No.405

ゲゲゲ映画について『水木っぽさ』って言ったのは、6期はゲゲゲの鬼太郎ではあるけれど水木作品に共通の人に対する根本的な愛着や人の死に対する悲しさ、人生に対する虚しさがあんまりなくて、それは映画のサヨが復讐で人を殺しまくるシーンもそうなんだけど▲たたむそうしたシーンにあるのはどちらかというと横溝作品とか乱歩作品要素で、その要素は水木作品と食い合わせあんまり良くないんだよな。
子供の扱いについてずっと言ってるのも、それは水木作品に求めてない。っていう要素だったからなんよ。露悪。
6期、前々から感じていたけど、過去作品へのリスペクトはあるけど、どちらかといえば原作というより過去アニメへのリスペクトなんだよな。
戦争シーンも戦争の嫌な部分を書いているのは水木原作っぽいが、人の描かれ方は水木先生っぽくない。そんな感じ。▲たたむ
映画は因習村と現代で作られた昭和エログロミステリ(柔らかい版)を求めていくと大満足だけど、水木作品を求めて行くとまだ京極夏彦作品読んでた方が水木作品読みたい欲は満たされると思う。

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