2023年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
ブックサンタに鋼鉄紅女はありやろ。と思っている自分がいる。
いやだってあれヤングアダルトだよ。
とりあえずゾロリとサバイバルシリーズと四つ子ぐらしと恐竜図鑑送ってきた。
12月にも需要がありそう(1話完結でどこから読んでもよいもしくは図書館で準新刊も2桁予約数のもの)で新刊がまだ出なさそうなものたち。
みらいつばさ文庫は新刊を11〜12月にまた送ります。
ブックサンタと言い訳して本を買いたいだけでは?それはそう。
クィアな小説も送りたい気持ちはある〜〜クィアな子には必要だし生きていく縁になるから。
SF系のクィア小説が1番良さげだけど、上下巻が多い&文庫本が多くてプレゼント感が薄いんよな。
でもマーダーボットとか鋼鉄紅女とかはマジで良いからなあ。SFはプロジェクト・ヘイル・メアリーも上下巻……。
一冊完結のクィア小説ならどれほど似ているかとか千個の青、アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する
かなあ……。
クィア小説、モノクロームか二見かが多いんだが、モノクロームと二見は訳が悪いのが多いんだ……。
いやだってあれヤングアダルトだよ。
とりあえずゾロリとサバイバルシリーズと四つ子ぐらしと恐竜図鑑送ってきた。
12月にも需要がありそう(1話完結でどこから読んでもよいもしくは図書館で準新刊も2桁予約数のもの)で新刊がまだ出なさそうなものたち。
みらいつばさ文庫は新刊を11〜12月にまた送ります。
ブックサンタと言い訳して本を買いたいだけでは?それはそう。
クィアな小説も送りたい気持ちはある〜〜クィアな子には必要だし生きていく縁になるから。
SF系のクィア小説が1番良さげだけど、上下巻が多い&文庫本が多くてプレゼント感が薄いんよな。
でもマーダーボットとか鋼鉄紅女とかはマジで良いからなあ。SFはプロジェクト・ヘイル・メアリーも上下巻……。
一冊完結のクィア小説ならどれほど似ているかとか千個の青、アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する
かなあ……。
クィア小説、モノクロームか二見かが多いんだが、モノクロームと二見は訳が悪いのが多いんだ……。
ブックサンタメモ
サバイバルシリーズ
新刊が出ると2〜3ヶ月くらいは予約数が2桁つく人気作。
ただししばらく1話完結の話が出ない&改訂版の発行がメインになるのがネックか。
とはいえ学習漫画なのでそこにあれば読む。枠なのが強い。
四つ子ぐらし
11月に新刊が出る。
小学生女児向けでは頭ひとつ抜きん出た人気があり、こちらも新刊が出ると近隣の図書館で2〜3ヶ月ほど予約数2桁が続く。
小説のため、漫画よりも読む時間がかかるので、ゆっくり読みたい子や11月新刊をすぐに読みたい子には十分需要があると思われる。
銭天堂
新刊が9月に出た。一時期と比べれば人気は落ち着いてきている感じはする。
多分次の新刊4月だし、クリスマスに送るには少し時期が悪いか?
ゾロリ
あれば読む枠。小学生男児に根強い人気がある。何気に令和に合わせてパワーアップしているのが強い。
おしり探偵
アニメコミックブックの方が好きな子もいそうだけど、やっぱり原作しかダメかな……
サバイバルシリーズ
新刊が出ると2〜3ヶ月くらいは予約数が2桁つく人気作。
ただししばらく1話完結の話が出ない&改訂版の発行がメインになるのがネックか。
とはいえ学習漫画なのでそこにあれば読む。枠なのが強い。
四つ子ぐらし
11月に新刊が出る。
小学生女児向けでは頭ひとつ抜きん出た人気があり、こちらも新刊が出ると近隣の図書館で2〜3ヶ月ほど予約数2桁が続く。
小説のため、漫画よりも読む時間がかかるので、ゆっくり読みたい子や11月新刊をすぐに読みたい子には十分需要があると思われる。
銭天堂
新刊が9月に出た。一時期と比べれば人気は落ち着いてきている感じはする。
多分次の新刊4月だし、クリスマスに送るには少し時期が悪いか?
