい記録媒体を持ってこようと棚の間を覗き込んだオプティマスプライムは、しかしふと動きを止めた。見慣れない棚が壁沿いに増えていたからだ。
「エリータ、この棚は?」
「棚?」
「知らない棚が増えてる」
 新たなカセットを床に放って、エリータ1はオプティマスプライムの指差す方を見た。彼女からは死角になる位置に置かれた棚だが「ああ、それのこと」と納得したようにデスクに向き直った。
「それならBが見つけて持ってきた棚よ。データ探しに古い記録媒体を整理したいって言ったら、俺見たことある! ってトランスフォームも出来ないのに地下五十階まで走って行って、その辺の針金で自分の体に括り付けて持ってきたの。つまりは地下のもの」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄り、エリータ1へと声を張り上げた。
「中身は?」
「少しだけ確認したけど、貨物情報じゃないことだけは確かよ。見て分かるように記録媒体がセンチネルの統治時代よりずっと古い。ただ媒体自体は壊れてなさそうだしBがせっかく持ってきてくれたものだから置いてあるだけ。元親衛隊あたりに見せたら何か知ってるかもしれないけど、今はそんな暇がないから後回しにされてる」
「へえ……」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄ると、記録媒体を手に取った。確かに他のものよりも古びているが、置かれていた場所が良かったのか一目で分かる劣化はない。
 何枚か手に取って媒体に振られた番号を眺めていると、今度はエリータ1が声を張り上げた。
「それよりも、あなた時間は確認してるの?」
「時間?」
 見つけ出したナンバー1を己の機体の隙間に滑り込ませ、オプティマスプライムは首を傾げた。
「そう。時間」
 エリータ1は言った。
「今のあなたはトランスフォーム出来ないんだから、遅れないように検査に行くならもうここを出なきゃ間に合わないわよ。あのドクター達なら数十サイクル前まで患者を増やし続けたメガトロンの手を借りてでも、今度こそ本当にあなたをベッドにくくりつけるでしょうね」
 
 
 センチネル『プライム』にとって労働ボットからコグを抜くことは、社会構造の維持とクインテッサとの取引材料を手に入れる一挙両得の方法だったのだろう。
 だが彼がアイアコン全住民の半分にまで増えた『コグ無し』のコグのほとんどを、クインテッサ星人に捧げず地下に保管していたが故に、オライオンパックスがオプティマスプライムとしてマトリクスを与えられたあの日、コグ無し達にコグが戻ったのは事実であった。
 しかし死してなお、センチネルが残し、植え付けたものはクインテッサ星人の触手のようにサイバトロン星に絡みつき、この星を蝕んでいる。
「どーぞ」
 ノックが二回。入室の許可を得る合図に、オプティマスプライムはベッドに寝転がったまま答えた。彼がコグ無しとなってから作られた検査室は医務室内の隣にあり、検査道具とベッド、そして緊急修復ポッドで面積の半分が埋まっている。
 ドアが開く音にホログラムから顔を上げたオプティマスプライムは、ほんの少しだけ驚きを表情に乗せた。なにせ現れたのがメガトロンだったからだ。控えめなノックはらしくなかったが、なにもドクター達に睨まれているのはオプティマスプライムだけではない。大方医療室での作法を厳しく言いふくめられたのだろう。そう考えたオプティマスプライムはホログラムを消すとベッドから起き上がりメガトロンと向き合った。
「やあメガトロン。ご用は?」
「聞きたいことがある」
 威圧感を滲ませたメガトロンの言葉に、思ったより早かったな。とオプティマスプライムは内心苦笑する。
「何を?」
「お前が企んでいること、全てだ」
 メガトロンが、オプティマスプライムの顔を覗き込む。
 ――嘘も誤魔化しも許さない。
 そう告げる赤から、オプティマスプライムは目を逸さなかった。
 しばし無言で見つめ合う。先に口を開いたのは、オプティマスプライムだった。
「……企むというほど、道筋が見えている計画じゃないさ」
 そう言って、彼は己とメガトロンを隔てるように、ホログラムを展開した。
 メガトロンが眉を寄せる。
「これは?」
「13プライム統治時代の研究内容一覧と、その成果物」
「13プライムの?」
 プライマスより生み出されし最初のトランスフォーマー達であり、数千サイクルもの間、クインテッサ星人と戦い、この星を統治した者たち。
 天井まで映し出されたホログラムをメガトロンは見上げた。その姿を一瞥し、オプティマスプライムは続ける。
「知っての通り、この時代の多くのものがセンチネルにより失われた。記録、伝承、プライムやマトリクスに関する研究や、13プライムについて書かれた個人の日記まで」
「こんなもの、どこから」
「Bさ」
「Bだと?」
「ああ、あいつが棚一台分の記録媒体を見つけ出した」
 手元のボタンを操作し、オプティマスプライムが地下50階の光景を映し出した。
「どうやらセンチネルが己の汚い欲望を地下41階から50階に隠したように、プライムの死後、アイアコンに残った、あるいは逃げることのできなかった彼に賛同しないトランスフォーマーも同じことを考えたようでね」
 今はもう動いていない溶鉱炉の反対側。B-127のお友達がいた部屋の壁が、一部凹んでいる。
「棚と解らないように裏面を向け、熱で記録媒体が劣化しないよう断熱材を使い、溶鉱炉から離れた場所に棚が設置してあった」
 それを聞いて、いっそ呆れたようにメガトロンが言った。
「あいつはなんでそんなものを見つけたんだ?」
「お友達にトランスフォームを見せて棚の背面を壊したらしい。記録媒体を見つけた時は驚いたが、当時はアイアコンの再建で忙しかったからな。とりあえず簡単に直して今まで忘れていたと言っていたよ」
「……スティーブといい、どうなってんだあいつは」
「あの部屋が異質なのかもしれないがな」
 B-127の前にあの場所にいたトランスフォーマーの存在を示され、メガトロンは舌打ちをした。オプティマスプライムの表情が気に入らなかったのだ。目を向けるべきは過去ではなく、目の前にいる存在だ。
「それで? お前はその研究成果で、何をしようとしている?」
 苛つきを隠さないメガトロンの言葉を聞いて、オプティマスプライムはうっすらと笑ってみせた。今一度ホログラムが立ち上げられる。そこに映っていたのはコグだ。
「古い記録だ。元親衛隊に確認するまでもなく、時代遅れだったり間違った方向に向かっていた研究も多い。一方で、いくつか今では研究することすら難しいものもある。そのひとつがコグだ」
 ホログラムのコグが回転し、至る所から機構を説明する文章が現れる。
「彼らはプライムのコグを研究していた」
 ホログラムが映し出す12のコグ。欠けているのはマトリクス保持者であるゼータプライムのコグだ。記録された12のコグの全てが異なる輝きを放ち、起動音を響かせ、その中に見知った色を見つけ、メガトロンは無意識に己の胸に手をやった。
 オプティマスプライムは言った。
「コグは機体の一部であり、トランスフォーマーの魂であるスパークを全身に行き渡らせる効果を持つ。だがコグの機能はそれだけではない。コグを失ったトランスフォーマーが小さな機体しか維持できないのは、コグが機体内のエネルゴンを保持する役割を担っているからだ」
 12のコグが消え、次に現れたのは2つのコグとグラフ。
「これは起動したばかりのトランスフォーマーと、プライムのコグが保持するエネルゴンの平均値を比較したもの。見てわかるように倍以上の差がある。どうやらコグは持ち主と共に成長し、保持するエネルゴンを増やすようだ」
 そこで一度話を止め、オプティマスプライムは囁くようにその名を告げた。
「……センチネルは、おそらくこのことを知らなかったのだろう。あるいは興味がなかったか。奴は13プライムを謀りクインテッサと手を組んで『プライム』となった後、契約の証として一機のプライムと数十機の親衛隊のコグをクインテッサに渡している。クインテッサはコグの内部に残留したエネルゴンを喜んだらしいが、彼の統治の後期に鉱山の事故でクインテッサに貢ぐエネルゴンの量が足りなかった際、労働ボットから抜いたコグを代わりに捧げて不興を買っている」
 コグのデータの横に、新たなデータが映し出された。
「エリータ1達が見つけ出したクインテッサへの貢物リストだ。この部分。労働ボットのコグを捧げた後、コグを突き返されいつもより短い期間で前回よりずっと多いエネルゴンを貢ぐことになっている。突き返されたコグの方はエネルゴンが残留しているために、もしもに備え保管は続けたみたいだが。そしてその後はコグをクインテッサに差し出すようなことはしていない」
 つまり。と彼はメガトロンに向き直った。
「先の戦いでクインテッサが君たちに執着した理由は、これだ」
 持ち主と共に成長し、エネルゴンを他より多く保持する機能を持ったコグ。
「クインテッサはエネルゴンに強い執着を見せている。13プライムの時代から今まで、彼らの目的は変わっていなかった」
 彼らにとってコグとは、より効率的にエネルゴンを奪い、最後にはこの星を侵略するための道具にすぎない。
 オプティマスプライムの言葉を聞き、己の考えを回路に巡らせるようにメガトロンは言った。
「……つまり、マトリクスを返還しエネルゴンが湧き出なくなった後も、鉱脈に染み込んだエネルゴンだけでなく、トランスフォーマー達のコグを狙って奴らはこの星を訪れる可能性が高いということか?」
「ああ、奴らはこの数十サイクル、地上で初めて奴らを見た時のようなレーザー光線を使用していない。あれはセンチネルとの取引を邪魔する親衛隊を狙ったものだったが、敵対関係となった以上、少しのエネルゴンも無駄にはできないと考えたんだろう」
「馬鹿にしやがって」
 メガトロンが舌打ちをした。同時に何匹、何十匹、何百匹倒しても次から次へと現れたクインテッサ星人を思い出す。ただ数が多いだけならばアイアコンとの戦いを続けていても退けることは可能であった。だがコグを得たクインテッサ星人の攻撃は苛烈を極め、多くのトランスフォーマーが犠牲となった。アイアコンとディセプティコン、長年対立関係にあった2組織が休戦協定を結び、アイアコンを最後の砦として数十サイクル続く共闘を選択せざるを得なかったほどに。
「センチネルが貢いだコグの個数と先の対戦の記録から、ほとんどの『コグ有』を倒すことが出来たのは分かっている。だが、おそらくプライムのコグを持つ一体。リーダー格の個体を取り逃した」
 さらに。とオプティマスプライムは続ける。
「戦いの最中に奪われたコグのほとんどを、取り返せてはいない」
 B-127やショックウェーブをはじめとした、アイアコンとディセプティコン合わせ数十名のトランスフォーマー。
 彼らはクインテッサとの戦いでコグを奪われ、中には命を落としたものもいる。ショックウェーブのような産まれた時からコグを持つ者は未だ小さくなった機体に慣れず、鏡すら見ることが出来ない。それでもB-127のようにセンチネルによってかつてコグ無しであった者たちは、動けるようになるとあれこれと出来ることを探し始めた。
 メガトロンはオプティマスプライムを見た。
 そこにいるのは一機のコグ無しだ。
「……だが、取り返そうにもあいつらはもう宇宙の向こうだ」
 フラッシュバックしかけた記憶を閉じ、メガトロンは言った。クインテッサ星人との戦いで最も厄介なことは、彼らが侵略者であるが故に防衛において後手に回らざるを得ない点だ。
 メガトロンの言葉に、オプティマスプライムは小さく笑った。
「それに関しては、この研究が役に立つかもしれないと考えている」
 彼が立ち上げたホログラムには、メガトロンの見知ったものが映っていた。
「これは……」
「元親衛隊が隠れ家として使い、エアラクニッド達に襲われた後も一部の機構を再利用しディセプティコンの基地に使用していた宇宙船」
 その数千サイクル前の姿を見上げながら、オプティマスプライムは言った。
「このクインテッサの宇宙船を使って、クインテッサ星人達からコグを奪い返そうと思っている」
 
 
 クインテッサとの戦いで、オプティマスプライムが腹部に大きな穴を開けたのは他機を庇ったからだった。すでに右脚を失っていた機体はオプティマスプライムに空いた穴に叫び声を上げた。それを見て、メガトロンは馬鹿なことを。と思った。他機のコグよりも、己のマトリクスの方を心配すべきだ。
 そう考えながらメガトロンはオプティマスプライムのそばに着地すると、彼に向かっていたクインテッサ星人をその砲弾で撃ち殺した。ついでにわあわあとうるさい機体をシャットダウンさせてやる。崩壊する地面にオプティマスプライムが倒れ込む。戦いはいよいよ終わりに近づいていた。メガトロンはオプティマスプライムに目を向けた。何千サイクルもの間敵対し続けていたのだ。メガトロンはマトリクス保持者の自己修復能力を知っている。この程度の大穴、数日あれば修復が完了するだろう。
 だがオプティマスプライムはメガトロンを見上げ、バトルマスクを外した。思えばメガトロンが彼のバトルマスクを外した姿を見たのは、アイアコンを追放されてから初めてのことだった。
 しばし動きを止めたメガトロンを見上げ、オプティマスプライムは口を開けた。彼を『プライム』たらしめるマトリクスが光る。
「私は……」
 そばで戦っていたエリータ1でも他のアイアコンの戦士でもなく、メガトロンをその青い光で射抜きながら。
「私はもう、アイアコンを、」
 彼はマトリクスを手放した。
 
 
 
 メガトロンは衝動的にオプティマスプライムの軽い機体を持ち上げた。音を立てて記録媒体が床に落ちる。咄嗟に小さなそれを踏み潰したが、短絡的に見えて深い部分で考えを巡らせた末に大胆な行動に出るオプティマスプライムだ。記録媒体のバックアップを取っていないはずがない。
 片手首を掴まれ出来損ないの玩具のように吊り下げられたオプティマスプライムは、しかしメガトロンを青い視覚センサに収め続けた。
 メガトロンは口を開いた。
「自分が何を言っているのか分かっているのか? オプティマスプライム」
「分かっているさ。……分からないはずがない」
 器用に手首を掴まれていない方の肩をすくめ、オプティマスプライムは言った。
「私はアイアコンを出ていく」
「許されると思っているのか!」
 メガトロンは叫んだ。オプティマスプライムの手首からミシミシと金属の軋む音がする。だがメガトロンは彼のバトルアックスで機体を削がれたのと同じだけ、オプティマスプライムを己の砲弾で撃ち抜いている。今更手首の機構が壊れたところで気にするのはドクターくらいのものだろう。
 そう考える一方で、メガトロンの冷静な部分が告げている。
 今のオプティマスプライムはコグ無しだ。
 小さく軽い。かつてのメガトロンが穴を掘るしか能がないと言い切った姿。
 その小さな姿に。
 ――民衆は未だ『プライム』を求めている。
「私の存在は、アイアコン再建の妨げとなる」
 ゆったりと、いっそもどかしいまでの口調で、オプティマスプライムは告げた。
「サイバトロン星の核はプライマスだ。この星へとトランスフォームし、私達を産み出した大いなる力を持つトランスフォーマー。マトリクスは彼の一部であり、だからこそあの時返還せざるを得なかった。マトリクスの自己修復機能を使わなければ、この星は滅んでしまっただろうから」
 噛んで含めるように、オプティマスプライムは続ける。
「私たちよりもずっと大きな力を持つプライマスだ。マトリクスの自己修復機能を用いても、クインテッサによって傷付けられた彼の修復には何十、何百サイクルかかるだろう。プライマスは今、己の全てを自己修復に注ぎ込んでいる。この間に新たなプライムを選び出す余裕はない」
 オプティマスプライムの手が、その胸にぽっかりと空いた穴に触れた。
「そして同時に、私がプライムの証であるマトリクスを取り戻すこともない」
 分かるだろう? といっそ慈愛に満ちたような声で、オプティマスプライムは言った。
「私はもう、アイアコンを守れない。……いや」
 違う。と、彼は小さく首を振る。
 これは、己の選択であるのだと。
「俺はもう、アイアコンを守らない」
 
