No.3492

忍たま、土井先生ときり丸の書き方は

親子というよりは里親という感じだった。

土井先生にとってきり丸は一年は組のよいこの一人で、まあきり丸だけでなく個々に思うことはあるんだろうけど、多分きり丸を自分の長屋に連れ帰ったのは自分が過去山田先生にしてもらったことを次の世代に返しただけで、他の子がきり丸と同じ境遇だったら同じことをしたし、そしてきり丸も大人になったら同じことを誰かに返すんだろう。
ってのが、最後の最後で土井先生が天鬼として後始末をつけた後のきり丸の言葉に現れていたなあ。と思う。

山田先生と土井先生の関係、利吉さんと土井先生の関係を随所に入れることで、自分がしてもらったことを似た境遇のきり丸に返す。という縦線を引いている。
利吉さんに「お兄ちゃん」と言わせたのも、山田家と土井先生の関係を里親として強調するためだったと思う。
その上で、戦場を描いて土井先生の過去を、ひとりぼっちで凍えるきり丸を入れて、血の繋がった人たちはもういないけれど、過去は酷かったけれど、今はそうではないし、今も彼らは家族である。を書いてくれたのは嬉しかったなと思う。
あと、きり丸が一人で長屋の掃除をする際に土井先生の姿がないことを心配してるの、大家さんたちなのも良かった。地域と子供の関わり。保護者である土井先生には色々言うが、きり丸は心配する。という大人の姿。

血が繋がってなくてもその子供に特別な感情はなくても大人と子供は家族になれます!!!!!をやってくれるのは個人的に嬉しい。

▲たたむ

Powered by てがろぐ Ver 4.1.0.





index