ゾロリ
あれば読む枠。小学生男児に根強い人気がある。何気に令和に合わせてパワーアップしているのが強い。
おしり探偵
アニメコミックブックの方が好きな子もいそうだけど、やっぱり原作しかダメかな……
#ソンエリ #リクエスト
リクエスト(同衾するソンエリ)です。ありがとうございました。
捏造過多。ルームシェアしてます。
部屋の扉が開かれた。帰ってきたのは二人部屋を共有しているソーンズだ。予定日を数日過ぎての帰還である。ここ数週間ほどドクターについてサルゴンを動き回っていた彼は、目の下に隠しきれない疲労を滲ませていた。
「シャワーを浴びてくる」
そう言うが早いか、荷物を乱雑に床に置き、着替えを引っ張り出したソーンズは背を翻す。ベットで本を読んでいたエリジウムが慌てて「荷解きはしておくかい?」と尋ねると、振り向きもせずに「頼む」と言って部屋を出た。
バタン。と音を立てて扉が閉まる。エリジウムはしばらく閉まった扉を見つめていたが、やがてゆるゆるとソーンズの荷物に手を伸ばした。ソーンズの荷物は砂埃に汚れ、バックパックを開ければ日に焼けた砂の匂いがする。
エリジウムとソーンズがロドスの二人部屋で同居を始めたのは数ヶ月前のことだ。他組織との連携による外部オペレーターの増加や鉱石病患者受け入れの拡大を経て宿舎の改装が決まり、同時に幾組かのルームシェアが募集されたのだ。それまで予備隊以外は一人部屋を使っていた為なかなか募集は埋まらなかったが、恋人同士となって一年が経過していた二人は丁度いいタイミングだからと手を挙げた。
とはいえ二人が恋人であることを誰にも明かしていないので、名目上は友人同士のルームシェアだ。ロドスには様々な種族や出身地の者が暮らしており、中には異なる種族間での恋愛や、同性愛者に強い偏見や差別感情を抱く者もいる。とはいえ何も言わなければ異性愛者として見られてしまうからか、今のところ恋愛関係を疑われたことはない。
むしろ、二人でいると何かと騒ぎを起こしがちなので、そちらを心配されがちだ。確かに同居を始めてから酒に飲まれてしまったことはあるし、種族や育ちによる生活習慣の違いから多少の小競り合いも起こしたが、今のところは概ね順調にやっている。
エリジウムは荷解きをしながらひとつ伸びをした。無駄を嫌うソーンズの荷物はエリジウムが遠征に出かけるときよりもずっと少ない。ものの十数分で片付けを終わらせると、エリジウムは最後に通信機器を手に取った。小さなそれは、以前エリジウムがソーンズに与えたものだ。サルゴンという土地の特性上、防ぎきれなかった砂汚れが付着している。ソーンズが部屋に戻ってきたらメンテナンスをしてもいいか尋ねようと考えて、エリジウムは荷物から落ちた砂埃を掃除するために立ち上がった。
ソーンズが帰ってきたのはそれからもう三十分ほど経った頃だ。
掃除を終えたエリジウムはすでにベッドの上で本を読む作業に戻っており、眠さのせいか足元が覚束ないソーンズを見て「遅かったね」と告げた。
「医療部に捕まってな。荷解きを任せて悪かった」
と、その言葉は半分ほどが欠伸に取って変わられる。何の気なしに眺めていれば、ソーンズがエリジウムにのしかかってきた。
「今日はシャワー浴びてないから自分のベッドで寝たほうが良いよ」
ロドスが砂漠地帯に滞在中は水の使用制限がかかるため、休暇中のオペレーターはシャワーなどを出来る限り控えている。エリジウムも今日はシャワーを浴びず、身体を軽く拭くだけで眠るつもりであったが、任務の汚れをさっぱりと落としたソーンズに抱きつかれれば気になりもする。