 
 鈍い金属音が部屋に響いた。
 今度こそメガトロンは耐えきれなかった。小さなコグ無しを引き倒し、展開した主砲でその機体を床に縫い留めた。
 砲口が狙うのは穴の空いた胸元だ。
「ずっと前から考えていた」
 その砲身に触れ、変わらぬ声で、オプティマスプライムはメガトロンに告げた。
「アイアコンの住民は、いっそ愚直なまでにリーダーを求めている。彼らにとってリーダーとはプライマスから与えられたものだ。マトリクスの機能により底上げされた能力と、プライムに相応しいスパークを持つ機体。彼らはプライムが間違えることはないと信じていて、だからこそ、センチネルの暴挙を許してしまった」
 機体的特徴による産まれながらの階級制度。贅沢を極めた偽りの預言者。塗り替えられた真実。
「あの頃コグ無し達の権利や自由はセンチネルに与えられるものだった。本来なら誰もが産まれ持つ権利や自由を取り上げられ、その責任すら与えられやしなかった。どこかでおかしいと思いながら、アルファトライオンと出会うまで『センチネルプライム』を疑いもしなかった」
 オプティマスプライムの顔が歪む。
「プライムの存在は、アイアコン住民の全センサを狂わせる。プライマスは最初に13機のプライムを産み出した。機体も考え方も能力も違う13機だ。彼らは対等で、兄弟で、友人であり宿敵だった。マトリクスを持っているからとて、ゼータプライムの意見に誰もが賛同する訳じゃなかった。センチネルが隠していた議会記録では、満場一致で決められたことの方が少ない。プライム達はそうして間違いを起こさぬよう慎重にアイアコンを運営してきたんだ。だが、私は……」
 吐き出された言葉に、メガトロンは記憶の片隅に追いやっていた記録を思い出した。
 二機がまだコグ無しであった頃、センチネルを疑うことなくアイアコン5000を観戦した日々の記録。
 その記録に、目の前のオプティマスプライムの表情が重なった。
「私は、ただ1機だ」
 ――役に立ちたい。と『オライオンパックス』は言っていた。
 センチネルプライムの役に立ちたい。助けになりたいと。
 そこには多大な承認欲求や名誉欲、コグ無しに対する穴掘りしかできない役立たずという評価への反発も確かに含まれていた。けれど同時にセンチネルを気遣う純粋な心があった。アイアコンの象徴として立ち、彼はプライムとしていつかマトリクスを見つけ出すとセンチネルを信じて疑わない民衆の中で、オライオンパックスだけが13機の兄弟を失いたった1機となったトランスフォーマーの傷と負担を慮っていた。センチネルに助けが必要だと。
 プライムの完全さを疑っていた。
 カリ。と小さな音を立ててオプティマスプライムがメガトロンの砲身を引っ掻いた。
「私がいなくなった時、センチネルのような者が出てこないと言い切れるか? クインテッサによって、マトリクスごと囚われたなら? ましてや私が間違えた時、アイアコンはどうなる? プライマスがマトリクスを奪ってくれるなら良い。だが、そうでないならば」
 アイアコンは、オプティマスプライムによって滅びるのだ。
 メガトロンは青い光を見つめ続けた。何千サイクルもの間アイアコンを支え、己と敵対した存在を。
「……お前には、エリータやBがいるだろう」
 メガトロンの言葉に、オプティマスプライムは自嘲した。
「ああ、彼らは私が間違えた時は止めようとしてくれるだろう。実際、今の考えを彼らに吐き出した時にエリータに怒られたよ。民衆を起動したばかりの子供扱いするなと。その考えが間違いだと。……私がプライムとなってから、最初にしたことはアイアコン全住民の権利と自由を保証し、一方でその責任を自覚させることだ。アイアコン住民のスパークは、常に未来をより良いものにしようと考えている」
 だがそれは、13プライムの時代も同じであった。サウンドウェーブやショックウェーブ達、親衛隊の言葉の端々から、遠き時代の君主への思慕が窺える。その統治下でもセンチネルは13プライムを謀り、民衆の自由と権利を奪ったのだ。
「正直なことを言えば、マトリクスをプライマスへ返還する時、安心したんだ。もう悩まなくて済むと。もう誰かがセンチネルのようになるかもしれないと疑わずに済むと。もう彼らにとって、私が1番の障害ではないかと考えることはなくなると」
 オプティマスプライムがマトリクスを得てから数千サイクルの時が経っている。アイアコンも、ディセプティコンも、オプティマスプライム自身も、全てが大きく移り変わるのに十分な時間だ。
 だのにマトリクスを失った後、オプティマスプライムはまるで数千サイクル前のような言動を取るようになった。まるで己はオプティマスプライムではなく、コグ無しの一労働者だとでも言うように。
「クインテッサから権力を買っていたとはいえ、センチネルのたった50サイクルでの統治下でも、エネルゴンの鉱脈は枯れかけた。もしもに備えてエネルゴンの備蓄や公共機関の省資源化、エネルゴンに変わる資源の発掘は前々から進めていたが、アイアコンとディセプティコン、減ってしまった住民の数を考えても、今のままではもって数百サイクル。切り詰めなければならない。そして私がアイアコンから出て行けば、民衆はいつかマトリクスが戻るという幻想を抱くことはなくなるだろう。」
「それはっ……!」
 口減し。と言ってしまうのは簡単だった。だがメガトロンは言えなかった。巨大な砲身が僅かに震え、砲口がオプティマスプライムの胸から外れる。
「……それが、お前の良い考えなのか?」
「ああ。それにクインテッサの宇宙船は同士討ちを避けるため、同じ星の船を攻撃できないようになっている。親衛隊がクインテッサに見つからなかったのはそのためだ。そしてクインテッサは今回の戦いにおいて、コグを検知する機械を使っていた。コグ無しであれば、その検知能力にも引っかからない」
 オプティマスプライムの言葉に、メガトロンは目を閉じた。そして己の主砲を格納すると、オプティマスプライムを解放し、ベッドの上に座り込んだ。
「メガトロン」
「お前は」
 立ち上がったオプティマスプライムの言葉を遮って、メガトロンは言った。
「お前は、そうするしかなかったんだろう? オプティマスプライム」
 絞り出すような声だった。
「ああそうだ。お前のすることは全部正しい。お前は規則を破らなきゃならなかったしアイアコン5000に出なきゃならなかった。マトリクスを探しに地上に行かなきゃならなかったし、コグ無し達に真実を教えなきゃならなかった。そしてセンチネルを、」
 は。と荒い排気がメガトロンの口から漏れた。
「センチネルを庇わなきゃならなかった」
 絶えず動き続ける二機のモーター音が、部屋の中を支配する。オプティマスプライムはただメガトロンを見つめ続けた。己より二倍ほど大きな、しかしベッドに座ってしまえば、立ち上がったオプティマスプライムと変わらぬ視線を持つ機体を。
 メガトロンは言った。
「お前は、宇宙へ旅立たなければならないんだろう」
 その言葉に、最善の名を持つプライムはただ首肯した。
 メガトロンは天井を見上げた。
「死にに行くようなもんだ」
「そうでもないさ」
 オプティマスプライムはメガトロンに掴まれたせいでキシキシ言うようになった手首を回した。その途端に、どこからか小型の飛行装置が現れる。
「それは?」
「視覚拡張用ドローン」
 怪訝そうな顔をしたメガトロンに、オプティマスプライムは言った。
「コグ無しとなった科学者と一緒に作ったものだ。何か、コグ無しでもクインテッサ星人と戦える方法はないかと。最初はコグの代替品を作ってトランスフォームできるようにならないかと思ったんだが、どうやっても劣化品にしかならない。それなら、我々が『できるはずのもの』にわざわざ縛られず、他の方向性を見出せないかと考えて作ったのがこれだ」
 2機のドローンが、ぐるぐると回っている。
「複数機使うには訓練が必要だが、少ないエネルゴンで長時間稼働可能。5キロを越えるとレスポンスが遅れるが最大10キロ先まで偵察ができ、音声も伝えることができる。……ドクター達がこの部屋に飛び込んで来なかったのも、これで入って来るなと命令したからだ。後で一緒に謝ってくれよ」
 あと、これの他にも色々と開発している装置がある。と話し出したオプティマスプライムに、メガトロンは呆気に取られた後、笑い出したくなった。実際、少しだけ笑ってしまい、その顔にオプティマスプライムの動きが止まる。
「どうした?」
「あ、ああ。いや、なんでもない。少し、申し訳なく思っただけだ。君達には、大変な時期にアイアコンを任せてしまう」
「俺がこのままアイアコンに留まると思っているのか?」
 顔を顰めたメガトロンに、オプティマスプライムは頷いた。
「もう協定を結んで何十サイクルにもなる。クインテッサ星人の侵略がひと段落したとはいえ、今更君たちを追い出そうとする者も少ないだろう。ディセプティコンの中には住居を買った者もいるし、エネルゴンが湧き出さなくなった今こそ、アイアコンにはディセプティコンの協力が重要となる」
 それに。とオプティマスプライムは言った。
「アイアコンとディセプティコン、2つの組織をまとめあげる者が必要だ」
 オプティマスプライムはドローンをしまい、メガトロンに向き直った。
「私はそれが君であれば良いと思っている」
 静かな、しかし力のある言葉だった。
 メガトロンは答えた。
「反発が出るだろうな。アイアコンじゃ俺は嫌われてる。協定を結んだ際に面と向かって言われたよ。お前を認めないって」
 それは鉱夫時代の顔見知りからの言葉だった。
 その機体は言った。
『Dー16、俺はお前を仲間と認めない。オプティマスプライムがマトリクスを得たあの日、俺はお前がセンチネルを引き裂いた後、アイアコンを破壊しようとしたのを覚えている。お前はジェットパックを背負ってオライオンに協力した俺たちを逃がすことなく、アイアコンを破壊しセンチネルの親衛隊の生き残りを殺すことを優先した。オプティマスプライムがお前を止めて追放しなけりゃ、俺はもう少しで瓦礫の下敷きになって死ぬところだったんだ』
 アイアコンと協定を結んでから、メガトロンは様々なことを突きつけられた。あの日、己を止めたオプティマスプライムが、本当に避けたかったことはなんなのかも。
 口を引き結んだメガトロンに、オプティマスプライムは言った。
「エリータ達がいる。それに、君はディセプティコンの者達がアイアコンを追放されても自らついて行く事を選んだリーダーだ。私とは違う」
「スタースクリームみたいな風見鶏を見てそう言ってるなら随分と楽観的だな」
「自分でリーダーとなろうとした者がいるだけでも羨ましい部分はあるさ。この数千サイクル、アイアコンは安定し過ぎていた。自らアイアコンを支え、リーダーとなろうとする者は出てこなかった。みんな私のサポートに徹しようとする。だが、これからはそうもいかない。アイアコンを救い、新たにマトリクス保持者を目指す者が出てくるべきだ」
 俺のようなコグ無しの中にも。
 オプティマスプライムの手がメガトロンに伸ばされ、ほんの少しの躊躇いを見せた後、下ろされた。
 オプティマスプライムは言った。
「コグを取り戻して必ずこの星に戻ってくる。その時、この場所で迎えてくれるのがお前であれば良い。そう俺は思っているよ」
 
 
 オプティマスプライム達は、それから数サイクル後に宇宙船を完成させ旅立っていった。壊れた宇宙船の研究内容にクインテッサ星の座標はあったが、懲りもせずやってきたクインテッサの偵察兵を追って行ったので、エリータ1は碌な話もできなかったと未だに根に持っている。
 オプティマスプライムと旅立ったのは彼と同じくコグを奪われたB-127やショックウェーブ達10名。ショックウェーブは乗務員を決める会議で最後まで拒否していたが、メガトロンからいざという時に一機で逃げ出して良い権利とB-127の口を好きな時に塞ぐ自由を貰い、そして己のコグ無しの姿をスタースクリームから鏡を使って突きつけられて、自ら宇宙船に乗ることを決めていた。その後、彼が独自に改造した自爆装置付き視覚拡張用ドローンで、スタースクリームが襲われたのは言うまでもない。
 飛び立った宇宙船には一日ごとに定期連絡をするようにと約束させたが、宇宙船が遠ざかるほどに電波が届くのに時間が掛かるようになる。やがて1日ごとが2日ごとに、1週間ごとが1ヶ月ごとになった。サイバトロン星からの通信も、同じように時間をかけて宇宙船に届いているのだろう。
 そうして飛び立った宇宙船からの通信を誰もが待ちながら、サイバトロン星に残ったアイアコンとディセプティコンは、マトリクスの存在しない星で新たな生活を積み上げていった。
 メガトロンはオプティマスプライムが望んだように、アイアコンの新たな統治者となった。予想通り反発もあったがエリータ1達アイアコンの協力により、今のところ大きな問題は起こっていない。定期的にスタースクリームによる反乱が起こるくらいだ。
 一方で、それは大きな反発が起こらないほどに民衆が疲弊していることも表していた。プライマスですら傷を負った戦いだ。オプティマスプライムに付いて行かなかったコグ無しの他にも、コグに傷を負い元の出力を保てなくなった者や、うまくトランスフォームできなくなった者が街にはいた。
 メガトロンは彼らにオプティマスプライムが作り上げた視覚拡張用のドローンやその他の外付けパーツを与え、また新たなものを開発することを推奨した。それらは日常生活を送るだけでなく、鉱山でエネルゴンを採掘する際に危険な箇所を見つけ出すことに使われたり、地上で資源を発掘する際にも使われた。そうした危険な場所で働くのはその場に適した能力を持つトランスフォーマーであり、そこにコグの有無は関係がなかった。
 外付けパーツはサイクルを重ねる毎に増えていった。それらはもしもトランスフォームできたら。などといった空想から生まれることもあった。出来のいい外付けパーツが生まれると、開発を推奨したメガトロンへの称賛が増えた。コグ無し時代、そんな空想は無駄だと言いながら何度も交わした会話がメガトロンの統治を支えていた。
 ある時、宇宙船からの通信がぱったりと途絶えた。途絶えたまま1サイクルが経ち、自然に誰も通信を話題に上げなくなった頃、不意に入電を知らせるランプが点った。
 待ちに待った宇宙船からの便りだった。
 
 
 
『もしもし? もしも~し! ねえこれちゃんと聞こえてる? もしも~し! あ、そうか。ラグがあるんだった。えーと、今日の通信当番はアイアコン所属B-127。クインテッサ星人との交戦で通信機が破損。他の部分もしっかり壊れてやばいところで地球って星に不時着してたから、ここ1サイクルくらい通信ができなくなってた。ごめんね。心配した? でも地球で現地の人間って有機生命体に助けられて、そのままお世話になりつつ追いかけてきたクインテッサ星人のコグを複数個回収。何個かがそっちに残った機体のだから、今は1回そっち戻る予定を立ててるところ。あ、でもクインテッサ星人が地球の場所覚えちゃったから、クインテッサがこの星に迷惑かけないようにオプティマスプライムとコグを取り戻してないショックウェーブ達は残るみたい。あとプライマスの修復に必要な知識をこっちで見つけたから、人間の友達何人か連れてくよ。今日伝えとくことはこれくらいかな。あ、俺こっちでめちゃくちゃ俺に似てる車って乗り物見つけてびっくりしちゃった! オプティマスプライムはトラックね。他なんかある? ない? クインテッサ星でいっぱい盗んできたエネルゴンのことは? 明日ちゃんと説明する? 今はショックウェーブがキレそう? ガムテープで口塞がれるのはちょっと……。あれベタベタするんだよな~。じゃあ今日は終わりでいっか! またね~』
 
 
 
 それからは、ほとんど毎日通信が届いた。徐々に通信の頻度が短くなり、数時間おきに届いたこともある。頻度が短くなることは宇宙船が近付いていることを示していた。メガトロン達が指摘する前に宇宙船の乗務員が気付いて2日ほど間が開いたが、その後は途切れることがなく。
 だが、そこにオプティマスプライムの声はない。
 彼のいる星にもサイバトロン星との通信機は置いて行ったと聞いているが、星に留まった者達よりも宇宙船に乗った者達の方が危険度が高いからと、緊急時以外は宇宙船の到着予定日まで通信を控えることにしたという。そして星に残ったのは彼含めて5機。
 おかげでB-127が通信当番をする確率が高くなっている。
 最後の通信は宇宙船到着の数時間前だった。そうと聞いていなければ迎撃体制に入っていただろうクインテッサの宇宙船を、今回ばかりは地上で今か今かと待ちわびている。
 プライマスが傷を修復中であるためか、地上の動きはかつてより少なく凪いでいる。
 事前に送られてきた座標から少しズレた場所に宇宙船は着陸した。
 重々しく開いた宇宙船のハッチから、乗務員達が降りてくる。最初に飛び出してきたのはB-127だ。その後に続いたのは見慣れぬ存在。
 人間という、コグ無しと同じ大きさしか持たず環境適応スーツやアーマーと呼ばれる外部パーツがなければサイバトロン星の土も踏めない生物。
 トランスフォーマー達は彼らを守るように列の前後に並び、待っていた者達へと歩み寄った。
 ざわめきが大きくなる。
 B-127が耐えきれなかったようにメガトロンとエリータ1に向かって走り出した。コグを取り戻しても小さな機体は、大きな声で笑った。
「ただいま! メガトロン! エリータ!」
「おかえり、B」
 エリータ1が詰めていた排気を零した。途端に堰を切ったように話し出した機体を見て、感極まったように目元を指で拭っている。
 メガトロンはその光景を一瞥した後、B-127の後ろにいた人間を見た。全員がコグ無しと同じ程度の背丈しかないが、その中でも一際小さな人間は、下部機構に車輪を持っていた。
 メガトロンが無意識に見つめていると、その車輪を持った人間はメガトロンの前へと進み出た。大きさに差がありすぎるために、相手はほとんど垂直に顔を上げねばならない。
 メガトロンはその場に胡座をかいて座った。それでも視線は合わず、相手を見下ろすこととなる。
 小さな生き物が言った。
「メガトロン、大帝?」
 その呼称を聞くのは久しぶりのことだった。
「メガトロンで良い。人間の使者だな」
「使者なんて堅苦しいものじゃない。Bの友達。オプティマスプライムや他の機体ともね」
 そう手を振って名前を告げる。簡単に言葉を交わした後、メガトロンは相手の車輪に目を向けた。
「人間もトランスフォームを?」
 メガトロンの言葉に、相手がパチリと目を瞬かせた。
「どうした」
「いや、オプティマスプライムにも同じことを聞かれたから。人間はトランスフォームできないよ。でも、そう。そうだね。この車椅子は自分の身体の一部だ。脚を車輪に置き換えたと考えれば、それもトランスフォームと言えるのかな」
 スーツに包まれた手が車輪を愛おしそうに撫でた。
「正確にはこの環境適応スーツと同じ後付けの外部パーツだけど、たとえ産まれ持っていなかったものだとしても、これは自分の脚で、車輪だ」
 外部パーツ。その言葉に、メガトロンは、ああ。と頷いた。今では当たり前に使われている、視覚拡張用ドローン。
「理解した」
 頷いたメガトロンに、相手はニコリと笑う。そしてハッとしたように言った。
「忘れていた。あなたに伝言があるんだった。手を出して」
「手を?」
 訝しみながらも、メガトロンは手を出した。
「そう。握って。そうそう。ありがとう」
 言う取りにしたメガトロンの手に、小さな手が伸びる。
 コン。と軽い音がした。
 相手の拳がメガトロンの指先に触れたのだ。
「オライオンパックスからD-16へ」
 ――コグ無しでも出来るってことを、証明して戻ってくる。
 メガトロンは口を開き、閉じ、そして小さな拳が触れた己の拳を見た。
 オプティマスプライムの伝言を携えた相手がひとつため息を吐く。
「どうせなら手紙か通信媒体を使えば良いとは言ったんだけど」
「いや」
 相手の言葉を遮ってメガトロンは首を振った。
「十分だ」
 そして小さな身体を車椅子ごと持ち上げ、他の人間達と合流させてやる。B-127達に先導されていく背中を見つめた後、メガトロンは彼らとは別の方向へと脚を向けた。
 たどり着いたのは通信室だ。そこでオプティマスプライム達、地球に残った者達へ向けた通信機を起動させる。告げた内容は簡素だ。B-127達が戻ったこと。通信を再開すること。コグはエリータ1が受け取ったこと。
 それらの話を終えた後、不意にメガトロンはオプティマスプライムの言葉を思い出した。
 ――この場所で迎えてくれるのがお前であれば良い。
 しばしの間をおいて、メガトロンは言った。
「伝言を受け取った」
 たとえこの星の全員がコグを取り戻しても、ただ一機その胸の穴を埋めることのない、しかし、メガトロンと並び立つだろう機体に向けて。
「お前が、俺との約束を守るなら、俺はお前との約束を守る」
 それはメガトロンとなったD-16に残った、オライオンパックスへの愛だった。
 

▲たたむ

Dオラ終わった!!!!!明日からソンエリ!!!!!
1万字超えたくないって言ってたのが2万弱になったの怖すぎ。なんも推敲してないけどもういい。原稿やる。

2024年10月29日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Dオラ早く書き切って原稿しなきゃやばいのはわかってるんだこっちは。マジでこの構成やばい。終わらん。

Dオラ書き切った後にソンエリ始めないと終わらないのでは?みたいなことを思い始めた。この構成難しい。あと全然いちゃいちゃしないソンエリになるからいちゃいちゃするソンエリが今から書きたい。

何でイベント後にちまちまDオラを書いているかというと、同じ構成でソンエリ本を作るので、予行練習のつもりだったんですが、あまりにも書き慣れなさすぎて時間がかかりすぎてて泣いてる。
いわば証明問題なんだよな。最初に証明する答えを示して、そこに向かって証明を連ねていく。
普段何も考えずに出たとこ勝負なのが分かって辛い。
本当にこれで海の話を書くんですか?




 轟音と共にサイバトロン星へ着陸した宇宙船の存在は、メガトロンのマイクロホンにも届いていた。
 事前の通信内容と同じく、乗っているのは『コグを取り戻した』トランスフォーマー数機と彼らが不時着した星に住む有機生命体の使者数名。
 そこに本来あるはずの、オプティマスプライムの名前はない。
 重々しく開いた宇宙船のハッチから、乗務員達が降りてくる。メガトロンをスコープに納めた途端に大きく手を振った黄色い機体は無視をして、メガトロンは有機生命体の使者を見た。
 人間という、コグ無しと同じ大きさしか持たず環境適応スーツやアーマーと呼ばれる外部パーツがなければサイバトロン星の土も踏めない存在は、しかし真っ直ぐに、メガトロンの灯す赤い光を見つめ返していた。
「あれが……」
 続々と集まってくるトランスフォーマー達には聞こえない、もはや振動とも呼べない声で、メガトロンは呟いた。
「あれがお前の答えなのか? オプティマスプライム」



 センチネル『プライム』が労働ボットからコグを奪ったのは、階級制度による社会構造を構築するためだけではない。
 そうと気付いたのはコグを身体に植え付けたクインテッサ星人が現れて、全てが終わった後のことだった。
「オプティマスプライム」
 本来ならば医務室にいるはずの背中を記録保管庫で見つけ、メガトロンは舌打ちをした。
「何をしている」
「メガトロン」
 声をかける前から気付いていただろうに、オプティマスプライムと呼ばれた『コグ無し』は、驚いたようにホログラムから顔を上げた。
「見てわからないのか? 記録の確認だ」
「お前の仕事じゃない」
「だが、禁止されてもいない」
 流れ続けるホログラムを一時停止して、オプティマスプライムは肩をすくめた。
「あんなことがあったんだ。まだ他のみんなは今忙しいだろう? どうせ誰かがやらなくちゃいけないことだ。俺の空き時間はたっぷりある。座ったままできる仕事なんて、今の俺にピッタリじゃないか」
「必要ない」
「おいおい必要がないなんてそんなこと、」
「お前が、する必要がないと言ったんだ。オプティマスプライム!」
 大型機特有の発声回路により、オプティマスプライムを包む空気がビリビリと震える。自機の2倍はあろうかという機体に詰め寄られた上に、至近距離で叫ばれて、それでもオプティマスプライムは微動だにしなかった。それどころかやれやれといったように首を振る。
「それを決めるのはお前じゃない」
「じゃあ誰が決めるっていうんだ?」
「オプティマスプライム?」
 睨み合う二人のやり取りに割り込むように、底抜けに明るい声がオプティマスプライムを呼んだ。二機が声のした方へ視線を向ければ、棚と棚の間からB-127の顔が現れる。彼はその青い視覚センサに二機を認めると、パッと顔を輝かせた。
「あれ? メガトロンもここにいたんだ。良かった〜。探したんだよオプティマスプライム。どこに行ってもいないんだもん。一生見つからないかと思った。検査の時間を過ぎても医務室に来ないからドクターが怒ってたけど、どうする? 俺と一緒に医務室に行く? それとも無視する?」
「無視」
「医務室だ」
 オプティマスプライムの言葉に被せるように、メガトロンが断言した。
「早く連れていけ」
「Bはお前の部下じゃないだろ」
「お前がそんなナリの今は、俺の『預かり』だ」
「けれど、俺とお前なら俺の方が権限が強い」
「お前も俺の『預かり』だということを忘れるな」
「アイアコンでは個々の自由と権利が何よりも優先される」
 打てば響くようなオプティマスプライムの言葉に、メガトロンの眉間の皺が深くなる。その口が再度開きかけたのを見て、オプティマスプライムは「おっと」とその掌をメガトロンの前に突き出してみせた。
「言いたいことはわかる。病人はその自由を制限されることがある。だろう? だが、それに対する答えも俺は持っている。このままだと平行線だ。仕方がない。B!」
「なに?」
「今の話を聞いていただろう?」
「聞いてたよ。けど、わざと口を挟まなかった。わかるだろ? 俺も政府の一員だけど、その辺の仕事はプライムの管轄で、俺には何が何だかさっぱりだ」
「意見を聞きたいだけだ。君はドクターの要請に答えない俺を探しにきて、医務室に行くか無視するか聞いだろう? どっちが良いと思う?」
「医務室に決まってるだろう」
「メガトロン。今君には聞いていない。なあB、どっちだ?」
「そうだなあ……」
 他の者なら萎縮してしまいそうな赤と青の視線を受けながら、オプティマスプライムと同じ『コグ無し』であるB-127は、しばし考える素振りをした後、良いことを思いついた。とでもいうように、指をパチンと鳴らしてみせた。
「とりあえず医務室には行って、検査内容が気に入らなきゃ無視する。それでどう?」


