No.2961

多耳族、魔界の耳として重宝されているのに族長の位階は2で止まっており、多耳族全体に位階が低く、その耳を鍛えるために幼少期から訓練をしているのに、学校の勉強のようにそれが外部からわかりやすい形で評価されない(位階に繋がらない)の、単純に位階が上がれば上がるほど、使いづらくなる(高位階の悪魔にとって安価で使いやすい『道具』でなくなる)からなんだろうな。
その耳を位階という形で評価しないのに、断絶の危機にはばらけて暮らしていた種族を一ヶ所に集めて断絶の危機を回避させようとする。一方で、多耳族がその耳を『高位階の悪魔が想定する使い方』ではなく農業に使おうとすると、今までの多耳族の使い方ができなくなるために問題視する。
多耳族の魔力がどうのこうのという言葉も、あえて魔術の知識を与えないことで多耳族の耳以外の可能性を潰している。
家系魔術に(めちゃくちゃ嫌な設定だが)本家分家があるの、今のアガレスやガープのように家系魔術伸ばした悪魔からは、その家系魔術の強さを引き継いだ子供が産まれやすく、家系魔術を伸ばした親から同様の訓練受けることができるからだと思うんだが、多耳族の場合、それができず、耳を訓練することに特化している。
本来はそれでもジャズやアロケルみたいに使いようによって評価されるべきなのに、それも高位階の悪魔に認められるような他の能力がないと位階に繋がらない。
多耳族にとって、位階って入間たちみたいに、自分で努力して手に入れるものじゃなくて、他者から与えられるもの。になってるんだよな。
これ多耳族を取り巻く構造ぶっ壊した方が早いって。

Powered by てがろぐ Ver 4.1.0.





index