しかしソーンズは眠気の滲んだ声で「構わない」と言って、エリジウムの肩口に顔を寄せた。
「それなら良いけど」
と告げて、エリジウムもソーンズの背中に手を回す。シャンプーの匂いがする髪がエリジウムの頬をくすぐった。ホコホコと温かい身体からエリジウムにも眠気が押し寄せてくる。
「そういえば」
とエリジウムは小さく独りごちた。けれど抱きしめあっていれば、その言葉もソーンズに拾われてしまう。「どうした?」聞かれて、その律儀さに申し訳ような、嬉しいような気持ちでエリジウムは答えた。
「おかえりって言ってないと思ってさ」
と告げると、ソーンズが納得がいったように頷いて「ただいま」と言った。
エリジウムは彼のその言葉を聞くと、どうしてか、少しだけ泣きたくなる。
ソーンズには気難しい部分があり、一緒にいて疲れる時も、一人になりたい時も、彼の長期の任務で一人になってほっとする時もある。イベリア出身のリーベリとエーギルであれば、一生をかけても埋まらない溝を実感し、逃げ出したくなる時もある。
けれど同居をして初めてソーンズが任務から帰ってきた時、ただいま。と告げる彼を見て、エリジウムはひどく安心した。
安心してしまったのだ。
「おかえり」
数ヶ月一緒に暮らしても、まだぎこちないそれを待っていたように、ソーンズの力が抜けて、やがて規則正しい寝息が聞こえてきた。
おかえり。ともう一度繰り返し、エリジウムは目を閉じて、ソーンズの髪に鼻を埋めた。
洗い立てのソーンズの髪からは、石鹸の匂いに混じって、どこか懐かしい、塩辛い匂いがした。
▲たたむ
リクエスト(同衾するソンエリ)です。ありがとうございました。
捏造過多。ルームシェアしてます。
部屋の扉が開かれた。帰ってきたのは二人部屋を共有しているソーンズだ。予定日を数日過ぎての帰還である。ここ数週間ほどドクターについてサルゴンを動き回っていた彼は、目の下に隠しきれない疲労を滲ませていた。
「シャワーを浴びてくる」
そう言うが早いか、荷物を乱雑に床に置き、着替えを引っ張り出したソーンズは背を翻す。ベットで本を読んでいたエリジウムが慌てて「荷解きはしておくかい?」と尋ねると、振り向きもせずに「頼む」と言って部屋を出た。
バタン。と音を立てて扉が閉まる。エリジウムはしばらく閉まった扉を見つめていたが、やがてゆるゆるとソーンズの荷物に手を伸ばした。ソーンズの荷物は砂埃に汚れ、バックパックを開ければ日に焼けた砂の匂いがする。
エリジウムとソーンズがロドスの二人部屋で同居を始めたのは数ヶ月前のことだ。他組織との連携による外部オペレーターの増加や鉱石病患者受け入れの拡大を経て宿舎の改装が決まり、同時に幾組かのルームシェアが募集されたのだ。それまで予備隊以外は一人部屋を使っていた為なかなか募集は埋まらなかったが、恋人同士となって一年が経過していた二人は丁度いいタイミングだからと手を挙げた。
とはいえ二人が恋人であることを誰にも明かしていないので、名目上は友人同士のルームシェアだ。ロドスには様々な種族や出身地の者が暮らしており、中には異なる種族間での恋愛や、同性愛者に強い偏見や差別感情を抱く者もいる。とはいえ何も言わなければ異性愛者として見られてしまうからか、今のところ恋愛関係を疑われたことはない。
むしろ、二人でいると何かと騒ぎを起こしがちなので、そちらを心配されがちだ。確かに同居を始めてから酒に飲まれてしまったことはあるし、種族や育ちによる生活習慣の違いから多少の小競り合いも起こしたが、今のところは概ね順調にやっている。