 トランスフォーマーの魂であるスパークを身体の隅々までいき渡らせ、持ち主の秘めた力を引き出すのがコグだ。数千サイクルをかけてそのシステムを解析し、コグを身体に埋め込んで強化されたクインテッサ星人は、一時サイバトロン星を崩壊の危機にまで追い詰めた。しかしただ一機のプライムとしてサイバトロン星を支え続けたオプティマスプライムが、ギリギリのところでこの星の危機を救った。
 その身に宿したマトリクスをプライマスへ返還することにより、星の崩壊を食い止めたのだ。
「ひどい。このデータも改竄されてる」
 モニターに映ったコードを見て、エリータ1は顔を顰めた。それはセンチネルの統治時代に作られた貨物列車の運行状況と貨物リストのデータだ。
「見ただけでわかる杜撰な改竄。こんな時間に列車が出発したことなんてない。誰がこんな適当な仕事をしたの?」
 カセットを床に投げ捨てて、エリータ1は言った。
「次はどれ?」
「はいよ。とりあえず新しい番号のものを10枚。目視検査済。ウイルスチェック済」
 エリータ1のデスクにカセットを積んで、オプティマスプライムは大きな排気をこぼした。
「記録保管庫のプライムやマトリクスに関する伝承も、見える範囲にあったものはすべて書き換えられていたんだ。こっちも秘密裏に管理されたデータ以外、全部改竄されると思った方が良い」
「その秘密裏に管理されたデータがあるかどうか分からないから、ローラー作戦で確認してるんでしょ」
 エリータ1がカセットを接続部に差し込んで、データをモニターに映す。もう流れ作業になった方法で内容と改訂履歴を確認し「これは貨物でなくて労働ボット用電車の運行記録」と呟いた。
「あるはずだ。クインテッサにささげる列車の中身がエネルゴンではなく汚染された金属だった。なんてことがあれば、アイアコンはとっくの昔に滅んでる。偽装を続けるにはどこかで貨物列車の運行計画と貨物の中身を管理しないと」
「簡単に言ってくれるけど、それが見つからないからみんな苦労してるんじゃない。あなたもぼうっとしてないで作業に加わったら?」
「そうしたいのは山々なんだが、この前メガトロンと医務室に睨まれたばっかりでね。次やったらベッドにくくりつけるって言われてるんだ」
 ウイルスチェック用に作られた簡易検査機にカセットを差し込みながら、オプティマスプライムは本日何度目かの重たい排気をこぼした。
「作業に熱中して時間を忘れるからでしょ」
 エリータ1は彼を振り返らずに言った。
「そうじゃなかったら起動したばかりの子供の手も借りたいくらいよ。いっそ検査のついでにタイマーかアラームを体に仕込んでもらったら?」
「コグの代わりに?」
「笑えない」
 椅子を回転させてオプティマスプライムに向き合うと、エリータ1は立ち上がった。
「笑えないわよオプティマスプライム。あなたがマトリクスをプライマスに返還した戦いで、私が何をクインテッサに狙われたか知ってて言ってる?」
 エリータ1の美しい指先が、オプティマスプライムの胸の穴を指差した。己よりずっと大きくなった——正確にはオプティマスプライムが小さくなったのだが——彼女に、オプティマスプライムは白旗を上げた。
「悪かった。君に当たるような真似をした」
 先のクインテッサとの戦いにて、クインテッサはトランスフォーマー達のコグを奪うと同時に、明らかに特定のトランスフォーマーへの執着を見せた。
 エリータ1、B-127、そしてメガトロン。
 ——プライムのコグを持つ者たち。
「言葉には気をつけてよね」
 カン。と音を立ててオプティマスプライムの肩を叩くと、エリータ1は再度データに向き直った。
「あなたの失言は置いておくけど、早くセンチネルがどれだけのコグをクインテッサに渡していたのかを突き止めなくちゃ。奪われたコグや逃した『コグ持ち』以上に兵力がいるかどうかを掴まないと」
「常に緊張感は保ってられないし、エネルゴンも湧き出なくなったから余計な労力は使えないからな」
「今のが自虐なら殴るけど」
「そんなことはありませんエリータ1!」
 いつかの鉱山時代を思い起こさせる返答に、今度はエリータ1が排気をこぼした。
「良いから次のを持ってきて」
「はいはいっと。……ん?」
 新しい記録媒体を持ってこようと棚の間を覗き込んだオプティマスプライムは、しかしふと動きを止めた。見慣れない棚が壁沿いに増えていたからだ。
「エリータ、この棚は?」
「棚?」
「知らない棚が増えてる」
 新たなカセットを床に放って、エリータ1はオプティマスプライムの指差す方を見た。彼女からは死角になる位置に置かれた棚だが「ああ、それのこと」と納得したようにデスクに向き直った。
「それならBが見つけて持ってきた棚よ。データ探しに古い記録媒体を整理したいって言ったら、俺見たことある! ってトランスフォームも出来ないのに地下五十階まで走って行って、その辺の針金で自分の体に括り付けて持ってきたの。つまりは地下のもの」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄り、エリータ1へと声を張り上げた。
「中身は?」
「少しだけ確認したけど、貨物情報じゃないことだけは確かよ。見て分かるように記録媒体がセンチネルの統治時代よりずっと古い。ただ媒体自体は壊れてなさそうだしBがせっかく持ってきてくれたものだから置いてあるだけ。元親衛隊あたりに見せたら何か知ってるかもしれないけど、今はそんな暇がないから後回しにされてる」
「へえ……」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄ると、記録媒体を手に取った。確かに他のものよりも古びているが、置かれていた場所が良かったのか一目で分かる劣化はない。
 何枚か手に取って媒体に振られた番号を眺めていると、今度はエリータ1が声を張り上げた。
「それよりも、あなた時間は確認してるの?」
「時間?」
 見つけ出したナンバー1を己の機体の隙間に滑り込ませ、オプティマスプライムは首を傾げた。
「そう。時間」
 エリータ1は言った。
「今のあなたはトランスフォーム出来ないんだから、遅れないように検査に行くならもうここを出なきゃ間に合わないわよ。あのドクター達なら数十サイクル前まで患者を増やし続けたメガトロンの手を借りてでも、今度こそ本当にあなたをベッドにくくりつけるでしょうね」


 センチネル『プライム』にとって労働ボットからコグを抜くことは、社会構造の維持とクインテッサとの取引材料を手に入れる一挙両得の方法だったのだろう。
 だが彼がアイアコン全住民の半分にまで増えた『コグ無し』のコグのほとんどを、クインテッサ星人に捧げず地下に保管していたが故に、オライオンパックスがオプティマスプライムとしてマトリクスを与えられたあの日、コグ無し達にコグが戻ったのは事実であった。
 しかし死してなお、センチネルが残し、植え付けたものはクインテッサ星人の触手のようにサイバトロン星に絡みつき、この星を蝕んでいる。
「どーぞ」
 ノックが二回。入室の許可を得る合図に、オプティマスプライムはベッドに寝転がったまま答えた。彼がコグ無しとなってから作られた検査室は医務室内の隣にあり、検査道具とベッド、そして緊急修復ポッドで面積の半分が埋まっている。
 ドアが開く音にホログラムから顔を上げたオプティマスプライムは、ほんの少しだけ驚きを表情に乗せた。なにせ現れたのがメガトロンだったからだ。控えめなノックはらしくなかったが、なにもドクター達に睨まれているのはオプティマスプライムだけではない。大方医療室での作法を厳しく言いふくめられたのだろう。そう考えたオプティマスプライムはホログラムを消すとベッドから起き上がりメガトロンと向き合った。
「やあメガトロン。ご用は?」
「聞きたいことがある」
 威圧感を滲ませたメガトロンの言葉に、思ったより早かったな。とオプティマスプライムは内心苦笑する。
「何を?」
「お前が企んでいること、全てだ」
 メガトロンが、オプティマスプライムの顔を覗き込む。
 ——嘘も誤魔化しも許さない。
 そう告げる赤から、オプティマスプライムは目を逸さなかった。
 しばし無言で見つめ合う。先に口を開いたのは、オプティマスプライムだった。
「……企むというほど、道筋が見えている計画じゃないさ」
 そう言って、彼は己とメガトロンを隔てるように、ホログラムを展開した。
 メガトロンが眉を寄せる。
「これは?」
「13プライム統治時代の研究内容一覧と、その成果物」
「13プライムの?」
 プライマスより生み出されし最初のトランスフォーマー達であり、数千サイクルもの間、クインテッサ星人と戦い、この星を統治した者たち。
 天井まで映し出されたホログラムをメガトロンは見上げた。その姿を一瞥し、オプティマスプライムは続ける。
「知っての通り、この時代の多くのものがセンチネルにより失われた。記録、伝承、プライムやマトリクスに関する研究や、13プライムについて書かれた個人の日記まで」
「こんなもの、どこから」
「Bさ」
「Bだと?」
「ああ、あいつが棚一台分の記録媒体を見つけ出した」
 手元のボタンを操作し、オプティマスプライムが地下50階の光景を映し出した。
「どうやらセンチネルが己の汚い欲望を地下41階から50階に隠したように、プライムの死後、アイアコンに残った、あるいは逃げることのできなかった彼に賛同しないトランスフォーマーも同じことを考えたようでね」
 今はもう動いていない溶鉱炉の反対側。B-127のお友達がいた部屋の壁が、一部凹んでいる。
「棚と解らないように裏面を向け、熱で記録媒体が劣化しないよう断熱材を使い、溶鉱炉から離れた場所に棚が設置してあった」
 それを聞いて、いっそ呆れたようにメガトロンが言った。
「あいつはなんでそんなものを見つけたんだ?」
「お友達にトランスフォームを見せて棚の背面を壊したらしい。記録媒体を見つけた時は驚いたが、当時はアイアコンの再建で忙しかったからな。とりあえず簡単に直して今まで忘れていたと言っていたよ」
「……スティーブといい、どうなってんだあいつは」
「あの部屋が異質なのかもしれないがな」
 B-127の前にあの場所にいたトランスフォーマーの存在を示され、メガトロンは舌打ちをした。オプティマスプライムの表情が気に入らなかったのだ。目を向けるべきは過去ではなく、目の前にいる存在だ。
「それで? お前はその研究成果で、何をしようとしている?」
 苛つきを隠さないメガトロンの言葉を聞いて、オプティマスプライムはうっすらと笑ってみせた。今一度ホログラムが立ち上げられる。そこに映っていたのはコグだ。
「古い記録だ。元親衛隊に確認するまでもなく、時代遅れだったり間違った方向に向かっていた研究も多い。一方で、いくつか今では研究することすら難しいものもある。そのひとつがコグだ」
 ホログラムのコグが回転し、至る所から機構を説明する文章が現れる。
「彼らはプライムのコグを研究していた」
 ホログラムが映し出す12のコグ。欠けているのはマトリクス保持者であるゼータプライムのコグだ。記録された12のコグの全てが異なる輝きを放ち、起動音を響かせ、その中に見知った色を見つけ、メガトロンは無意識に己の胸に手をやった。
 オプティマスプライムは言った。
「コグは機体の一部であり、トランスフォーマーの魂であるスパークを全身に行き渡らせる効果を持つ。だがコグの機能はそれだけではない。コグを失ったトランスフォーマーが小さな機体しか維持できないのは、コグが機体内のエネルゴンを保持する役割を担っているからだ」
 12のコグが消え、次に現れたのは2つのコグとグラフ。
「これは起動したばかりのトランスフォーマーと、プライムのコグが保持するエネルゴンの平均値を比較したもの。見てわかるように倍以上の差がある。どうやらコグは持ち主と共に成長し、保持するエネルゴンを増やすようだ」
 そこで一度話を止め、オプティマスプライムは囁くようにその名を告げた。
「……センチネルは、おそらくこのことを知らなかったのだろう。あるいは興味がなかったか。奴は13プライムを謀りクインテッサと手を組んで『プライム』となった後、契約の証として一機のプライムと数十機の親衛隊のコグをクインテッサに渡している。クインテッサはコグの内部に残留したエネルゴンを喜んだらしいが、彼の統治の後期に鉱山の事故でクインテッサに貢ぐエネルゴンの量が足りなかった際、労働ボットから抜いたコグを代わりに捧げて不興を買っている」
 コグのデータの横に、新たなデータが映し出された。
「エリータ1達が見つけ出したクインテッサへの貢物リストだ。この部分。労働ボットのコグを捧げた後、コグを突き返されいつもより短い期間で前回よりずっと多いエネルゴンを貢ぐことになっている。突き返されたコグの方はエネルゴンが残留しているために、もしもに備え保管は続けたみたいだが。そしてその後はコグをクインテッサに差し出すようなことはしていない」
 つまり。と彼はメガトロンに向き直った。
「先の戦いでクインテッサが君たちに執着した理由は、これだ」
 持ち主と共に成長し、エネルゴンを他より多く保持する機能を持ったコグ。
「クインテッサはエネルゴンに強い執着を見せている。13プライムの時代から今まで、彼らの目的は変わっていなかった」
 彼らにとってコグとは、より効率的にエネルゴンを奪い、最後にはこの星を侵略するための道具にすぎない。
 オプティマスプライムの言葉を聞き、己の考えを回路に巡らせるようにメガトロンは言った。
「……つまり、マトリクスを返還しエネルゴンが湧き出なくなった後も、鉱脈に染み込んだエネルゴンだけでなく、トランスフォーマー達のコグを狙って奴らはこの星を訪れる可能性が高いということか?」
「ああ、奴らはこの数十サイクル、地上で初めて奴らを見た時のようなレーザー光線を使用していない。あれはセンチネルとの取引を邪魔する親衛隊を狙ったものだったが、敵対関係となった以上、少しのエネルゴンも無駄にはできないと考えたんだろう」
「馬鹿にしやがって」
 メガトロンが舌打ちをした。同時に何匹、何十匹、何百匹倒しても次から次へと現れたクインテッサ星人を思い出す。ただ数が多いだけならばアイアコンとの戦いを続けていても退けることは可能であった。だがコグを得たクインテッサ星人の攻撃は苛烈を極め、多くのトランスフォーマーが犠牲となった。アイアコンとディセプティコン、長年対立関係にあった2組織が休戦協定を結び、アイアコンを最後の砦として数十サイクル続く共闘を選択せざるを得なかったほどに。
「センチネルが貢いだコグの個数と先の対戦の記録から、ほとんどの『コグ有』を倒すことが出来たのは分かっている。だが、おそらくプライムのコグを持つ一体。リーダー格の個体を取り逃した」
 さらに。とオプティマスプライムは続ける。
「戦いの最中に奪われたコグのほとんどを、取り返せてはいない」
 B-127やショックウェーブをはじめとした、アイアコンとディセプティコン合わせ十数名のトランスフォーマー。
 彼らはクインテッサとの戦いでコグを奪われ、中には命を落としたものもいる。それでもB-127のようにセンチネルによってかつてコグ無しであった者たちは、動けるようになるとあれこれと出来ることを探し始めたが、ショックウェーブのような産まれた時からコグを持つ者は未だ小さくなった機体に慣れず、鏡すら見ることが出来ない。
 メガトロンはオプティマスプライムを見た。
 そこにいるのは一機のコグ無しだ。
「……だが、取り返そうにもあいつらはもう宇宙の向こうだ」
 フラッシュバックしかけた記憶を閉じ、メガトロンは言った。クインテッサ星人との戦いで最も厄介なことは、彼らが侵略者であるが故に防衛において後手に回らざるを得ない点だ。
 メガトロンの言葉に、オプティマスプライムは小さく笑った。
「それに関しては、この研究が役に立つかもしれないと考えている」
 彼が立ち上げたホログラムには、メガトロンの見知ったものが映っていた。
「これは……」
「元親衛隊が隠れ家として使い、エアラクニッド達に襲われた後も一部の機構を再利用しディセプティコンの基地に使用していた宇宙船」
 その数千サイクル前の姿を見上げながら、オプティマスプライムは言った。
「このクインテッサの宇宙船を使って、クインテッサ星人達からコグを奪い返そうと思っている」


 クインテッサとの戦いで、オプティマスプライムが腹部に大きな穴を開けたのは他機を庇ったからだった。すでに右脚を失っていた機体はオプティマスプライムに空いた穴に叫び声を上げた。それを見て、メガトロンは馬鹿なことを。と思った。他機のコグよりも、己のマトリクスの方を心配すべきだ。
 そう考えながらメガトロンはオプティマスプライムのそばに着地すると、彼に向かっていたクインテッサ星人をその砲弾で撃ち殺した。ついでにわあわあとうるさい機体をシャットダウンさせてやる。崩壊する地面にオプティマスプライムが倒れ込む。戦いはいよいよ終わりに近づいていた。メガトロンはオプティマスプライムに目を向けた。何千サイクルもの間敵対し続けていたのだ。メガトロンはマトリクス保持者の自己修復能力を知っている。この程度の大穴、数日あれば修復が完了するだろう。
 だがオプティマスプライムはメガトロンを見上げ、バトルマスクを外した。思えばメガトロンが彼のバトルマスクを外した姿を見たのは、アイアコンを追放されてから初めてのことだった。
 しばし動きを止めたメガトロンを見上げ、オプティマスプライムは口を開けた。オプティマスプライムを『プライム』たらしめるマトリクスが光る。
「私は……」
 そばで戦っていたエリータ1でも他のアイアコンの戦士でもなく、メガトロンをその青い光で射抜きながら。
「私はもう、アイアコンを、」
 彼はマトリクスを手放した。


 メガトロンは衝動的にオプティマスプライムの軽い機体を持ち上げた。音を立てて記録媒体が床に落ちる。咄嗟に小さなそれを踏み潰したが、短絡的に見えて深い部分で考えを巡らせた末に大胆な行動に出るオプティマスプライムだ。記録媒体のバックアップを取っていないはずがない。
 片手首を掴まれ出来損ないの玩具のように吊り下げられたオプティマスプライムは、しかしメガトロンを青い視覚センサに収め続けた。
 メガトロンは口を開いた。
「自分が何を言っているのか分かっているのか? オプティマスプライム」
「分かっているさ。……分からないはずがない」
 器用に手首を掴まれていない方の肩をすくめ、オプティマスプライムは言った。
「私はアイアコンを出ていく」
「許されると思っているのか!」
 メガトロンは叫んだ。オプティマスプライムの手首からミシミシと金属の軋む音がする。だがメガトロンは彼のバトルアックスで機体を削がれたのと同じだけ、オプティマスプライムを己の砲弾で撃ち抜いている。今更手首の機構が壊れたところで気にするのはドクターくらいのものだろう。
 そう考える一方で、メガトロンの冷静な部分が告げている。
 今のオプティマスプライムはコグ無しだ。
 小さく軽い。かつてのメガトロンが穴を掘るしか能がないと言い切った姿。
 その小さな姿に。
 ——民衆は未だ『プライム』を求めている。
「私の存在は、アイアコン再建の妨げとなる」
 ゆったりと、いっそもどかしいまでの口調で、オプティマスプライムは告げた。
「サイバトロン星の核はプライマスだ。この星へとトランスフォームし、私達を産み出した大いなる力を持つトランスフォーマー。マトリクスは彼の一部であり、だからこそあの時返還せざるを得なかった。マトリクスの自己修復機能を使わなければ、この星は滅んでしまっただろうから」
 噛んで含めるように、オプティマスプライムは続ける。
「私たちよりもずっと大きな力を持つプライマスだ。マトリクスの自己修復機能を用いても、クインテッサによって傷付けられた彼の修復には何十、何百サイクルかかるだろう。その間、この星に新たなプライムは現れない」
 オプティマスプライムの手が、その胸にぽっかりと空いた穴に触れた。
「そして、私がプライムの証であるマトリクスを取り戻すこともない」
 分かるだろう? といっそ慈愛に満ちたような声で、オプティマスプライムは言った。
「私はもう、アイアコンを守れない。……いや」
 違う。と、彼は小さく首を振る。これは己の選択であるのだと。
「俺はもう、アイアコンを守らない」

 

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2024年10月28日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Dオラ進捗



 轟音と共にサイバトロン星へ着陸した宇宙船の存在は、メガトロンのマイクロホンにも届いていた。
 事前の通信内容と同じく、乗っているのは『コグを取り戻した』トランスフォーマー数機と彼らが不時着した星に住む有機生命体の使者数名。
 そこに本来あるはずの、オプティマスプライムの名前はない。
 重々しく開いた宇宙船のハッチから、乗務員達が降りてくる。メガトロンをスコープに納めた途端に大きく手を振った黄色い機体は無視をして、メガトロンは有機生命体の使者を見た。
 人間という、コグ無しと同じ大きさしか持たず環境適応スーツやアーマーと呼ばれる外部パーツがなければサイバトロン星の土も踏めない存在は、しかし真っ直ぐに、メガトロンの灯す赤い光を見つめ返していた。
「あれが……」
 続々と集まってくるトランスフォーマー達には聞こえない、もはや振動とも呼べない声で、メガトロンは呟いた。
「あれがお前の答えなのか? オプティマスプライム」



