No.1510

#映画
パリ・ブレスト見た!
成功した人の実話に基づく物語は割とさっぱりした口当たりで好き。
ただ、実母の、子供が慕っている里親の悪口を子供の前で言うどころか、里親に関する嘘を吐き、子供をも利用して支援員からお金をせびる部分とか、実母の車の音がしただけで2階に逃げようとする子供の姿とか、実母が何をするか分からないから部屋の鍵を開けた瞬間扉から離れる子供の姿とか、ちょくちょく、胸にくるシーンがありました。
子供がするっと嘘を吐く姿とか、その嘘が過去に母親が吐いた嘘をトレースしたものだとか、施設の同室の子とそこまで仲が悪いわけでもないのにお互い機嫌が悪いと暴力をふるって憂さ晴らししようとしてしまう暴力が日常に溶け込んでいる部分とか、全体的に子供の困難さに関する部分の解像度が高かったです。なんならシェフやってるシーンより解像度高かった。実母を捨てきれない部分とか、最後の最後に里親を頼ってしまう部分もそう……。施設の保護員のキレっぷりが真に迫ってたけどどうした?
監督か脚本家の方他の作品でその辺のこと腰据えて撮った人なんだろうか……。

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