No.137

本邦のクィアや病気を扱った創作に対して批判が起きたり、創作する側がクィアや該当の病気の当事者の目を気にしたりするようになったのは最近のことではあるが、では子供を扱った創作は?と言われるとそうでもない気がする。
クィア創作に対しては言葉を得た大人が批判できるけど、子供についてはそこまでの語彙がなく、違和感や不快感を言葉にできるだけの経験もなく、そもそもそれが不快なことであるというエビデンスも持ってないのではないか。
そしてそうした理由で子供はいつまでも大人にとって都合のいい題材であり続けている気がするんだよな。
子供と向き合う少年少女漫画もこの視点が薄いように感じる。書き手が大人で、子供に向けたものを描いている自覚が薄いというか……。
自分も人のこと言えたわけじゃないので、自戒を込めてだが、創作が未成年どころか乳幼児の(性的)消費を促し助長させたことは言うまでもないので、それを前提として子供という存在を扱うべきだと思う。

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