 センチネル『プライム』が労働ボットからコグを奪ったのは、階級制度による社会構造を構築するためだけではない。
 そうと気付いたのはコグを身体に植え付けたクインテッサ星人が現れて、全てが終わった後のことだった。
「オプティマスプライム」
 本来ならば医務室にいるはずの背中を記録保管庫で見つけ、メガトロンは舌打ちをした。
「何をしている」
「メガトロン」
 声をかける前から気付いていただろうに、オプティマスプライムと呼ばれた『コグ無し』は、驚いたようにホログラムから顔を上げた。
「見てわからないのか? 記録の確認だ」
「お前の仕事じゃない」
「だが、禁止されてもいない」
 流れ続けるホログラムを一時停止して、オプティマスプライムは肩をすくめた。
「あんなことがあったんだ。まだ他のみんなは今忙しいだろう? どうせ誰かがやらなくちゃいけないことだ。俺の空き時間はたっぷりある。座ったままできる仕事なんて、今の俺にピッタリじゃないか」
「必要ない」
「おいおい必要がないなんてそんなこと、」
「お前が、する必要がないと言ったんだ。オプティマスプライム!」
 大型機特有の発声回路により、オプティマスプライムのそばの空気がビリビリと震える。自機の2倍はあろうかという機体に詰め寄られた上に、至近距離で叫ばれて、それでもオプティマスプライムは微動だにしなかった。それどころかやれやれといったように首を振る。
「それを決めるのはお前じゃない」
「じゃあ誰が決めるっていうんだ?」
「オプティマスプライム?」
 睨み合う二人のやり取りに割り込むように、底抜けに明るい声がオプティマスプライムを呼んだ。二機が声のした方へ視線を向ければ、棚と棚の間からB-127の顔が現れる。彼はその青い視覚センサに二機を認めると、パッと顔を輝かせた。
「あ、メガトロンもここにいたんだ! 良かった〜。探したよオプティマスプライム。どこに行ってもいないんだもん。一生見つからないかと思った。検査の時間を過ぎても医務室に来ないからドクターが怒ってたけど、どうする? 俺と一緒に医務室に行く? それとも無視する?」
「無視」
「医務室だ」
 オプティマスプライムの言葉に被せるように、メガトロンが断言した。
「早く連れていけ」
「Bはお前の部下じゃないだろ」
「お前がそんなナリの今は、俺の『預かり』だ」
「けれど、俺とお前なら俺の方が権限が強い」
「お前も俺の『預かり』だということを忘れるな」
「アイアコンでは個々の自由と権利が何よりも優先される」
 打てば響くようなオプティマスプライムの言葉に、メガトロンの眉間の皺が深くなる。その口が再度開きかけたのを見て、オプティマスプライムは「おっと」とその掌をメガトロンの前に突き出してみせた。
「言いたいことはわかる。病人はその自由を制限されることがある。だろう? だが、それに対する答えも俺は持っている。このままだと平行線だ。仕方がない。B!」
「なに?」
「今の話を聞いていただろう?」
「聞いてたよ。けど、わざと口を挟まなかった。わかるだろ? 俺も政府の一員だけど、その辺の仕事はプライムの領域で、俺には何が何だかさっぱりだ」
「意見を聞きたいだけだ。君はドクターの要請に答えない俺を探しにきて、医務室に行くか無視するか聞いだろう? どっちが良いと思う?」
「医務室に決まってるだろう」
「メガトロン。今君には聞いていない。B、どっちだ?」
「それくらいならわかるよ! そうだなあ……」
 他の者なら萎縮してしまいそうな赤と青の視線を受けながら、オプティマスプライムと同じ『コグ無し』であるB-127は、良いことを思いついた。とでもいうように、指をパチンと鳴らしてみせた。
「とりあえず医務室には行って、検査内容が気に入らなきゃ無視する。それでどう?」


 トランスフォーマーの魂であるスパークを身体の隅まで行き渡らせ、持ち主の秘めた力を引き出すのがコグの力だ。数千サイクルをかけてその力を解析し、コグを身体に埋め込むことによって強化されたクインテッサ星人は、一時サイバトロン星を崩壊の危機にまで追い詰めた。しかしただ一機のプライムとしてサイバトロン星を支え続けたオプティマスプライムが、この星の危機を救った。
 その身に宿したマトリクスをプライマスへ返還することにより、星の崩壊を食い止めたのだ。
「ひどい。このデータも改竄されてる」
 モニターに映ったコードを見て、エリータ1は顔を顰めた。それはセンチネルの統治時代に作られた貨物列車の運行状況と貨物リストのデータだ。
「見ただけでわかる杜撰な改竄。こんな時間に列車が出発したことなんてない。誰がこんな適当な仕事をしたの?」
 カセットを床に投げ捨てて、エリータ1は言った。
「次はどれ?」
「はいよ。とりあえず新しい番号のものを10枚。目視検査済。ウイルスチェック済」
 エリータ1のデスクにカセットを積んで、オプティマスプライムは大きな排気をこぼした。
「記録保管庫のプライムやマトリクスに関する伝承も、見える範囲にあったものはすべて書き換えられていたんだ。こっちも秘密裏に管理されたデータ以外、全部改竄されると思った方が良い」
「その秘密裏に管理されたデータがあるかどうか分からないから、ローラー作戦で確認してるんでしょ」
 エリータ1がカセットを接続部に差し込んで、データをモニターに映す。もう流れ作業になった方法で内容と改訂履歴を確認し「これは貨物でなくて労働ボット用電車の運行記録」と呟いた。
「あるはずだ。クインテッサにささげる列車の中身がエネルゴンではなく汚染された金属だった。なんてことがあれば、アイアコンはとっくの昔に滅んでる。偽装を続けるにはどこかで貨物列車の運行計画と貨物の中身を管理する必要がある」
「簡単に言ってくれるけど、それが見つからないからみんな苦労してるんじゃない。あなたもぼうっとしてないで作業に加わったら?」
「そうしたいのは山々なんだが、先週メガトロンと医務室に睨まれたばっかりでね。次やったらベッドにくくりつけるって言われてるんだ」
 ウイルスチェック用に作られた簡易機器にカセットを差し込みながら、オプティマスプライムは本日何度目かの重たい排気を吐き出した。
「作業に熱中して時間を忘れるからでしょ」
 エリータ1は彼を振り返らずに言った。
「そうじゃなかったら起動したばかりの子供の手も借りたいくらいよ。いっそ検査のついでにタイマーかアラームを体に仕込んでもらったら?」
「コグの代わりに?」
「笑えない」
 椅子を回転させてオプティマスプライムに向き合うと、エリータ1は立ち上がった。
「笑えないわよオプティマスプライム。あなたがマトリクスをプライマスに返還した戦いで、私が何をクインテッサに狙われたか知ってて言ってる?」
 エリータ1の美しい指先が、オプティマスプライムの胸の穴を指差した。己よりずっと大きくなった——正確にはオプティマスプライムが小さくなったのだが——彼女に、オプティマスプライムは白旗を上げた。
「悪かった。君に当たるような真似をした」
 先のクインテッサとの戦いにて、クインテッサはトランスフォーマー達のコグを奪うと同時に、明らかに特定のトランスフォーマーへの執着を見せた。
 エリータ1、B-127、そしてメガトロン。
 ——プライムのコグを持つ者たち。
「言葉には気をつけてよね」
 カン。と音を立ててオプティマスプライムの肩を叩くと、エリータ1は再度データに向き直った。
「あなたの失言は置いておくけど、早くセンチネルがどれだけのコグをクインテッサに渡していたのかを突き止めなくちゃ。奪われたコグや逃した『コグ持ち』以上に兵力がいるかどうかを掴まないと」
「常に緊張感は保ってられないし、エネルゴンも湧き出なくなったから余計な労力は使えないからな」
「今のが自虐なら殴るけど」
「そんなことはありませんエリータ1!」
 いつかの鉱山時代を思い起こさせる返答に、エリータ1はひとつ排気をこぼした。
「良いから次のを持ってきて」
「はいはいっと。……ん?」
 新しい記録媒体を持ってこようと棚の間を覗き込んだオプティマスプライムは、しかしふと動きを止めた。見慣れない棚が壁沿いに増えていたからだ。
「エリータ、この棚は?」
「棚?」
「知らない棚が増えてる」
 新たなカセットを床に放って、エリータ1はオプティマスプライムの指差す方を見た。彼女からは死角になる位置に置かれた棚だが「ああ、それのこと」と納得したようにデスクに向き直った。
「それならBがどこかから見つけて持ってきた棚よ。データ探しに古い記録媒体を整理したいって言ったら、俺見たことある! ってトランスフォームも出来ないのに地下五十階まで走って行って、その辺の針金で自分の体に括り付けて持ってきたの。つまりは地下のもの」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄り、エリータ1へと声を張り上げた。
「中身は?」
「少しだけ確認したけど、貨物情報じゃないことだけは確かよ。見て分かるように記録媒体がセンチネルの統治時代よりずっと古い。ただ媒体自体は壊れてなさそうだしBがせっかく持ってきてくれたものだから置いてあるだけ。元親衛隊あたりに見せたら何か知ってるかもしれないけど、今はそんな暇がないから後回しにされてる」
「へえ……」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄ると、記録媒体を手に取った。確かに他のものよりも古びているが、置かれていた場所が良かったのか一目で分かる劣化はない。
 何枚か手に取って媒体に振られた番号を眺めていると、今度はエリータ1が声を張り上げた。
「それよりも、あなた時間は確認してるの?」
「時間?」
 見つけ出したナンバー1を己の機体の隙間に滑り込ませ、オプティマスプライムは首を傾げた。
「そう。時間」
 エリータ1は言った。
「今のあなたはトランスフォーム出来ないんだから、遅れないように検査に行くならもうここを出なきゃ間に合わないわよ。あのドクター達なら数サイクル前まで患者を増やし続けたメガトロンの手を借りてでも、今度こそ本当にあなたをベッドにくくりつけるでしょうね」


 センチネル『プライム』にとって労働ボットからコグを抜くことは、社会構造の維持とクインテッサとの取引材料を手に入れる一挙両得の方法だったのだろう。
 だが彼がアイアコン全住民の半分にまで増えた『コグ無し』のコグのほとんどを、クインテッサ星人に捧げず地下に保管していたのは何故なのか。まだコグの解析が終わっておらずクインテッサ星人がエネルゴン以上の価値をコグに見出していなかったのか、それとも別の理由なのか。
 死してなお、センチネルが残し、植え付けたものはクインテッサ星人の触手のようにサイバトロン星に絡みつき、この星を蝕んでいる。
「どーぞ」
 ノックが二回。入室の許可を得る合図に、オプティマスプライムはベッドに寝転がったまま答えた。彼がコグ無しとなってから作られた検査室は医務室内の隣にあり、検査道具とベッド、そして緊急修復ポッドで面積の半分が埋まっている。
 ドアが開く音にホログラムから顔を上げたオプティマスプライムは、ほんの少しだけ驚きを表情に乗せた。なにせ現れたのがメガトロンだったからだ。控えめなノックはらしくなかったが、なにもドクター達に睨まれているのはオプティマスプライムだけではない。大方医療室での作法を厳しく言いふくめられたのだろう。そう考えたオプティマスプライムはホログラムを消すとベッドから起き上がりメガトロンと向き合った。
「やあメガトロン。ご用は?」
「聞きたいことがある」
 威圧感を滲ませたメガトロンの言葉に、思ったより早かったな。とオプティマスプライムは内心苦笑する。
「何を?」
「お前が企んでいること、全てだ」
 メガトロンが、オプティマスプライムの顔を覗き込む。
 ——嘘も誤魔化しも許さない。
 そう告げる赤から、オプティマスプライムは目を逸さなかった。
 しばし無言で見つめ合う。先に口を開いたのは、オプティマスプライムだった。
「……企むというほど、道筋が見えている計画じゃないさ」
 そう言って、彼は己とメガトロンを隔てるように、ホログラムを展開した。
 メガトロンが眉を寄せる。
「これは?」
「13プライム統治時代の研究内容一覧と、その成果物」
「13プライムの?」
 プライマスより生み出されし最初のトランスフォーマー達であり、数千サイクルもの間、クインテッサ星人と戦い、この星を統治した者たち。
 天井まで映し出されたホログラムをメガトロンは見上げた。その姿を一瞥し、オプティマスプライムは続ける。
「知っての通り、この時代の多くのものがセンチネルにより失われた。記録、伝承、プライムやマトリクスに関する研究や、13プライムについて書かれた個人の日記まで」
「こんなもの、どこから」
「Bさ」
「Bだと?」
「ああ、あいつが棚一台分の記録媒体を見つけ出した」
 手元のボタンを操作し、オプティマスプライムが地下50階の光景を映し出した。
「どうやらセンチネルが己の汚い欲望を地下41階から50階に隠したように、プライムの死後、アイアコンに残った、あるいは逃げることのできなかった彼に賛同しないトランスフォーマーも同じことを考えたようでね」
 今はもう動いていない溶鉱炉の反対側。B-127のお友達がいた部屋の壁が、一部凹んでいる。
「棚と解らないように裏面を向け、熱で記録媒体が劣化しないよう断熱材を使い、溶鉱炉から離れた場所に棚が設置してあった」
 それを聞いて、いっそ呆れたようにメガトロンが言った。
「あいつはなんでそんなものを見つけたんだ?」
「お友達にトランスフォームを見せて棚の背面を壊したらしい。記録媒体を見つけた時は驚いたが、当時はアイアコンの再建で忙しかったからな。とりあえず簡単に直して今まで忘れていたと言っていたよ」
「……スティーブといい、どうなってんだあいつは」
「あの部屋が異質なのかもしれないがな」
 B-127の前にあの場所にいたトランスフォーマーの存在を示され、メガトロンは舌打ちをした。オプティマスプライムの表情が気に入らなかったのだ。目を向けるべきは過去ではなく、目の前にいる存在だ。
「それで? お前はその研究成果で、何をしようとしている?」
 苛つきを隠さないメガトロンの言葉を聞いて、オプティマスプライムはうっすらと笑ってみせた。今一度ホログラムが立ち上げられる。そこに映っていたのはコグだ。
「古い研究だ。元親衛隊に確認するまでもなく、時代遅れだったり間違った方向に向かっていた研究も多い。一方で、今より深く研究されていたこともある。そのひとつがコグだ」
 ホログラムのコグが回転し、至る所から機構を説明する文章が現れる。
「彼らはプライムのコグを研究していた」
 ホログラムが映し出す12のコグ。欠けているのはマトリクス保持者であるゼータプライムのコグだ。記録された12のコグの全てが異なる輝きを放ち、起動音を響かせ、その中に見知った色を見つけ、メガトロンは無意識に己の胸に手をやった。
 オプティマスプライムは言った。
「コグは機体の一部であり、トランスフォーマーの魂であるスパークを全身に行き渡らせる効果を持つ。だがコグの機能はそれだけではない。コグを失ったトランスフォーマーが小さな機体しか維持できないのは、コグが機体内のエネルゴンを保持する役割を担っているからだ」
 12のコグが消え、次に現れたのは2つのコグとグラフ。
「これは起動したばかりのトランスフォーマーと、プライムのコグが保持するエネルゴンの平均値を比較したもの。見てわかるように倍以上の差がある。どうやらコグは持ち主と共に成長し、保持するエネルゴンを増やすようだ」
 そこで一度話を止め、オプティマスプライムは囁くようにその名を告げた。
「……センチネルは、おそらくこのことを知らなかったのだろう。あるいは興味がなかったか。奴は13プライムを謀りクインテッサと手を組んで『プライム』となった後、契約の証として一機のプライムと数十機の親衛隊のコグをクインテッサに渡している。クインテッサはコグの内部に残留したエネルゴンを喜んだらしいが、彼の統治の後期に鉱山の事故でクインテッサに貢ぐエネルゴンの量が足りなかった際、労働ボットから抜いたコグを代わりに捧げて不興を買っている」
 コグのデータの横に、新たなデータが映し出された。
「エリータ1達が見つけ出したクインテッサへの貢物リストだ。この部分。労働ボットのコグを捧げた後、コグを突き返されいつもより短い期間で前回よりずっと多いエネルゴンを貢ぐことになっている。突き返されたコグの方はエネルゴンが残留しているために、もしもに備え保管は続けたみたいだが。そしてその後はコグをクインテッサに差し出すようなことはしていない」
 つまり。と彼はメガトロンに向き直った。
「先の戦いでクインテッサが君たちに執着した理由は、これだ」
 持ち主と共に成長し、エネルゴンを他より多く保持する機能を持ったコグ。
「クインテッサはエネルゴンに強い執着を見せている。13プライムの時代から今まで、彼らの目的は変わっていなかった」
 彼らにとってコグとは、より効率的にエネルゴンを奪い、最後にはこの星を侵略するための道具にすぎない。
 オプティマスプライムの言葉を聞き、己の考えを回路に巡らせるようにメガトロンは言った。
「……つまり、マトリクスを返還しエネルゴンが湧き出なくなった後も、鉱脈に染み込んだエネルゴンだけでなく、トランスフォーマー達のコグを狙って奴らはこの星を訪れる可能性が高いということか?」
「ああ、奴らはこの数十サイクル、地上で初めて奴らを見た時のようなレーザー光線を使用していない。あれはセンチネルとの取引を邪魔する親衛隊を狙ったものだが、敵対関係となった以上、少しのエネルゴンも無駄にはできないと考えたんだろう」
「馬鹿にしやがって」
 メガトロンが舌打ちをした。同時に何匹、何十匹、何百匹倒しても次から次へと現れたクインテッサ星人を思い出す。ただ数が多いだけならばアイアコンとの戦いを続けていても退けることは可能であった。だがコグを得たクインテッサ星人の攻撃は苛烈を極め、多くのトランスフォーマーが犠牲となった。アイアコンとディセプティコン、長年対立関係にあった2組織が休戦協定を結み、アイアコンを最後の砦として数十サイクル続く共闘を選択せざるを得なかったほどだ。
「センチネルが貢いだコグの個数と先の対戦の記録から、ほとんどの『コグ有』を倒すことが出来たのは分かっている。だが、おそらくプライムのコグを持つ一体。リーダー格の個体を取り逃した」
 さらに。とオプティマスプライムは続ける。
「戦いの最中に奪われたコグのほとんどを、取り返せてはいない」
 B-127やショックウェーブをはじめとした、アイアコンとディセプティコン合わせ十数名のトランスフォーマー。
 彼らはクインテッサとの戦いでコグを奪われ、中には命を落としたものもいる。それでもB-127のようにセンチネルによってかつてコグ無しであった者たちは、動けるようになるとあれこれと出来ることを探し始めたが、ショックウェーブのような産まれた時からコグを持つ者は未だ小さくなった機体に慣れず、未だ鏡すら見ることが出来ない。
 メガトロンはオプティマスプライムを見た。
 そこにいるのは一機のコグ無しだ。
「……だが、取り返そうにもあいつらはもう宇宙の向こうだ」
 フラッシュバックしかけた記憶を閉じ、メガトロンは言った。クインテッサ星人との戦いで最も厄介なことは、彼らが侵略者であるが故に、防衛において後手に回らざるを得ない点だ。
 メガトロンの言葉に、オプティマスプライムは小さく笑った。
「それに関しては、この研究が役に立つかもしれないと考えている」
 彼が立ち上げたホログラムには、メガトロンの見知ったものが映っていた。
「これは……」
「元親衛隊が隠れ家として使い、エアラクニッド達に襲われた後も、一部の機構を再利用しディセプティコンの基地に使用していた宇宙船」
 その数千サイクル前の姿を見上げながら、オプティマスプライムは言った。
「このクインテッサの宇宙船を使って、クインテッサ星人達からコグを奪い返そうと思っている」


 クインテッサとの戦いで、オプティマスプライムが腹部に大きな穴を開けたのは他者を庇ったからだった。すでに右脚を失っていたその個体は、腹部に大きな穴を開けたオプティマスプライムを見て叫びを上げた。その光景を見て、メガトロンは馬鹿なことを。と思った。他者のコグよりも、己のマトリクスの方を心配すべきであるはずだ。
 そう考えながら、メガトロンはオプティマスプライムのそばに着地すると、彼に向かっていたクインテッサ星人をその砲弾で撃ち殺した。クインテッサ星人により崩壊する地面にオプティマスプライムが倒れ込む。彼はメガトロンを見上げ、バトルマスクを外した。思えばメガトロンがバトルマスクを外した顔を見たのは、アイアコンを追放されてから初めてのことだった。
 しばし動きを止めたメガトロンを見上げ、オプティマスプライムは口を開けた。
「アイアコンを……」
 そばで戦っていたエリータ1でも他のアイアコンの戦士でもなく、メガトロンをその青い光で射抜きながら。
「アイアコンを、頼む」
 そう告げて、彼はマトリクスを手放した。

▲たたむ

昨日からちまちま描いてるDとオラの進捗。1万字超えたくない。
原稿めちゃくちゃ時間かかるの、一回これくらいの密度でざっくり書いて、ザクザク削って、一部増やして密度に緩急付けて、削って、もっかい書き直してるからだとはわかっている。

