No.3194

アガガプボツ部分

吾妻は彼にそんな顔をさせてまで、秘密を暴きたいわけではなかった。そんな顔をさせるよりも「自分から聞いたくせになんなんでござるか!」と憤りつつも、いつものように笑う賀風が隣にいる方がずっと良かった。それが吾妻の好きな賀風だからだ。マスクの下に隠された秘密の共有が出来ないくらいで嫌いになるなら、吾妻はすでに彼のお節介な手を振り払って眠り込んでいる。
▲たたむ

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