No.3074

アガガプエロが進まないので息抜きにDとオラ書こうとしたらスタースクリームの口調わかんなさすぎてギブアップせざるを得なかった。


Dオラになるはずだった。


「近いんですよあんたら」
 スタースクリームの言葉に、メガトロンが顔を上げた。この虚を突かれたような顔を見るたびに、スタースクリームは目の前の破壊と暴力を体現したような機体が、己よりずっと年下なのだと思い知らされる。
 言葉の真意を探るように、赤いオプティックを眇めた機体にスタースクリームはもう一度、噛んで含めるように告げてやる。
「距離が近いんですよあんたら。まるでアイアコンの外に出たてのひよっこみたいだ。別にコグ無しの頃のあんたらがちちくり合う関係だっただろうがなんだろうが良いですがね。今はトップ同士なんですから、距離感てもんがあるでしょう。あ〜んな近い距離で『お話し』してたら変な勘繰りのひとつやふたつ起こす機体も出てきますよ」
「なっ……!」
 言えば、メガトロンはようやくスタースクリームの言いたい事が理解できたようだった。
 そんなわけはない。とでも言いたげに口を開き、しかし本日の自分の行動を思い出したのだろう。しばらく目を泳がせた後、メガトロンはスタースクリームから視線を外し、その後ろに控えるショックウェーブとサウンドウェーブに目を向けた。二機とも先ほどまで興味深げにスタースクリームとメガトロンの会話を伺っていたにも関わらず、わかりやすく視線を外す。
 その様を見て、メガトロンは一つ息を吐いてみせた。
「……それほどまでにあからさまか?」
「そりゃあもう」
 三機が頷くのを見るまでもなかった。なにせメガトロンにも思い当たる節は十分あった。



 あの子たちはどうしてる? とオプティマスプライムが問いかけてきたのは、会議がおわってすぐの事だった。メガトロン率いるディセプティコンとアイアコンの間に協定が結ばれて数サイクル。



「……気をつけよう」
 
▲たたむ

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