 轟音と共にサイバトロン星へ着陸した宇宙船の存在は、メガトロンのマイクロホンにも届いていた。
 事前の通信内容と同じく、乗っているのは『コグを取り戻した』トランスフォーマー数機と彼らが不時着した星に住む有機生命体の使者数名。
 そこに本来あるはずの、オプティマスプライムの名前はない。
 重々しく開いた宇宙船のハッチから、乗務員達が降りてくる。メガトロンをスコープに納めた途端に大きく手を振った黄色い機体は無視をして、メガトロンは有機生命体の使者を見た。
 人間という、コグ無しと同じ大きさしか持たず環境適応スーツやアーマーと呼ばれる外部パーツがなければサイバトロン星の土も踏めない存在は、しかし真っ直ぐに、メガトロンの灯す赤い光を見つめ返していた。
「あれが……」
 続々と集まってくるトランスフォーマー達には聞こえない、もはや振動とも呼べない声で、メガトロンは呟いた。
「あれがお前の答えなのか? オプティマスプライム」



 センチネル『プライム』が労働ボットからコグを奪ったのは、階級制度による社会構造を構築するためだけではない。
 そうと気付いたのはコグを身体に植え付けたクインテッサ星人が現れて、全てが終わった後のことだった。
「オプティマスプライム」
 本来ならば医務室にいるはずの背中を記録保管庫で見つけ、メガトロンは舌打ちをした。
「何をしている」
「メガトロン」
 声をかける前から気付いていただろうに、オプティマスプライムと呼ばれた『コグ無し』は、驚いたようにホログラムから顔を上げた。
「見てわからないのか? 記録の確認だ」
「お前の仕事じゃない」
「だが、禁止されてもいない」
 流れ続けるホログラムを一時停止して、オプティマスプライムは肩をすくめた。
「あんなことがあったんだ。まだ他のみんなは今忙しいだろう? どうせ誰かがやらなくちゃいけないことだ。俺の空き時間はたっぷりある。座ったままできる仕事なんて、今の俺にピッタリじゃないか」
「必要ない」
「おいおい必要がないなんてそんなこと、」
「お前がする必要がないと言ったんだ。オプティマスプライム!」
 大型機特有の発声回路により、オプティマスプライムのそばの空気がビリビリと震える。自機の2倍はあろうかという機体に詰め寄られた上に、至近距離で叫ばれて、それでもオプティマスプライムは微動だにしなかった。それどころかやれやれといったように首を振る。
「それを決めるのはお前じゃない」
「じゃあ誰が決めるっていうんだ?」
「オプティマスプライム?」
 睨み合う二人のやり取りに割り込むように、底抜けに明るい声がオプティマスプライムを呼んだ。二機が声のした方へ視線を向ければ、棚と棚の間からB-127の顔が現れる。彼はその青い視覚センサに二機を認めると、パッと顔を輝かせた。
「あ、メガトロンもここにいたんだ! 良かった〜。探したよオプティマスプライム。どこに行ってもいないんだもん。一生見つからないかと思った。検査の時間を過ぎても医務室に来ないからドクターが怒ってたけど、どうする? 俺と一緒に医務室に行く? それとも無視する?」
「無視」
「医務室だ」
 オプティマスプライムの言葉に被せるように、メガトロンが断言した。
「早く連れていけ」
「Bはお前の部下じゃないだろ」
「お前がそんなナリの今は、俺の『預かり』だ」
「けれど、俺とお前なら俺の方が権限が強い」
「お前も俺の『預かり』だということを忘れるな」
「アイアコンでは個々の自由と権利が何よりも優先される」
 打てば響くようなオプティマスプライムの言葉に、メガトロンの眉間の皺が深くなる。その口が再度開きかけたのを見て、オプティマスプライムは「おっと」とその掌をメガトロンの前に突き出してみせた。
「言いたいことはわかる。病人はその自由を制限されることがある。だろう? だが、それに対する答えも俺は持っている。このままだと平行線だ。仕方がない。B!」
「なに?」
「今の話を聞いていただろう?」
「聞いてたよ。けど、わざと口を挟まなかった。わかるだろ? 俺も政府の一員だけど、その辺の仕事はプライムの領域で、俺には何が何だかさっぱりだ」
「意見を聞きたいだけだ。君はドクターの要請に答えない俺を探しにきて、医務室に行くか無視するか聞いだろう? どっちが良いと思う?」
「医務室に決まってるだろう」
「メガトロン。今君には聞いていない。B、どっちだ?」
「それくらいならわかるよ! そうだなあ……」
 他の者なら萎縮してしまいそうな赤と青の視線を受けながら、オプティマスプライムと同じ『コグ無し』であるB-127は、良いことを思いついた。とでもいうように、指をパチンと鳴らしてみせた。
「とりあえず医務室には行って、検査内容が気に入らなきゃ無視する。それでどう?」


 トランスフォーマーの魂であるスパークを身体の隅まで行き渡らせ、持ち主の秘めた力を引き出すのがコグの力だ。数千サイクルをかけてその力を解析し、コグを身体に埋め込むことによって強化されたクインテッサ星人は、一時サイバトロン星を崩壊の危機にまで追い詰めた。しかしただ一機のプライムとしてサイバトロン星を支え続けたオプティマスプライムが、この星の危機を救った。
 その身に宿したマトリクスをプライマスへ返還することにより、星の崩壊を食い止めたのだ。
「ひどい。このデータも改竄されてる」
 モニターに映ったコードを見て、エリータ1は顔を顰めた。それはセンチネルの統治時代に作られた貨物列車の運行状況と貨物リストのデータだ。
「見ただけでわかる杜撰な改竄。こんな時間に列車が出発したことなんてない。誰がこんな適当な仕事をしたの?」
 カセットを床に投げ捨てて、エリータ1は言った。
「次はどれ?」
「はいよ。とりあえず新しい番号のものを10枚。目視検査済。ウイルスチェック済」
 エリータ1のデスクにカセットを積んで、オプティマスプライムは大きな排気をこぼした。
「記録保管庫のプライムやマトリクスに関する伝承も、見える範囲にあったものはすべて書き換えられていたんだ。こっちも秘密裏に管理されたデータ以外、全部改竄されると思った方が良い」
「その秘密裏に管理されたデータがあるかどうか分からないから、ローラー作戦で確認してるんでしょ」
 エリータ1がカセットを接続部に差し込んで、データをモニターに映す。もう流れ作業になった方法で内容と改訂履歴を確認し「これは貨物でなくて労働ボット用電車の運行記録」と呟いた。
「あるはずだ。クインテッサにささげる列車の中身がエネルゴンではなく汚染された金属だった。なんてことがあれば、アイアコンはとっくの昔に滅んでる。偽装を続けるにはどこかで貨物列車の運行計画と貨物の中身を管理する必要がある」
「簡単に言ってくれるけど、それが見つからないからみんな苦労してるんじゃない。あなたもぼうっとしてないで作業に加わったら?」
「そうしたいのは山々なんだが、先週メガトロンと医務室に睨まれたばっかりでね。次やったらベッドにくくりつけるって言われてるんだ」
 ウイルスチェック用に作られた簡易機器にカセットを差し込みながら、オプティマスプライムは本日何度目かの重たい排気を吐き出した。
「作業に熱中して時間を忘れるからでしょ」
 エリータ1は彼を振り返らずに言った。
「そうじゃなかったら起動したばかりの子供の手も借りたいくらいよ。いっそ検査のついでにタイマーかアラームを体に仕込んでもらったら?」
「コグの代わりに?」
「笑えない」
 椅子を回転させてオプティマスプライムに向き合うと、エリータ1は立ち上がった。
「笑えないわよオプティマスプライム。あなたがマトリクスをプライマスに返還した戦いで、私が何をクインテッサに狙われたか知ってて言ってる?」
 エリータ1の美しい指先が、オプティマスプライムの胸の穴を指差した。己よりずっと大きくなった——正確にはオプティマスプライムが小さくなったのだが——彼女に、オプティマスプライムは白旗を上げた。
「悪かった。君に当たるような真似をした」
 先のクインテッサとの戦いにて、クインテッサはトランスフォーマー達のコグを奪うと同時に、明らかに特定のトランスフォーマーへの執着を見せた。
 エリータ1、B-127、そしてメガトロン。
 ——プライムのコグを持つ者たち。
「言葉には気をつけてよね」
 カン。と音を立ててオプティマスプライムの肩を叩くと、エリータ1は再度データに向き直った。
「あなたの失言は置いておくけど、早くセンチネルがどれだけのコグをクインテッサに渡していたのかを突き止めなくちゃ。奪われたコグや逃した『コグ持ち』以上に兵力がいるかどうかを掴まないと」
「常に緊張感は保ってられないし、エネルゴンも湧き出なくなったから余計な労力は使えないからな」
「今のが自虐なら殴るけど」
「そんなことはありませんエリータ1!」
 いつかの鉱山時代を思い起こさせる返答に、エリータ1はひとつ排気をこぼした。
「良いから次のを持ってきて」
「はいはいっと。……ん?」
 新しい記録媒体を持ってこようと棚の間を覗き込んだオプティマスプライムは、しかしふと動きを止めた。見慣れない棚が壁沿いに増えていたからだ。
「エリータ、この棚は?」
「棚?」
「知らない棚が増えてる」
 新たなカセットを床に放って、エリータ1はオプティマスプライムの指差す方を見た。彼女からは死角になる位置に置かれた棚だが「ああ、それのこと」と納得したようにデスクに向き直った。
「それならBがどこかから見つけて持ってきた棚よ。データ探しに古い記録媒体を整理したいって言ったら、俺見たことある! ってトランスフォームも出来ないのに地下五十階まで走って行って、その辺の針金で自分の体に括り付けて持ってきたの。つまりは地下のもの」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄り、エリータ1へと声を張り上げた。
「中身は?」
「少しだけ確認したけど、貨物情報じゃないことだけは確かよ。見て分かるように記録媒体がセンチネルの統治時代よりずっと古い。ただ媒体自体は壊れてなさそうだしBがせっかく持ってきてくれたものだから置いてあるだけ。元親衛隊あたりに見せたら何か知ってるかもしれないけど、今はそんな暇がないから後回しにされてる」
「へえ……」
 オプティマスプライムは棚に歩み寄ると、記録媒体を手に取った。確かに他のものよりも古びているが、置かれていた場所が良かったのか一目で分かる劣化はない。
 何枚か手に取って媒体に振られた番号を眺めていると、今度はエリータ1が声を張り上げた。
「それよりも、あなた時間は確認してるの?」
「時間?」
 見つけ出したナンバー1を己の機体の隙間に滑り込ませ、オプティマスプライムは首を傾げた。
「そう。時間」
 エリータ1は言った。
「今のあなたはトランスフォーム出来ないんだから、遅れないように検査に行くならもうここを出なきゃ間に合わないわよ。あのドクター達なら数サイクル前まで患者を増やし続けたメガトロンの手を借りてでも、今度こそ本当にあなたをベッドにくくりつけるでしょうね」


 センチネル『プライム』にとって労働ボットからコグを抜くことは、社会構造の維持とクインテッサとの取引材料を手に入れる一挙両得の方法だったのだろう。
 だが彼がアイアコン全住民の半分にまで増えた『コグ無し』のコグのほとんどを、クインテッサ星人に捧げず地下に保管していたのは何故なのか。まだコグの解析が終わっておらずクインテッサ星人がエネルゴン以上の価値をコグに見出していなかったのか、それとも別の理由なのか。
 死してなお、センチネルが残し、植え付けたものはクインテッサ星人の触手のようにサイバトロン星に絡みつき、この星を蝕んでいる。
「どーぞ」
 ノックが二回。入室の許可を得る合図に、オプティマスプライムはベッドに寝転がったまま答えた。彼がコグ無しとなってから作られた検査室は医務室内の隣にあり、検査道具とベッド、そして緊急修復ポッドで面積の半分が埋まっている。
 ドアが開く音にホログラムから顔を上げたオプティマスプライムは、ほんの少しだけ驚きを表情に乗せた。なにせ現れたのがメガトロンだったからだ。控えめなノックの音を思い出し、らしくないな。と感じたが、なにもドクター達に睨まれているのはオプティマスプライムだけではない。大方ドクター達に厳しく言いふくめられたのだろうと予想をつけて、彼はホログラムを消すとベッドから起き上がりメガトロンと向き合った。
「ご用は?」
「聞きたいことがある」
 威圧感を滲ませたメガトロンの言葉に、思ったより早かったな。とオプティマスプライムは内心苦笑する。
「何を?」
「お前が企んでいること、全てだ」
 メガトロンが、オプティマスプライムの顔を覗き込む。
 ——嘘も誤魔化しも許さない。
 そう告げる赤から、オプティマスプライムは目を逸さなかった。
 しばし無言で見つめ合う。先に口を開いたのは、オプティマスプライムだった。
「……企むというほど、道筋が見えている計画じゃないさ」
 そう言って、彼は己とメガトロンを隔てるように、ホログラムを展開した。
 メガトロンが眉を寄せる。
「これは?」
「13プライム統治時代の研究内容一覧と、その成果物」
「13プライムの?」
 プライマスより生み出されし最初のトランスフォーマー達であり、数千サイクルもの間、クインテッサ星人と戦い、この星を統治した者たち。
 天井まで映し出されたホログラムをメガトロンは見上げた。その姿を一瞥し、オプティマスプライムは続ける。
「知っての通り、この時代の多くのものがセンチネルにより失われた。記録、伝承、プライムやマトリクスに関する研究や、13プライムについて書かれた個人の日記まで」
「こんなもの、どこから」
「Bさ」
「Bだと?」
「ああ、あいつが棚一台分の記録媒体を見つけ出した」
 手元のボタンを操作し、オプティマスプライムが地下50階の光景を映し出した。
「どうやらセンチネルが己の汚い欲望を地下41階から50階に隠したように、彼に賛同しないトランスフォーマーも同じことを考えたようでね」
 今はもう動いていない溶鉱炉の反対側。B-127のお友達がいた部屋の壁が、一部凹んでいる。
「棚と解らないように裏面を向け、熱で記録媒体が劣化しないよう溶鉱炉から離れた場所に棚が設置してあった」
 それを聞いて、いっそ呆れたようにメガトロンが言った。
「あいつはどうやってそんなものを見つけたんだ」
「お友達にトランスフォームを見せて棚の背面を壊したらしい。記録媒体を見つけた時は驚いたが、当時はアイアコンの再建で忙しかったからな。とりあえず簡単に直して今まで忘れていたと言っていたよ」
「……スティーブといい、どうなってんだあいつは」
「あの部屋が異質なのかもしれないがな」
「で?」
 メガトロンは、地下50階の映像を消したオプティマスプライム見た。
「お前はその研究成果で、何をしようとしている?」
 うっすらと、メガトロンの言葉を聞いて、オプティマスプライムは笑った。
「……古い研究だ。元親衛隊に確認するまでもなく、時代遅れだったり間違った方向に向かっていた研究も多い。一方で、今でも


▲たたむ

今回の反省をしつつ次の原稿やってます。
次から印刷所に頼むの視野に入れます。

2024年10月27日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

https://shirube.lsv.jp/oshirase.php
すみません。慌ててるせいかリンクが上手くはれてないです。申し訳ありません。

#イベント
申し訳ありません。私の確認不足により、掌の表紙の紙とインクの相性が悪く、タイトル部分を布や指で擦ると消えます。もし他の本へのインク写り等ありましたら、色移りした本の弁償をしますので、お手数ですがmail(y2shusu1-dao@yahoo.co.jp)よりお教えください。(その際に掌の写真と色移り部分の写真をお送りいただくことになるかもしれません。)また、他の本への色移りを避けるために、表1の表面を布等で表面を拭いていただければと思います。(左下にも1が間違えて入っています。)
お手数をおかけしますが、どうぞ宜しくお願いします。

掌余ったのでインテに持っていく予定です。無配の再販はありません。イザカクとアガガプとソンエリが揃う机上になります。しかも表紙が蛍光イエローやらなんやらで光る✖️2なのでソンエリも光らせなきゃいけない気がしてきました。なんでそんな光らせたいの?って言われたら、なんかこう、なんでだろうな……?みたいな感じです。マジでなんでだろうな……?
なんか疲れてるとゲーミングカカポ見たくなるのと同じ回路が動いてるのかもしれん。まあ光り物ってなんかいいよね。カラスの話?

本日は弊サークルにお越しくださりありがとうございました。途中で無配が足りなくなりQRコードでの対応となり申し訳ありません。少しでも本を楽しんでいただければ幸いです。

イベントすごくすごく楽しかったです。東京のイベントはどうしても遠いのと、普段電車に乗らない生活をしているので二の足を踏んでしまうのですが、本を手に取っていただけたり感想いただけたり差し入れいただけたりするとすごく嬉しくてまた出たい〜!って気持ちがむくむくと湧いてきます。特にサイト引きこもりしてるのと、もうエロをオフラインでしか書かないので、興味持っていただけるの嬉しいです。
あとおかげさまで買いたかった本がほぼ買えました。嬉しい。

今日は雨なことと取り置きもなかったこと、点燈祭(リイド社のイベント)の誘惑に負けたことも合わせて12時に撤収させていただきました。ただこの時間に帰宅すると翌日仕事でもかなり体が楽なので、今後は何か理由がない限り、12時〜12時半頃の撤収とさせていただこうかなと考えています。ご了承ください。

次回は11/23〜24 佐野家+イザナwebオンリー『さいきょうの家族』に参加予定です。オフラインイベントは1/12大阪 SUPER COMIC CITY 関西30(ソンエリ)を予定しており、それ以降は未定です。GWは毎回ダメで、3月春コミも怪しい……。となると夏ですが、夏は暑いのでできれば避けたい気持ちがあります……。ただWebオンリーがあればそっち優先して出る予定です。
またどこかでよろしくお願いいたします。

弊機の新刊マジで落としてた。見つかってよかった……。

新幹線で読むために持ってきた弊機の新刊がどっか消えた……。落としたかもしれん……。

あ、やらかした。新幹線の時間変更ミスって早割無駄にした。

Dオラのこんなのを……。


 轟音と共にサイバトロン星へ降り立った宇宙船の存在は、メガトロンのマイクロホンにも届いていた。
 事前の通信内容と同じく、乗っているのは『コグを取り戻した』トランスフォーマー数機と、彼らが不時着した星に住む、有機生命体の使者数名。
 そこに本来あるはずの、オプティマスプライムの名前はない。
 重々しく開いた宇宙船のハッチから、乗務員達が降りてくる。メガトロンをスコープに納めた途端に大きく手を振った黄色い機体は無視をして、メガトロンは有機生命体の使者を見た。
 コグ無しと同じ大きさしか持たず、環境適応スーツやアーマーと呼ばれる外部パーツがなければサイバトロン星の土も踏めない存在は、しかし真っ直ぐに、メガトロンの灯す赤い光を射抜いていた。
「あれが……」
 続々と集まってくるトランスフォーマー達には聞こえない、もはや振動とも呼べない声で、メガトロンは呟いた。
「あれがお前の答えなのか? オプティマスプライム」


▲たたむ

西から帰ってくる時に主要な買い物済ませたので、イベント9割終わった感覚がある。急いだからめちゃくちゃ汗かいたし帽子を脱げない。汗っかきなんだよな……。

なんか文字小さくなっちゃった。笑ってる。

今突貫でWebにおまけページUPしたので、QRコードお渡しできます。

とりあえず掌となんだっていいよは紙本あります。

おまけなくなりました〜。すみません……。この後はもし必要ならおまけUPしてQRコードお渡しします。

東階段と逆いってた

東帰れん

あれ!?会場した!?待って西におる!!!!!

夜中私がずっと起きてたせいで猫も起きてたから猫心配すぎる

お隣さんめちゃくちゃ音漏れしてるが、ドクターでは……?

眠い〜〜〜〜〜。寝過ごしが怖すぎて全然寝れん。

寝れなかったの、猫を撫でて吸い、ゴロゴロ音を聞いていたせいもある。

新幹線でようやく弊機の新刊読んでる。ようやく、ようやく……。

結局ろくに眠れないまま当日を迎えてしまって辛い

イベント前だからか寝れない。辛い。車ずっと運転してて腰が死んでる。明日雨だから傘忘れない。

2024年10月26日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

やっぱりエロ入れると8P(表紙込み12P)は短い……。

明日五時起き!!!!!がんばります!!!!!

話聞けバカ、エロ本にちゃんとなった代わりに話聞けバカ要素がなくなった。

話を聞けバカがギャグ減らしてエロ増やしたらなんか全然違う話になった。おかしいな?

そしてTF ONE見に行ったのでついに同一タイトルを劇場で観た回数がアメリカンユートピアと並びました。アメリカンユートピアそんなに見て……?

エロ本、最終見直しで流石にエロ追加するか……。になりエロ追加ギャグ削除。

「私は堂々としていたい。検事の仕事もしたい。けれど……」女性が記者会見で語る 大阪地検元トップ初公判(小川たまか)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles...

ホッチキス針がない……

おまけ本は掌より冊数少なめなので、はけ次第終了です。表紙紙はここぞとばかりにランダムです。遊び紙が入っていたり端切るのへにゃってしてしまったものもあるがマジでランダムです。私が作ってて楽しいから……。

2024年10月25日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

アガガプ本マジで冊数がわからんので、小部数にする代わりに遊び紙も付けるか……。の気持ちになってる。

なんかこう、モブをあんまり悪いように書きたくない気持ちがあり〜。と言いつつストーカーの話はがっつり当て馬っぽくなってすまんの気持ち……。

あとガープ視点なので省いたアガレスに10年恋して元気に暮らしてるガープもどっかで再利用すると思う。

ページ数の関係でアガガプ本の短編3つしか入れてないからどっかで再利用すると思う。モブに顔見られる話はモブをもうちょい練りたい気持ち。モブというか子供はなんも悪くないので。

D-16とオライオンの全て終わった後にもう一度始まる話を書くために、二度目の終わりをどう迎えたかを練っている。でも別にその辺使わないんだよな。終わった後の話だから……。

プリンタニア・ニッポン 第68話 https://comic-porta.com/series/467/
塩野、雨降るとご機嫌になる犬?

ポスターにQRコードを貼るという限界なことをしている。離せ!私は正気だ!
そして部屋にカメムシ入ってきてもう終わり。

限界ポスターが出来たが限界がすぎる。本当にこれを持っていくのか?

https://jp.taiwan.culture.tw/News_Conten...

台湾ブックフェア開催中&『臺灣書旅――台湾の食文化を知るためのブックガイド』(永久保存版)も登場!

ソンエリ海の話です。海からまだ戻ってこれてない。

1月ソンエリ下手するとA5で60Pの時と同じプロットになってるのですでにヤダ〜〜〜〜〜!!!!!になってるしもう短編にしたい。

あまりにもギリギリで2回目の話を書き直している。お前はいつだってそういうことをする。

2024年10月24日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

申し込みいつまでだったっけどうせ延長するやろインテやし

1月ソンエリは長いのを、書きたい……。まだ申し込んでない。まず申し込みをしたい。

短い話ばっかで申し訳ない〜。エロ本の再録予定はないです。正直SNS積極的にやってるわけでもなくサイト引きこもりで更新も少ないうちのサークル来る人少ないと思うので、早々無くならんと思うけど、基本的になくなったら再販しないです。

イザカク既刊持ってった方が良い?

ペラ本ばっかり作ったので、アガガプ本1冊買うと最大3冊の無配がもらえます。何言ってんのかわかんないと思いますが事実です。
いうて、なんだっていいよは残り3冊です。
話を聞けバカとなんだっていいよは掌買わなくてももらえるのでお気軽にどうぞー。

しかし原稿じゃないと書くのをやめるタイプなので、書かずに終わるかもしれんな。の気持ちでネタを放流する。

とりあえずイザカクの原稿終わったら書きたいトランスフォーマーの話が

クインテッサに奪われたコグを奪還しに行くマトリクスを失ってコグ無しに戻ったオプティマスプライムの話なんだよな。
あの時、オライオンパックスと一緒に手放したと思っていたものが、メガトロンを生かす話を書きたい。▲たたむ

ひたすら段組いじってる場合じゃないんだよ

今回B6本は一段組にしてみた。余白多めの一段組本作りたかったから。

また奥付けの存在忘れとる

【衆院選2024】総選挙直前スペシャル! 各党に政策を聞く https://www.tbsradio.jp/articles/89238/

疲れ溜まってるのがわかる〜。辛い。

2024年10月23日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

私はすでに投票してきて心が軽いので、なんか色々言ってる。

共同親権も困る〜。養子なので。

薬飲んで診察受けなきゃ死んじゃうでしょうが。ってところからどんどん吸い取るんじゃないよ。

【 投票マッチング 】わたしの考えに最も近い政党は『日本共産党』でした!マッチング度は85%です!<選挙ドットコム>https://shugiin.go2senkyo.com/votematche...
知ってた(知ってた)

まあ今の世の中だとこうならざるを得ないんだよな〜。もうちょい前だと自民とも一致してたんだが。というか、分かりやすい部分ででやめろやめろそっち行くんじゃない。みたいな政策を自民や立民が取ってるからこうなっちゃうわけで、もうちょっとさ〜〜〜〜〜。みたいな気持ちがある。
いうて私は介護関係で決めますが(大学時代からずっと家族の介護に関わっているため)。いうて介護系強いのも共産社民では?って言われたらそうなんだよ……。としか言えんのだが。
難病指定関連もどんどん改悪してくしも〜。

今もせっせとアガガプ本の直しをしているが、もうこれどうすれば良いのかわかんなくなってきた。
そもそも手に取ってくれる人がいるのか〜。というイベント前ブルーになってる。なるな。

クインテッサと戦うために同盟を結んだアイアコンとディセプティコン、今まではクインテッサ襲撃の合間に戦ってたけどそれがなくなって体が鈍りそうだから手合わせするメガトロンとオプティマスプライム

オライオンパックスが望むものはコグ無しがコグ無しとして誰に何も制限されずに生きていける世界だったんじゃないかな

マトリクスを失ったオライオンパックスにかつてD-16だった者のコグを渡すメガトロンは見たい。

2024年10月22日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

今は届いたらすぐにバッグに入れてる。

なんかこう、まあ入れるしな。って思ってるとつい忘れるんだよな。買い物メモを取りに戻ったのに入場券忘れたとかやりがち。

投票所入場整理券、うちの地域は先週末に届いたけど、届かない地域やっぱ多いんだな。手ぶらで行って大丈夫だからみんな手ぶらで行くと良いと思うよ……(数年前まで入場整理券を投票所に持って行くの忘れ続けて手ぶらで投票行ってた人間)

モブを書く時に、性別がわかる代名詞(彼・彼女)は使わないようにしているし、実際性別を決めずに書いているので、モブ出てきたら好きなように想像してください。

メガトロンになったDに言って欲しいセリフ

お前はセンチネルを庇わなきゃならなかった▲たたむ

いいねボタンポチポチ嬉しいです。何度か言っていますがこのサイト、アクセス解析等付いてないのでいいねボタンかメールくらいしか閲覧者の気配を感じられないんですよね。反応めちゃくちゃ嬉しい。

三千世界の鶴を置いては間に合いそうもないのでさの家オンリーで全文出します。

マダボ→性別がないのに性別関係で嫌な思いをした
どれほど似ているか→プログラムなのに人間の勝手な性別判定で酷い目に遭った
猫→あんたら生殖能力返したら今度こそ滅ぶでしょうがもー。で人類から生殖能力を消した。
トランスフォーマー→性別がある

こうしてみるとトランスフォーマーだいぶん前時代のロボット観SFだな……。

掌編、2回目の話とストーカーの話が入ってる時点で色んな人を振り落とす気がしているが、実際のところそこまでどぎつい要素はない。

2024年10月21日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

アガガプ掌編で一番イロモノっぽいののサンプル載せとくか……

アガレスにストーカーができる未来小話


 アガレス・ピケロにストーカーが出来たと聞いた時、クロケル・ケロリが真っ先に告げたのは「どうしてそれを私に言うの?」という問いかけだった。
 実際、魔王候補であるイルマのオトモダチであり、元アブノーマルクラスであるため他の悪魔より親しい自覚はあるものの、二人の位階が八となってからは多忙で顔を合わせることも減っていた。
 最後に会話したのはアガレスに設営を頼んだ十三月のライブの打ち上げの時だったか。とクロケルが記憶を辿っていると、アガレスの部下になったばかりだという悪魔は「くろむ様がこちらへお越しになられると聞いたので」と口にした。
 確かにクロケル・ケロリことアイドル・くろむは来月アガレスが逗留する未開の地でライブを行うことになっていた。
 ケロリ達が学生時代から続く北の戦争は、一進一退を繰り返し、今は戦火が拡大傾向にある。こちらも魔王候補のレヴィアタン・レイヂが戦場に入り、周辺地域を治める十三冠も関わっているが、長引く戦火に住む土地を失う悪魔は増加傾向にある。それでも生まれ育った土地を離れぬ悪魔もいるが、多耳族のように新たな土地で暮らすことを選ぶ、あるいは余儀なくされる悪魔もいる。
 アガレスが逗留しているのは、後者の悪魔達がいる土地だ。
 アガレスはその家系魔術を使い、慣れない土地で新たな生活を始める者たちの住居を整える役割を担っていた。なにせ多くの悪魔は多耳族のように様々な土地へ奉公へ出かける必要はなく、地域による気候や地質の違いに対し『耳』を使って適応した経験もない。
 大人が戦場に駆り出され、子供が多いなら尚更で、そしてそのような不安定な状況ではストレスが溜まりやすい。戦場に近い土地に暮らすほど、元祖返りや悪周期で犯罪をしやすくなるという研究もある。
 故にその対策として、数年前からくろむのようなアイドルが、新たな生活を始める悪魔達の元へ定期的に派遣されるようになっていた。
 昨日行ったライブの打ち合わせ内容を思い出し、ケロリは首を傾げてみせる。
「スケジュール的に、彼と会う予定はなかったはずだけれど」
「それは把握しております。しかしながら、一言で良いので会話をしていただければと」
 くろむ様であれば、あの方も諦められると思うのです。
 まるで玉座に座る魔王へ懇願するように、アガレスの部下は頭を下げた。
 その様子を見て、ケロリはひとつため息を吐いた。
 アガレスの『ストーカー』である悪魔は、ケロリでも知っている有名悪魔だ。位階はケロリ達よりひとつ下の七ではあるが、厄介なのは先の大戦では三代英雄の下で名を残しただけでなく、時代を遡れば三代前の魔王から勲章を賜った家系の本家筋であることだ。
 箱入りであるというその悪魔は悪魔学校を出てすぐに己の曾祖母や祖父、そして母のように戦場で名を上げようとしたのだが、戦場に行くまでの道のりで、アガレスと出会ってしまい、その眉目秀麗な顔立ちに一目惚れをしてしまったらしい。
 うっかり認識阻害効果のあるアイマスクを付け忘れていただけなのに、アガレスからすればとんだ災難である。
 悪魔は欲に忠実な生き物だ。
 その悪魔は恋も初めてで、さらに直情的な性格だった。
 ▲たたむ



ストーカーは一言も喋らないし、描写はほぼここで終わりで、あとはケロリがしゃあないな〜も〜みたいな感じになって、最終的にアガガプで終わります。

猫の毛が本について欲しくない私。容赦なく走って机に飛び乗ってくる猫。
もうね。無理です。ただでさえ家の中ではベタベタしたい猫なので、無理です。

アガガプ本またピッカピカの表紙にして良い?ピッカピカの紙だとテンションが上がるので。

マジでアガガプ本何冊作れば良いのかわかんない。初ジャンル、分からないことだらけ。

世界の果てでアイラブユーを伝えるCP話、自分で書いといてなんだが、基本的に執着やら独占欲やらを恋愛という名前でコーティングすれば許されると思うなよ?みたいな気持ちもある。

アガガプ必要なら取り置きします〜。いるのか?

紙マーケットで買ったのが届いた〜。この紙でポスター作ろうかな。修悦体がさくさく作れる人間になりてえ。

ベラドンナの恋人/ベラドンナの恋人を読んでいるよ https://api.ciao.shogakukan.co.jp/ldg?t=...

世界の果てでアイラブユーを伝えるCP話、ソンエリは帰巣本能あたりがそうだし、アガガプは愛の証明あたりがそうなのでずっと書き続けてる、怖い。

イベント終わったら世界の果てでアイラブユーを伝えるDとオラでも書くか。こいつまた恋愛要素が薄いくせにぐちゃぐちゃの執着をなんか綺麗に整えたものを書こうとしてる。
Dとオライオンで書こうとしてるのひとつなぎだからこれ以上書きたい気持ちはないんだが、それはそれとしてコグ無しであることにアイデンティティを持っていたオライオンを肯定するD-16は見たい

単為生殖のこと単一生殖って書いてる……

マジでアガガプのエロ本、エロ本とは名ばかりでなんでだよ!!!!!ってアガレスがずっと叫んでるだけの本なので、サンプル部分で終わった方が綺麗。平たくいうと初回失敗したアガガプなので……。

2024年10月20日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

アガガプ本のサンプル全部上げました。すでに誤字を見つけているがもう限界なので寝ます。

もちろんポスター作る余裕もない。客先から直接搬入されたりしてる時点でもう正気ではやってられない。

次は絶対に闇鍋本にする……。します。

中身が一応違うから分けてるけど3種類作るの、正直もらったり買ったりする人には不便では?の気持ちめちゃくちゃある。

今回マジで表紙作る余裕ないからへろへろ文字で表紙にアガガプ本とだけ書くかもしれん。マジですまん。

アガガプエロ本のサンプルあげたら製本用に整えて表紙作る必要があり……。ハンコ欲しいよ。

投票行ってから映画2本見たら流石に疲れたな。原稿やって〜?

破墓よかったな〜。日本人でこれを見ることができてよかったという気持ちと、いや日本人である自分がこれをエンタメ的に享受していて良かったのか?の気持ち両方ある。

トランスフォーマーONEについては続編が興収からは絶望的なので悲しいね。の気持ちで呟いているところがある。

アガガプエロが進まないので息抜きにDとオラ書こうとしたらスタースクリームの口調わかんなさすぎてギブアップせざるを得なかった。


Dオラになるはずだった。


「近いんですよあんたら」
 スタースクリームの言葉に、メガトロンが顔を上げた。この虚を突かれたような顔を見るたびに、スタースクリームは目の前の破壊と暴力を体現したような機体が、己よりずっと年下なのだと思い知らされる。
 言葉の真意を探るように、赤いオプティックを眇めた機体にスタースクリームはもう一度、噛んで含めるように告げてやる。
「距離が近いんですよあんたら。まるでアイアコンの外に出たてのひよっこみたいだ。別にコグ無しの頃のあんたらがちちくり合う関係だっただろうがなんだろうが良いですがね。今はトップ同士なんですから、距離感てもんがあるでしょう。あ〜んな近い距離で『お話し』してたら変な勘繰りのひとつやふたつ起こす機体も出てきますよ」
「なっ……!」
 言えば、メガトロンはようやくスタースクリームの言いたい事が理解できたようだった。
 そんなわけはない。とでも言いたげに口を開き、しかし本日の自分の行動を思い出したのだろう。しばらく目を泳がせた後、メガトロンはスタースクリームから視線を外し、その後ろに控えるショックウェーブとサウンドウェーブに目を向けた。二機とも先ほどまで興味深げにスタースクリームとメガトロンの会話を伺っていたにも関わらず、わかりやすく視線を外す。
 その様を見て、メガトロンは一つ息を吐いてみせた。
「……それほどまでにあからさまか?」
「そりゃあもう」
 三機が頷くのを見るまでもなかった。なにせメガトロンにも思い当たる節は十分あった。



 あの子たちはどうしてる? とオプティマスプライムが問いかけてきたのは、会議がおわってすぐの事だった。メガトロン率いるディセプティコンとアイアコンの間に協定が結ばれて数サイクル。



「……気をつけよう」
 
▲たたむ

トランスフォーマーONEというか

Dオラの話なんですが、今まで一人きりのプライムとして立たなければならなくなったオプティマスプライムが、メガトロンと二人でサイバトロンを支え、もしもの時はマトリクスをメガトロンに託すと約束する様が見たい気持ちになるし、
そうして重荷を少しだけ他機に預けることのできたオプティマスプライムが以前のオライオンパックスのように、あるいはメガトロンがD-16のように笑う時がくるといいな〜になる。
スタースクリームはじめ、メガトロンの強さについていった面々はそうして昔の顔を覗かせられるの嫌そうな気はしている。▲たたむ

期日前行ってきます。

性の多様性、強制不妊、一票の格差 国民審査を受ける最高裁裁判官はどう判断?(前田恒彦)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles...

たとえコグ無しでも愛し権利を保証してくれるだろう存在が今すぐにトランスフォーマーONEには必要。
つまりそれはプリンタニアの大きな猫でありコンサルであり、プリンタニア……。

そもそもオライオンパックスが欲しかったのはコグ無しがコグ有たちに差別されず、最下層の鉱夫以外の選択肢を与えられ、その能力を十全に発揮し、また評価されることだったと思うので、コグを得て万事解決。ではないと思うんだよな。
コグが機能の一部で代替可能であるがその代替が難しいということは、それがなくても生きていけてしまうがために、事故や先天的な異常でコグを持たずに生きてる機体だっているだろうし。

トランスフォーマーONEに必要なもの、プリンタニア・ニッポンの大きな猫とコンサル

ミスド8時からだったからモス行ってきた。

ミスド行きたい

トランスフォーマーONEはCP的に

Dオラに萌えているけれど、二人に性愛を見出しているかと言われると全然見出してはいない……。
そもそもロボットに性愛があるのかは置いといて、コグ無しの時はそうした機会もそうした娯楽じみた行為に目を向けることもなかっただろうし、マトリクスとコグを得てからは復興とクインテッサへの対応と政治でどうにもこうにもならなくなってそう。
でも外でしか得られないものや地下の発展した技術等の交易で小康状態になった時に、ふとした時にコグ無しの頃の距離感で接して、距離近え……。ってスタースクリームあたりのコグ有かつ過去の栄華の時代を知っている者たちに思われてて欲しい。
なまじ『性愛』や『恋愛』を知らない、知らずに済んでいた鉱夫から人を寄せ付けない孤高のリーダーになったが故に、対等な相手への距離感が子供のようなメガトロンとオプティマスプライム……。
あんたらTOP二人がそんな近いとセンチネルの時みたいに民衆に嘘ついて裏で手を組んでたんじゃないかって疑われるでしょうが。って怒られるメガトロンは見たいし、怒られて逆にギクシャクする二人は見たい。
エリータ1とスタースクリームが頭抱えててくれ。
でもまあその辺の立ち回りはオプティマスの方がうまそう。D-16がセンチネル相手にはしゃいでたときに、オライオンがちゃんと敬語使ってたの印象的だったな。
優等生然としたDがその辺ちゃんと線引きができてなかったけど、オライオンがちゃんとしてたの、やっぱり目的の違いかなあ。
▲たたむ

寒い+お腹すいた=寝れねえ

トランスフォーマーONEの配信はえええ〜〜〜〜〜。
やっぱ興収振るわんのが原因か……。ジョーカー2被ったのが痛いよなあ……。

2024年10月19日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

「姫巫子と姫騎士 第1話」(CandleA)を読んでいます! https://comic-walker.com/detail/KC_00592...

みんな破墓は見に行った?

花嫁はどこへ?をめちゃくちゃ頑張って見にいくかと思ってたら1時間くらいの場所で上映決まってた。勝ったな。

人間ifのおまけサンプル上げました。

でもマジでバカ話なので人を選ぶ〜。

話を聞けバカ(無配アガガプ本)は投票済証かパスポートか在留カード等をお見せいただければと思います。

なるべく原作軸では人って言葉を使わないようにしてるけど、人間if書いてるとバンバン使ってしまう。助かる〜

推敲進まないし、ミルクティーちゃんと淹れてくれるお店が改装工事中だから久々にタピオカミルクティー頼んだら甘すぎて泣いてる。

息抜きにDオラの話でもするか。なんか他に話したいこと、ナルニアがフィンリルの名前使ってるのずるいしアミィくん可哀想すぎる。くらいしかないんだよな。理由がわかるだけに捨て駒感がぱないので。アークナイツは8話まで読んでヤダーーーーーになって続き読めてないです。はよ読め。


クインテッサの進行に耐えるためにアイアコンに戦闘系ではないトランスフォーマーたちを閉じ込めるオプティマスプライムと、
センチネルのことがあったからオプティマスは嘘をついているのでは?とありもしない楽園を目指してアイアコンの鉄壁の守りを内側から砕いてしまう民衆と、
クインテッサの進行によってコグやその他パーツを失ったものたちを秘密裏にアイアコンに保護してもらっているメガトロンの話が読みたいよ〜。
プリンタニアの大きな猫とマリヤと新人類の話?
▲たたむ

病院で生きたまま焼かれた母子 家族が語るイスラエル攻撃の惨状 https://www.cnn.co.jp/world/35225092.htm...

破墓/パミョとフジコヘミングを梯子します。正気か?

破墓/パミョ見に行くぞ!

対抗も苦手なタイプなんだが、まあ自民よりマシ……で鼻つまんで入れる……。共同親権推進派なんだよううちんとこの自民。
自分の出自的に共同親権他人事じゃねえ。

なんか与野党強い地域がバラけてるから、隣の市は野党強いんだよな。

対抗候補がやっぱ固めきれてない〜。うちんとこ自民強いんだよな。まあ野党に入れますけど。

https://note.com/miraisyakai/n/na08a53dc...
第50回衆院選 情勢報道集約【継続更新】
入場券来たから行くぞ!!!!!

2024年10月18日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

続編の構成はすでにあって、興収次第だから熱狂的なファンが頑張ってるんだよな……

トランスフォーマーONEが先週末で興収1億500万ドルなの厳しい……。
制作費7500万ドルなんだよな〜。欧州でどれだけ伸びるか……。
中国で頑張ってるっぽいけど……。

https://jam-p.com/?mode=grp&gid=2649877
みんなへ
紙マーケット始まったよ。

蒸しパン作りたい

トランスフォーマーONEのCPの話します。
私は誰か大事な人と決別したが故に世界に利用されて救世主となる存在受が好きなんですが


今のところそれに当てはまるのがSN剣士だけだったのに、Dオラが助走付けて飛び込んできた。嘘だろう。
剣士が双方納得済で手を離してレアルタヌアに至ったのに対し、DオラはDが手を離したが故にオライオンがオプティマスプライムになってしまった。
Dにとってオライオンの手を離すことは己の暴力性を肯定して、己のストッパーとなりうる、ある種の弱点を殺してメガトロンになる為に必要なことだったけれど、そうしたが故にオライオンは世界にとっての救世主であるオプティマスプライムになったんだろうと思ってる。
トランスフォーマーONEしか見てないし、トランスフォーマーシリーズとはいえスター制度があるので同じような別人ってことなので、この後の二人の行く末を見たいけれど、興行収入が振るわないの泣けるぜ。
最後の最後にメガトロンとオプティマスプライムではなく、D-16とオライオンパックスとして向かい合う二人が見たいよ〜
というかこれだけ出来がいい上に人気シリーズ最新作なのになぜ興収が振るわないんだ……。やっぱり前作と期間が近すぎるからか……

ちなみにめちゃくちゃ王道CPでメガトロンとオプティマスプライムに関してはAO3にめちゃくちゃ作品あるの知ってるけど、決別した姿であってレアルタヌア(比喩)も迎えてないのでその二人にCP性を見出していない。

▲たたむ

2024年10月17日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

寝ます

『ガープ』の捕食欲が出てしまうアガガプをガープ視点で書きたいね。

見せたらダメなのに見せたいガープ(悪周期近い)と、絶対に後で落ち込むから埋めるアガレスみたいな、そういう。逆バージョンすでに書いてるね。似たようなもんばっか書きおって。

でも新刊でモブに顔を晒してしまうガープ書いたんだよな。何本か書いてどれ入れるか迷ってるから入れないかもしれないけど。
ガープの怒りと彼の混沌を肯定するアガレスの話。

他の話のサンプルもいるかなあと思いつつ、似たようなテイストで揃えたからいらないかなあ。でも何が苦手で、人の柔いところを踏んでしまうネタかわかんないから、入れるの決まったらどういう話かどうかだけ明記するか。
人間ifも同じようなテイストの話です。

無配はバカ話なので正直こう、読む人選ぶ気はしてる……。

暴くつもりのないアガレスと、暴いて欲しかったガープもいつか書きたいね。エゴとエゴの話。

アガガプのボツシーンでも載せとくか
あれだけだとなんで知っていたのか分かんないよな〜と思いつつ、でも助長にならんか?って削ったところ。製本する際、サンプルに載せてるやつに一文だけ書き足すかもしれん。



 ——今からあなたたちを水につけるけれど、顔のことは気にしなくていいわ。
 これは特訓の直前に、講師であるウェパルがガープに告げた言葉だ。前半のぶっ飛んだ内容と、告げられた直後には水の中だったので聞き返すことはできなかったが、その言葉はアガレスがいつの間にか抱いていた疑問を確信に変えるには十分だった。
 
「……気づいていたんでござるか」
 ぽつり。と足元の暗闇に溶けるような声でガープは言った。いつの間にかガープが魔術で付けた光は小さくなっていてたが、アガレスは自分で火を灯すことはしなかった。
 アガレスはジッとその姿を見つめた後、今度は隠すことなくひとつ大きく息を吐いた。
「そりゃあ、あいつがあれだけ心配してみせれば何かあるってくらい分かるっての」
 訓練中タガが外れるウェパルは、それでもアガレスとガープの精魂尽きる一日の終わりには、正気に返って反省しながら泣き出すことが多かった。グッタリとした二人を寝かし付けながら『大丈夫』『見えてないわ』『ちょっと忘れちゃった時もあったけど、私も気をつけていたから』と何度も何度も繰り返されては、気付いていない振りすらできはしない。
「拙者は……」
「別に」
 ▲たたむ


このアガレスは暴きたいわけではなかったのでサクッと削った。

眠すぎて頭回らん

一応、掌編詰め合わせが学生〜未来のアガガプで、
おまけが人間ifで、
無配が学生

おまけ本のサンプルいる?

こういう感じで旧Twitterライクにしてる。
20241017220940-admin.jpeg

生成AIのせいかブルスコに人増えたな。
呟きたいだけならサイト作ったら良いよ。私はてがろぐでここ作ってるし。

マンチネルの杖工具部の魔女、歯に矯正器具つけてるよな?

ただまあ外に出てさらにイベントに行けて会場限定本を手に取ることができるという時点ですでにいろんな人を篩にかけているのはそうなんだよな……

正直、投票済証で無配は選挙権がない人もいるだろう。という事を考えるとあんまり良くはないとは思っている……。
そうした場合どうすれば良いかなあ。という気持ちもあり……。

話を聞けバカ(無配アガガプ本)は投票済証か行きました/行きます宣言と年確用身分証提示で差し上げます。サンプル今週末には出します。

それはそれとして会社行きたくないよ〜(寒暖差で腹の調子が悪い)

ガザ戦闘開始から1年 戦時中の子どもを考える企画展 名古屋|NHK 東海のニュース   https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/202410...

サイトURL書いたし寝るか。

なんか毎回謎サークルなのもあれかなって……。ダミサと思われてもやだし……。でもすでによくわかんない感じになってる。

サイトURLでも貼っとくかなあ

ナビオにサンプル公開しようと思ったけど表紙作り忘れてたね

2024年10月16日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

今回アガレス視点もしくはアガレス中心短編になったから次はガープを追った本にしたいな。次いつだよ。

「ラブ・バレット 第0話」(コミックフラッパー)を読んでいます! https://comic-walker.com/detail/KC_00522...

なんかイロモノ短編をサンプルにした方が良かった気もしている

サンプルページ作ったので、これからおまけ本とかもおりを見て増やします。

休み時間に選挙見てる。お隣の市だったら国会中継でまだまともな受け答えできる候補者選べるのに、うちの市〜。落としたい人の対抗を選ぶかマニフェストで決めるかどうしようか迷う。

邪神の弁当屋さん - イシコ / 第4話① | コミックDAYS↓
[ https://comic-days.com/episode/255091296... ]
(国王と御付きの方に癖を感じてめちゃくちゃニッコニコになってしまった)

2024年10月15日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

https://olivejournal.studio.site/
パレスチナのために日本からできること

なんかいっつもあげるあげる詐欺してて申し訳ない……。

明日まとめてページ作りたい気持ちあるので、少しお待ちください。いつもそんなことしてる……。

あ、ここに置いてるけどR-18サンプルここに置くなよ……。

イザカクのサンプルページ作ってあるな……。でも表には繋げてないけど何考えてたのかわかんない。

私前回サンプルどこ置いた?ここだった?それとも表だった??
それすら忘れてるんですが!!!!!

ごめんなさい今日無理です。休暇明けは辛かった。

ごめん。寝てしまうかも

2024年10月14日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

とりあえず明日くらいにサンプル出せるようにします。帰れるのか?わかんない。

アガガプ闇鍋本いつか作りたいね。

闇鍋本はソンエリのWeb再録ですでにできそうだなって思いつつ作るタイミング逃して今。

新刊、ペラ折本が3冊になるので扱いがって悪くて本当にすみません。

アガガプ本のおまけはヒロゴエがもしアガガプの人間に転生した姿だったら(悪魔の時の記憶あり)になるので、人間IF苦手な方は避けてください〜。

魔男のイチ、シラベドンナの胸が必要以上に強調されそうなポーズではなるべく手をうまいこと配置してるか影をうまいこと塗ってる。これシロ先生が百合小説の扉担当したり低年齢向けも狙った本の表紙担当してること由来な気がする。
青年誌に青年誌の描き方があるように児童書は児童書の描き方がある。カドカワツバサ文庫なんかはエロ漫画家連れてきてエロとしてみなされる記号を省いてるからできないことはないんだよな。


この辺の胸の描き方でおもろいのがショーハショーテンのガラ靴で、彼女らのバックボーンが明かされるにしたがってどんどんマスコット化が進行し、胸の強調がなくなっていったんだよな。

社会人、会社が外向けと内向けで全然出してる情報が違うし部署違うと把握してないこと沢山あるし、そもそも読んでないし読み聞かせても聞いてない従業員もいっぱいいて、そのせいでトラブル起こってるのもあることを知ってるので、なんかこう、頑張ろう。という気持ち。
そして私はやらかすタイプなのでマジで本当にこう、公開してない情報があることを前提にする&公開情報はちゃんと調べて原典当たって読み込む。&自分の見落としや聞き逃しがあることを前提とする。&読み間違いがあることを前提にする。を徹底しなければならない。
本当にマジで私はやらかすタイプなんだ。

一方で、その熱量が虐殺批判に向かうことはないんだろうな。という気持ちもある。
ああした仕組みを使って得た怒りは本当に正当なものなのか? 本当にその人の怒りなのか?という思いはあるのに。

どうしたらいいんだろう

SNSというか旧Twitterはどこまでも不安と怒りを煽る仕様になってしまって、堰を切ったようになってしまうと大勢の人がそれに飲み込まれてしまう。

SNSのよくなさ詰め合わせ。

ワコールが8月にリリース→8月にリリースしたものを共同通信が記事にする→共同通信の記事しか読んでいない人がワコールを批判→8月の元のリリースを読んだ人が批判された部分について書いてあるよ。と知らせる→共同通信はこう言っている。これがワコールの最新の声明文だ。と言い出す人がいる。
みたいなことが起こっているね。

書かれてない前提がある&書かれてないことを妄想で付け足すの最悪マリアージュ起こってないですか?の気持ち。

これ従業員向けではあるがリリースされてるところを見ると、書かれてないこと(店舗用の資料や客に見せることの出来ない内部資料)があるのが前提の資料なので、これだけで議論してる時点でダメな気がする。

ネットでこういうことが起こりがちなので人は1から10どころか100まで書かなくてはならなくなり、逆にギッチギチに行動を縛ってしまうことになる。
1から100まで全部説明されないと安心できない。の100の範囲がどんどん広がっていくんだよなあ。
100%を目指すのは当たり前だが、100%な説明を求めることもハラスメントに入ると思う。ゴールポストなんていくらでもずらせるから、100%がない状態にできるので。

https://www.wacoal.jp/news/newsrelease/2...
想定されてるセクハラやカスハラなどへの対応めちゃくちゃ書いてある。

清麿とモモン、清麿とパププリオは組ませるとパワーインフレ起こるから弱体化するだろうけど、シスターすでに死亡しててパートナー引き継ぎがくるのかな。

ガッシュ2最新話はT・Mリー先生にめちゃくちゃ尺割いてるの、そんな状況じゃねえよ。なモモンが後に続いたせいでじわじわ面白い。

今回のスピード感(最初の下りは2話に被ってるのはおいといて)は入間くんのスピード感だったな。

採寸『ばっちゃ』自ら担当するやつでは?
しかしここまで入間くんにちょいちょいいる露出高め、ミニスカ、胸や尻強調するタイプの服装が先週の異形型っぽい魔女のみで、他はうまいこと避けるか、胸強調するにしても露出は極限まで抑えるか、コルセットやパンツスタイルで服飾デザインの必要性を確保するかなの、徹底的だな。
クルムもショートパンツだし、狩りのための動きやすさを優先してるっぽいのと、少年漫画にありがちなパンチラさせないデザインになっとる。

魔男のイチ、やっぱり服のデザインはシロ先生色が強いな。

トランスフォーマーONEが中国のSNSでそこそこ流行っており、BL二次創作も出てきていると聞く。まあ元々大手CPだったらしいが、気持ちはわかる。

シス男性とシス女性とトランスジェンダー女性しかいないような議論が流行りだけれど、透明化されている属性が多すぎるので、そうした議論に安易に乗らないようにして欲しい。
議論を、相手の顔もわからない、文字数も限られていて、どんな属性でどんな背景を持ち、どんな強度で語っているのかもわからない場所でするのは良くないよ。
ネットの特性としてゼロイチになりやすく、ほどほどでやめるということができずに、どんどん過激になっていってしまう部分があるので、断定口調の発言や不安を煽る発言や発言をじっくり考える間もなくどんどん情報や意見が流れ込んでくる状況だと、何が自分の意見かわからなくなる場合があるし。

でもこういう発言も不安を煽るのかな。もうちょっと言い方や意図をちゃんと説明できるようになりたい。

サンプル明日には出すからちょっと待っててね

ダンジョンズ&ドラゴンズのネトフリ視聴回数が先週1位なのなんなんだよ

トランスフォーマーONE見たし、原稿しながらシリーズ履修するかと思ったけどどこから手を付けていいのかわからない

投票済証(会社提出する場合もあるらしいし、投票日なので行った/これから行きます宣言)で押し付けるおまけアガガプ、せっかくならR-18にしたいよなあ。という気持ちで考えてたら、顔カバー付けてセックスしたいガープと流石にちょっとどうかと思うアガレスの押し問答になりそうで、今違うネタをこねくり回している。
あ、R18になったら年齢確認はさせてください。
もし出来たらもらってください。

成長に伴う体重の増加や病気や手術の後、減った分の筋肉量・脂肪量の変化を補うための計画的な体重増加はめちゃくちゃ喜ばしいし、必要な過程である(自分も体調最悪だった時に1ヶ月で何もしてないのに病気由来で5kg痩せてめちゃくちゃ医者に心配された)ので、太ると良くない。って一概に言う方が良くないな……。
人によって適切な体重違うし。
不規則な生活と暴飲暴食、運動不足に伴う体重増加が良くない。
改めて言葉にするとめちゃくちゃな生活してるな?

太ると腹に脂肪がついて腹が冷えるので良いことないよ。
腹巻きを買いました。痩せねば。
みんなストレスで暴飲暴食するのやめようね。残業して帰ってきて食事が21時すぎるなら野菜だけにしとこうね。タンパク質も程よく取ろうね。運動もしよう。

HAPPYEND見に行こうと思っていましたが、猫見てたら全てが無の気持ちになったので行かないという結論になりました

パイン飴豆乳が甘すぎてわろてる。
定期的に甘い豆乳買って口に合わないって言ってる。
新作はなんか、飲みたくて……

みんな私の代わりにトランスフォーマーONE見ておいてください。
トランスフォーマーONEを熱心に宣伝してくれていたファンがおそらく喜んでくれると思います。

私の体力が尽きていて、SSS詰め合わせになってるんだよな。ごめん。

原稿、やります……。

トランスフォーマーONEは近所の映画館で今週末まで!今日は朝イチの回のみ!
CM考えると今から着替えて間に合わない距離ではないが、流石にこう、流石にこう……。

トランスフォーマーONEはエンタメとしてめちゃくちゃ良くできていたし、シリーズ知らなくてもなんとかなったし、三部作の構成があるみたいだから続いて欲しいな。
私はダンジョンズ&ドラゴンズの続編が諦め切れない人間。

トランスフォーマーONEもう一回観に行きたい気持ちはあるっちゃある

自分の発言に対して、悪魔を野生動物と同等の言い方をするのはよくなかったな。と、彼らを飼育動物のように扱う作中の悪魔最悪だな。は両立する。

多耳族の定住化、とりあえず男女を同じ空間に詰め込んどけば増えるだろ。みたいな安易さを感じてグロテスク〜になる部分はある。
なんかこう、人間ってそこそこ人間に適応した環境で暮らしているのでそういう考えになりがちだけれど、普通に野生動物はストレス強い環境下では子供を産んでも殺すので、本能はそっちではないかな……。という気持ちがある。環境に適応できない個体を育てるほど余裕がないというか……。
まずは環境を整えないと増えない。
そしてまあ産めよ増やせよってのがまさに相手を同等の存在扱いしてない。に繋がるんだが。

2024年10月13日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

いやまあ入間も人間なので……

なまじ多耳族の描き方が、被差別属性がなぜ能力を評価されないのか。被差別属性なぜ教育が与えられないのか。
に対するお手本のような描き方なので、被差別属性の能力が正当に評価されることと、能力の可能性が、差別する側に取ってどのような脅威なのか。が、入間が持つ脅威にする変わった部分があるなという気持ちはある。

HAPPYEND観に行くか……

多耳族が黒耳によって聴力以外の可能性に価値を見出したように、魔力以外の価値ももっと評価されるようになれ〜

ナルニアの求める現状維持は、多耳族みたいな立場の悪魔の可能性を潰し続けることなんだよな。

社会構造が悪い。

品種改良に耳を使っていることからわかるように、めちゃくちゃ汎用性が高い能力なのに、めちゃくちゃ狭い範囲にしか使われてない。勿体なさすぎる。

品種改良に役立つ耳、めちゃくちゃ欲しすぎる。
香君の匂いみたいな感じなのかなあ。

多耳人参って品種改良した特別種だから、本来それだけで位階に繋がるような代物だよ……。

多耳族って子供の姿は多いのに大人が全然いないんだよな〜。
これ多耳族の重宝される部分が耳だから、歳をとり聴力が衰えて行く前に、学校に行かせず戦場や高位階の悪魔の元へ奉公に行かせてるんだろうな。
そしてその分大人がいなくなるし若い年齢で死ぬ悪魔も多くなるだろうから徐々に人数が減って断絶の危機に瀕してるんじゃないの〜?

多耳族、魔界の耳として重宝されているのに族長の位階は2で止まっており、多耳族全体に位階が低く、その耳を鍛えるために幼少期から訓練をしているのに、学校の勉強のようにそれが外部からわかりやすい形で評価されない(位階に繋がらない)の、単純に位階が上がれば上がるほど、使いづらくなる(高位階の悪魔にとって安価で使いやすい『道具』でなくなる)からなんだろうな。
その耳を位階という形で評価しないのに、断絶の危機にはばらけて暮らしていた種族を一ヶ所に集めて断絶の危機を回避させようとする。一方で、多耳族がその耳を『高位階の悪魔が想定する使い方』ではなく農業に使おうとすると、今までの多耳族の使い方ができなくなるために問題視する。
多耳族の魔力がどうのこうのという言葉も、あえて魔術の知識を与えないことで多耳族の耳以外の可能性を潰している。
家系魔術に(めちゃくちゃ嫌な設定だが)本家分家があるの、今のアガレスやガープのように家系魔術伸ばした悪魔からは、その家系魔術の強さを引き継いだ子供が産まれやすく、家系魔術を伸ばした親から同様の訓練受けることができるからだと思うんだが、多耳族の場合、それができず、耳を訓練することに特化している。
本来はそれでもジャズやアロケルみたいに使いようによって評価されるべきなのに、それも高位階の悪魔に認められるような他の能力がないと位階に繋がらない。
多耳族にとって、位階って入間たちみたいに、自分で努力して手に入れるものじゃなくて、他者から与えられるもの。になってるんだよな。
これ多耳族を取り巻く構造ぶっ壊した方が早いって。

現代詩手帖と訳が違うな

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If I must die.がNHKで取り上げられてる。

先月の体重と比較したら3kg増えてて、猫一匹分増えてる……。になったし、そら履けないズボンが出てくるよなあ。になった。
残業で全然運動できてないのもあるんだろうな〜そろそろ健康に響きそうなので気をつけます。

2024年10月12日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

多耳族の置かれている状況、考えれば考えるほど、既存の構造ぶっ壊した方が良いよ?になる。

運動は時間を見つけてきんに君の世界一楽な筋トレはしている。つまり追いついていない。悲しいね。

日々の暴食が祟って、履けないズボンが出てきた。健康的で文化的な生活を送らねば……。

2024年10月11日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

虐殺が止まらない世界で虐殺の過去を描いたハン・ガンが文学賞を受賞し、原爆投下をひとつの選択肢とする国が各国を踏み躙る中で日本被団協が平和賞を受賞する。
はっきり言えよ。って気持ちになるのは確か。

将来、わずか数十年後、同じように多くの人間が死につつあるガザやレバノンについて描かれた物語に、止められなかった悲劇としてしか書くことのできないだろう物語に、同じように安全圏にいる人間が賞を与えるだろうと予想が付くことが悲しい。

https://v.daum.net/v/20241011111333661
ああ、ハン・ガンさんの作品は過去に積み重ねられた死体の上にできていて、過去を描くことで過去を、今を、未来をも批判し、同じ過ちを起こさぬようにという願いが込められているけれど、
今まさにガザで、ウクライナで、シリアで、レバノンで同じように死体が積み上げられている。
私が将来どんな映画で小説でドラマでガザやウクライナのことを描かれようと、止められなかったじゃないか。止めようとしなかったじゃないか。と思うように、多くの死者が出ているのに、こんな賞に意味はないというハン・ガンさんの言葉は、彼女の作品のことを思えば思うほど、重い。

今、このガザやレバノンへの爆撃が行われているタイミングで『核兵器』廃絶を訴える団体が取ったことの意味よ。

今日はご飯を炊き忘れたのでおにぎりなしです。

村上春樹は今の感覚だとキモいよって言われてるが、アンダーグラウンド読んだ家族が村上春樹をそれなりの年数追っていたものの、私が高校生の頃にはすでに村上春樹の小説は気持ち悪いって言ってたから、今の感覚的なものとは別に気持ち悪い要素あるんだろうなと思いながら、まだ読んでない。

2024年10月10日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

入間は魔王候補で、一言そうしろと言えば荒地を野菜畑どころか一面の花畑に変えることも出来る存在になることを望まれてるので、魔関署の敵と言われてもなあ。の気持ち。

トランスフォーマーONEは過去作知らないしなって思ってましたが、ゲゲゲの鬼太郎に対するゲゲゲの謎だったので全然知らなくてもどうにかなりました。

この辺の革命、社会へ変革を起こすこと、指導者となり民衆を率いること。悪政を倒すこと。
をめちゃくちゃ丁寧にやりつつめちゃくちゃ面白いエンタメに仕上げ、男同士の友情と道を違える様を描いた映画が今ちょうどやってるんですよね。
トランスフォーマーONEっていうんですけど……。

トランスフォーマーONEはトランスフォーマーONEの宣伝をところ構わずしてミーム化までしている熱心なファンを見かけてまんまと観に行きました。
めちゃくちゃ面白かったです。

革命を警戒する際に、最も注視すべきは身分が低く、されど能力があり、自分に定められている範囲以外から希望を探し、進むことができるカリスマ性がある若者なんだよな。
更に現状への反抗心あれば二重丸。
どちらかといえば入間よりノヴァのがまずい。

魔入間について、そらそうなる。以外の感想があんまりない。
というか入間の危険性いうても、メフィストが取り込まれたのは事実だけど、そもそもトリックスター計画をやっていて、どの悪魔にベットするかを13冠のみならず有力悪魔が見極めている状態で、その候補たる入間を見て、取り込まれずともトリックスター計画としてメフィストが入間にベットすることを考えなかったのかな。
三者三様の候補の中で、ベットした相手が悪魔となるように裏で手を回すことも考えられただろうに。
スカーラ中にトリックスター計画を有利に進めるような不正はないと考えていたのかな。別に不正せずともどうとでもできるだろうに。

とりあえず今回のことは多耳族の動きを見てれば予想できたので、位階低いからって情報集めず精査もせずに位階の高い牙で対応したんだろ。って気持ちがある。
多耳族内で大体的に商売されているグッズ、せめてあんなでかい旗の柄さえ見てれば予想はついたのに、軽んじてるなあ。
入間のことも、多耳族のことも。って気持ち。

ちなみにマダボ新刊は今日帰りに買ってきました。

別れを告げない、日曜日に図書館で借りてきて、2週間の貸出期限目一杯使ってゆっくり読むつもりでこの本とあと一冊しか借りてきてないんだけど(マダボ新刊もあるし)ちょっと読むスピード早める。
良い本は早くたくさんの人の読んでもらいたいものだから。

ちょっと下の話。


どうしようもなくわー!!!!!になってる時に、とりあえず休日に切っておいた野菜を蒸し器に放り込んで蒸すだけ。の温野菜を食べまくると、暴食が防げるし、なんか他はまだしも、お通じだけはすごく良くなるから、うっすら体調が良い。に針が傾くの、身体のバグ感あるけど助かる。
▲たたむ

日本はなんと!ハン・ガン氏の作品のほとんどが翻訳されているというめちゃくちゃ恵まれた土地なんですよね。
それどころか女性作家のSFに至っては有名作がほぼ網羅されている。母国語で、しかも優れた翻訳で良い作品が読める喜びよ。

ハン・ガン氏の作品はまだ全然読めてないから今から読むのが楽しみ〜。

政治的な部分や近代の歴史的事件をエンタメに落とし込んでいる力量よ

https://nordot.app/1217066694035685602?c...
ノーベル文学賞に韓国の韓江氏 アジア人女性として初
韓国文学は本当に面白いのしか翻訳で入ってきてないので、ガンガン翻訳されてほしいぜ

ノーベル文学賞にハン・ガンさん!!!!!今別れを告げない読んでるからタイムリー

手ぶらで行けるけども流石に最悪

期日前投票、入場券が間に合わず 岡山、衆院選の日程短く | 2024/10/9 - 共同通信 https://nordot.app/1216663916850462789?c...

手ぶらで行けるけども……

めちゃくちゃ写真が適当すぎて……
舞茸味噌のおにぎり
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2024年10月9日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

店舗行けないけどグッドモーニングペーパー良いなあ〜〜〜〜〜

みんなへ
レトロ印刷の紙マーケット始まります。
私より。
https://kamimarket-2024autumn.studio.sit...

期日前行けるように祈ってくれ……。

衆院選なので色々確認したことあるんだよ〜。
みんな選挙行こうね。

やること忘れるの怖い。メモが追いつかない。

やることたくさんすぎて頭から色々こぼれ落ちていく感覚がする

袴田さん再審で検察が控訴断念「判決は到底承服できない。しかしながら…」 畝本直美検事総長が談話【全文】:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/35917...

私は同性婚に対しても、婚姻という保守的な価値観の強化に繋がるんじゃないかとか色々考えてしまうが、その前段階すぎるんよ

https://mainichi.jp/articles/20241007/k0...
マジで何考えてんのかわかんない法案。
そんなに法律婚している以外の人間に子供を産ませたくないのか?

今朝は猫が布団入れてくださいしてきたので相当寒いよ。

#OnigiriActionのために作った。

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石川 輪島市と珠洲市 衆院選の投票所減らし 投票時間も短縮へ | NHK   https://www3.nhk.or.jp/news/html/2024100...
権利の侵害。この状態で選挙決めるのがおかしい。

2024年10月8日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

コロッケ一個無料の店は鶏肉を真空パックに入れてくれるので助かる。トレー洗うの面倒……。

こいつまた特殊加工紙買ってる……。

投票済証の端っこにペンで小さくチェックだけ打たせてもらって、無配と交換。
特殊加工紙衝動買いしたし、マジでやろうかな。

衆院選の投票済書持ってきたらコロッケ一個無料。の店に追従して、衆院選の投票済書持ってきたら無配が1冊増えます。でもやろうかな。
どんなんが良い?割となんでも書くよ。なんならリクエストも受け付けるよ。
仕事のおかげでやる気が死んでるので、無配作りたい気持ちが強くて……。

みんな期日前投票行こうね。

今日は国際レズビアンデーだよ

よくぞ言ってくれた → イスラエル不買運動 https://anond.hatelabo.jp/20241002102906

私はレベル2〜3の間だなあ。できることをしつつ生活をする。

魔関署が管理するにしても『痛ぶること』をせずとも管理はできるんだよな。

[第53話]ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ - 瀬野反人|ヤングエースUP https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1...

謝罪するべきは多耳族への仕打ちで、メフィストではないんだがなあ。

多耳族の話で、メフィスト印だから問題になる。と、弱者を痛ぶることが問題になる。だと全然違うんだが、メフィストの顔に泥塗ったから魔関署が慌てる状態になる。で終わらせてほしくないなあ。
13冠と13冠の利害がぶつかって、多耳族への仕打ちが透明にならないと良いなあと思います。

前々からやろうやろうと思いながらできていなかったことの一つにデザインのひきだし40号の付録を名刺ホルダーに入れる。があるんですが、今日ようやくできました。

介護に関するクソバイス (増田編) https://anond.hatelabo.jp/20241007225505

今日おにぎり作ってて、おにぎり作る前に一度米をボウルか何かに移して冷ましておく必要があり、でも時間がないからうちわで仰ぎながら、ガープの家系魔術は弁当作る時に有用だろうな……。ってこと考えてました。

袴田さん無罪確定へ 検事総長談話
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6515961

ありす、宇宙までも https://bigcomics.jp/episodes/0b3295d5f2...
みんなも読んで最新話の犬星の登場が完璧で悔しくなってください。

アークナイツの理性消費ぽちぽちすら億劫になってるので疲れ結構溜まってんだよな。アークナイツで疲労度を測るな。

ご飯の話が増えているが、ご飯をどうにかしないとすぐに生活がガタガタになるタイプなので許して欲しい。

3色だけでセンスの良い色は白を背景に置くと良い感じになるので最初から白込みで3色にすると後で困るので注意だ。
やらかしたな〜?

おにぎりアクションの投稿、住所を入れるのは困るので、適当に城の名前を入れた。

写真が下手。ラップ外した方が綺麗に撮れるだろうけど時間ない。

#OnigiriActionのために作った。
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高菜チーズと肉ごぼう。朝昼兼用。

2024年10月7日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

アサ芸プラスの川口市記事におけるデータに間違いが多すぎる - 電脳塵芥 https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/...

暴食が止まらないので温野菜に頼り始めた。

トマトをレンジで1分加熱しジェノベーゼ混ぜて潰して作った簡単トマトバジルソースを今日は蒸したキノコにかけます。
休日にキノコもっと買っておけばよかったな。安かったのに。

込み入った設定だから説明が必要なのはわかるんだが、もう少し読者を信頼してくれても良いよ。

ウロロがイチに魔女と敵対することを勧めるの、2話でやったやんけ。の気持ち。
ウロロに対して非常になれるところを他の魔女にも見せておいた方が警戒度下がってウロロもやりやすくなる。っていう理屈はわかるが、天丼。になる。すでに天丼を繰り返しているので、手を変え品を変え同じ話を繰り返されると前の展開を思い出してしまうので読む時に若干辛い。
次回1P目でウロロボコボコにして話進めて欲しい。

「世界は僕たちが死ぬのを見ていただけ」 だれも止めぬガザ侵攻1年:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASSB62S99...

ブロッコリーがそろそろ旬だなあ。

2024年10月6日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

夏目友人帳は妖怪の方が好きだな。の気持ち

レイコは妖怪の名前を取って弱体化させるとともに彼らを『人』の領分に落とし込んだんじゃなかろうか。
レイコにとって欲しかったのはそばにいてくれる人だったのかなあ。妖怪ではなく。
妖怪はそこに線を引かない/引いても線を時によって自ら動かしたり無視したりする存在もいて、そして夏目もその類だと思う。
レイコはその線を動かすことができなかったのかな。

名取は名前を取るだからなんか友人帳がらみかと思ったら全然そうじゃなかった。紙の祓い屋なんだよな。
的場が弓であるのになんかないんやろか。

名取の友人帳に対する敵意のようなものは妖怪への嫌悪だけでなく、生家との関係も一因だろうが、夏目にとって友人帳はレイコという家族を知るほとんど唯一の手掛かりなんだよな。
そのレイコとレイコの友人に対する夏目の感情が、名取には絶対にわからない。
的場の方が高校時代を見るに夏目、というかレイコの妖怪に対する感情は理解できそう。

夏目友人帳はレイコが友人帳を友人帳と名付けたことが1番の彼女の本音だったんじゃないかなって気がする。

めちゃくちゃ時間かけて料理したり片付けしてるのはストレス発散なので許して欲しい。

仕事が一区切りつかないのでイザカク本なかったらごめんなさい……

杏仁豆腐作ってる

昨日衝動的に夏目友人帳を買ってしまった。良い買い物だった。
でも2時まで起きてたのは反省している。
しだ姫様や石洗い、中級にひょうたんに詰められて杏取りに行って子白サギと交換してもらう話が好き。
妖怪との交流回の方が的場や名取との交流会より好きだが、最近は後者が増えてる感じ。

ガザで活動してきた約100人のアメリカ人医療従事者が、アメリカによるイスラエルへの武器供与を停止するよう要求しました。 https://www.huffingtonpost.jp/entry/stor...

2024年10月5日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

紙って結構移り変わりが激しいので、48号持ってたら正直コンパクトさと記事の面白さしか良いところがない

デザインのひきだし39号予約ミスって2冊持ってるんだよな……。
誰か転売しない人に引き取ってもらいたいが、なにせ最近の号で紙特集やってるし、袋開けてないとはいえ引っ越し挟んでるから人にあげづらい……。

デザインのひきだしは38号からしか持ってないけど、これみんなどうやって管理しているんだろう……。

https://youtube.com/shorts/hXpuJ3J3Sx4?s...
あれ、エンケリも上がってたんだ

日焼けしてない&読み跡ついてない&バザーで需要ありそうな近年の本(つまりエンタメ作品の文庫や児童書や漫画)を40冊ほど寄付したけど全然本棚が空かねえ

明日はポライト・ソサエティを観に行きます

今日はパレスチナTシャツを着て図書館のバザーのために本を寄付してきた

ジョーカー2はトランプのこととかQアノンのこととか考えると、マトリックスが仕方なしに続編を作り釘を刺しに行ったけど糠に釘状態になってしまったのを鑑みて、もうこの世界をめちゃくちゃにしないといけない。というけじめのつもりだったのかもしれん……

自分は野党の強い地域だったけど、流石に前回は上の世代が軒並み共産系にようやっとる。って評価だったよ……。

「なぜこういう仕打ち」 立民の本庄知史氏、共産の衆院千葉全区擁立を批判 https://www.sankei.com/article/20241004-...
これに限らず前回一本化してもらって当選した立民は流石に失礼すぎる……。そもそも立民が自分とこの支持者すら固められてなかったのに、共産支持が健気に野党一本化した候補者に投票してたの出口調査なんかで分かってるだろうに、不義理して共産が候補者擁立するとなったら逆に批判するの、流石に何言ってんだ。になる。

そもそも共産が支持者固めてんの、共産系の病院や介護施設の影響も大きく、まあ設備の古さや教育が行き届いていない点もあるにせよ、そうした社会への滅私奉公精神に触れて、病院や介護施設のために投票してる人も多いけど、じゃあ立民はどうなんだ。という話になるんだよな……。
寝たきりの親戚が距離的な関係で共産系の病院に通ってたけど、そりゃこれなら投票する人いるわ。っていう感じだったもんな……。

それはそれとして定住化のネガティブな方面を考えるとまあまあ嫌の気持ちも湧く

多耳族が滅ぶまで需要があるならともかく、そもそも数が減って使い辛くなるなら代替策を練らなきゃいけないし、より使いやすい存在が出てきた時に慌てても遅いんだよな。
だからこその定住化による種族の数を増やすための方策を探ってんだろうな。

多耳族の話でもするか。
そもそも多耳族は断絶の危機に瀕している種族なので、このままゆっくりと消えていくか、それを見越して『高性能』な魔術が開発されて用済みになるか、多耳人参ファームで『使い辛く』なるか。
どれを選ぶかって話なんだよな。複合もあり得る。
なのでアンリの高位階悪魔の反対については、そもそも断絶の危機に瀕するまで何もせんかったお前らが悪い。にはなる。

いつもカレー作ってるので正直他のもの作りたい気持ちがあるのはある。

全てのやる気が消えていましたが、ご飯のセットをしたので勝ちです。
あとは作り置きとカレーを作る。

2024年10月4日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

一ヶ月でがっつり太ったことを報告します

ストレスで食欲が壊れてるのか食べたのにお腹空くの、よくない傾向

弊機の新刊予約してきた

https://matogrosso.jp/serial/sahashikun_...
この地獄との距離感が好き。

入間の誕生日に魔界の序列社会壊した方が良いとか言ってるの、あまりにもこのサイトの通常運営すぎる……

弱いものが弱いままで、欠けたものが欠けたままで、ありもしない普通を追い求めることなくいられる社会の方が良いとは思うけどね。

想像以上に魔界めちゃくちゃっぽいので、多耳族が独立した程度で揺らぐ序列社会の均衡なんぞ、壊して作り直した方が良いよ?になる。
そんなことでいちいち揺らいで牙隊派遣させるの、土台が脆すぎる。
弱肉強食の魔界なのに、悪魔にしては温厚な多耳族の独立程度で牙隊が必要になる社会、それこそ弱くて強者に食われる側じゃないかなあ。
入間の多耳族独立という欲に食われるだけの弱者だよ。

2024年10月3日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

多耳人参に関してはメフィストの顔に泥を塗るどころかメフィストの顔を傷付けるに値する行為を牙がしてしまったので、土入れ替えと牙による多耳人参育成くらいはしてくれるかなあ。という気持ち。灰が混じると土変わるからなあ……。肥料も買って貰えばいいし、倒れるまで育成させられるくらいはしてもらってもええんちゃうかな。
農作物めちゃくちゃにする者の罪は重い。
急な農家の意見。

魔入間の多耳族、奴隷じゃんって言ってたら、本当にアンリでさえ『高性能』『使いづらくなる』とおよそ同じ生き物に使用するべきでない言葉を使い始めるし、独立に対して政治的なことは流石に13冠が担ってんだろうなって言ってたら全然根回しできてないし、反対する高位階悪魔出てくるだろうなって言ってたらぜ〜んぜん高位階の説得も出来てなかったの、予想以上に魔界ぐちゃぐちゃやんけ。にはなってる。
多耳人参に関して、NPOやNGOの支援を受けて、フェアトレードを実施する発展途上国や、高級品種として果物なんかを他国に輸出する国は結構あるので、それを思い出す。
そして踏み躙られたものであることから、やっぱりRed goldを思い出す。パレスチナの苺。一時は7500tも生産されてパレスチナの雇用と経済を支えていた農産物。

鳥山先生が亡くなられなければ、ここからベジータの成長ももっと見れたんだろうな……。

CMになるたびに東京創元社創立70周年記念小冊子読んでたら、急に町田さわ子と神林のいちゃつきを見せつけられて「は?」ってなった。

悟飯がパンを預けるの、クリリンでも18号でもなくブルマなんだよなあ。ってしみじみしちゃう。

正直、入間が牙に矢を向けたの、13冠の顔を冠した野菜を守るため。とでも何でも言い訳が出来ちゃうんだよな……。

ブルマの時間をかけてドラゴンボール集めたけど「ピッコロの頼みなら仕方ないけど」と言って願いを譲ってしまえるところ好き。そして本当にどうでもいいこと頼んでるの好きだし、悟空とベジータ呼び寄せなかったことにちゃんと責任感じてるの好き。

ピッコロめちゃくちゃ情報収集と力量の把握と根回しが上手い。そして油断しない。

悟空とベジータの組手、映画館で観れて良かったな〜。

このウィスの「まぁ〜〜〜くや〜し〜〜〜〜〜」の言い方最高に好き

まあナルニアが生産者としてのブランディングに興味がなさすぎたのかもしれん。ナルニアは絶対に資本主義と相性悪い。
裕福な家で、SDも家に絶対にいるだろうし、さらに食べる物に関しても他者が用意してくれる環境で育っただろうし……。

多耳人参、メフィストがちょっとこれどうなの?とは思っているが、ブランド製品として売り出すにあたり、そうと言い出した入間でも本来の生産者の多耳族でもなく、監督者を生産者の一人として数えて13冠のメフィストの顔をバッチリ使って『メフィスト印の! 多耳人参』として売り出しているの、低位階であり他者の影に隠れて生きてきた種族が故の判断すぎる。
そして、
まだ市場に売り出していない/契約したアムリリスも店に出していない/ファームの第一期目の多耳人参の収穫も終わっていない
にもかかわらず
『メフィスト印の! 多耳人参』グッズが作られている/多耳族内でグッズがすでに売れている/アムリリスにこのブランディング方針は知られている

という、そりゃあ牙の皆さんはこの多耳人参がどういうものかは知らないだろうけど、根回しが(結果的に)出来過ぎている。という品なんだよな……。
いうてもうちょっと時間をおいて調べていれば、手を出したらやばすぎる品物ですね!!!!!と分かっただろうに、ナルニアが功を急いだばっかりに……。

スパヒだ〜。

魔関署が全然ダメな行動してるなあ。という感想。
牙が焼いている野菜はメフィストという13冠の『顔』を冠した野菜だし、さらにその13冠の顔を冠した野菜は別の13冠に売買契約がされている。
13冠の収める土地で作られた13冠の顔を冠した野菜を多耳族がその『能力』を活かして育て、別の13冠の運営するレストランに収めるはずが、魔関署がそれを阻害したわけで、さらに実行役は『牙』であり、13冠であるナルニアではない。
どんな我儘にも制限はないが、同等の立場にある者が一方の利益を阻害したなら、責任は問われざるを得ない。
なにせしたことへの責任はあると、バールが最初に告げている。
この辺り、ナルニアは爪が甘い。
出不精ともいう。他者を指示することに長けていそうだけど、13冠のお披露目たるデビキュラムには『行かざるを得なかった』けれど、アンリの言葉を考える限り、基本的に腰が重いんだろうな……。
自ら気になる悪魔の試験を買って出るメフィストと、息子やお気に入りの入間やベイビーちゃんがいるとはいえ、SD付きで自ら多耳人参買い付けにいくアムリリスとの違いだなあ……。
そして今回は、その腰の重さが仇になったわけだ……。

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
めちゃくちゃおもろいので見てください

10/27
東4ホール こ60a 導
にてよろしくお願いします。

#イベント

やっぱジャズは立ち位置的に最低でもメフィストみたいにならなきゃお話にならないんだよな。交渉と情報の奪取。扇動と威嚇。

2024年10月2日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

アオバノバスケ - 学慶人 / #30 証明 | コミックDAYS
[ https://comic-days.com/episode/485600136... ]

帰りにデザインのひきだしと私たちが光の速さで進めないなら文庫予約忘れない

邪神の弁当屋さん - イシコ / 第1話 | コミックDAYS
[ https://comic-days.com/episode/255091296... ]

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9...
ヤンキーと地元
——解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち
文庫化〜。こういうの知ると、東リべ最終回めちゃくちゃ夢があると思うよ。

猫のために仕事場から10分のところに引っ越したけど、残業してると意味ないようなあと思いつつ天井を見る。

急な解散で選挙、在外投票どころか日本国内(特に被災地)への負担もデカすぎて、最悪。

アガガプ本めちゃくちゃ短い話の詰め合わせなんだよな……

2024年10月1日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

https://comic-days.com/episode/255068979...
燈馬くんが水原さんのためにブチギレてるコマからしか得られない栄養がある。

未来パロ多すぎなので入れ替えするかも

アガガプ本、今のところ
アガレスにストーカーができる話
キャバクラで酔っ払ったガープをアガレスが迎えにいく話
2回目の話
アガレスに片想いしつつ元気に10年過ごしたガープの話

は入ると思う。多分。きっと……。