エリジウムは荷解きをしながらひとつ伸びをした。無駄を嫌うソーンズの荷物はエリジウムが遠征に出かけるときよりもずっと少ない。ものの十数分で片付けを終わらせると、エリジウムは最後に通信機器を手に取った。小さなそれは、以前エリジウムがソーンズに与えたものだ。サルゴンという土地の特性上、防ぎきれなかった砂汚れが付着している。ソーンズが部屋に戻ってきたらメンテナンスをしてもいいか尋ねようと考えて、エリジウムは荷物から落ちた砂埃を掃除するために立ち上がった。
ソーンズが帰ってきたのはそれからもう三十分ほど経った頃だ。
掃除を終えたエリジウムはすでにベッドの上で本を読む作業に戻っており、眠さのせいか足元が覚束ないソーンズを見て「遅かったね」と告げた。
「医療部に捕まってな。荷解きを任せて悪かった」
と、その言葉は半分ほどが欠伸に取って変わられる。何の気なしに眺めていれば、ソーンズがエリジウムにのしかかってきた。
「今日はシャワー浴びてないから自分のベッドで寝たほうが良いよ」
ロドスが砂漠地帯に滞在中は水の使用制限がかかるため、休暇中のオペレーターはシャワーなどを出来る限り控えている。エリジウムも今日はシャワーを浴びず、身体を軽く拭くだけで眠るつもりであったが、任務の汚れをさっぱりと落としたソーンズに抱きつかれれば気になりもする。
しかしソーンズは眠気の滲んだ声で「構わない」と言って、エリジウムの肩口に顔を寄せた。
「それなら良いけど」
と告げて、エリジウムもソーンズの背中に手を回す。シャンプーの匂いがする髪がエリジウムの頬をくすぐった。ホコホコと温かい身体からエリジウムにも眠気が押し寄せてくる。
「そういえば」
とエリジウムは小さく独りごちた。けれど抱きしめあっていれば、その言葉もソーンズに拾われてしまう。「どうした?」聞かれて、その律儀さに申し訳ような、嬉しいような気持ちでエリジウムは答えた。
「おかえりって言ってないと思ってさ」
と告げると、ソーンズが納得がいったように頷いて「ただいま」と言った。
エリジウムは彼のその言葉を聞くと、どうしてか、少しだけ泣きたくなる。
ソーンズには気難しい部分があり、一緒にいて疲れる時も、一人になりたい時も、彼の長期の任務で一人になってほっとする時もある。イベリア出身のリーベリとエーギルであれば、一生をかけても埋まらない溝を実感し、逃げ出したくなる時もある。
けれど同居をして初めてソーンズが任務から帰ってきた時、ただいま。と告げる彼を見て、エリジウムはひどく安心した。
安心してしまったのだ。
「おかえり」
数ヶ月一緒に暮らしても、まだぎこちないそれを待っていたように、ソーンズの力が抜けて、やがて規則正しい寝息が聞こえてきた。
おかえり。ともう一度繰り返し、エリジウムは目を閉じて、ソーンズの髪に鼻を埋めた。
洗い立てのソーンズの髪からは、石鹸の匂いに混じって、どこか懐かしい、塩辛い匂いがした。
▲たたむ
立ち寄った書店でブックサンタしてたからブックサンタしてきた〜〜。
今年の一冊目は数は無限の名探偵にした。
アンソロジー形式でいろんな話が楽しめる上に、小説4、漫画1で普段小説読まない子にもとっつきやすい感じ。
さらに創刊号なだけあって、作家が豪華。児童向け数学ミステリに呼ぶならこの人だろうってのを分かってるラインナップ。
去年発売なのが少し気になるところですが、一冊完結なのであえての選出です。
児童書って意外に続き物多いから。
https://publications.asahi.com/ecs/detai...
2冊目3冊目はなんにしようかな〜〜。次はシリーズものでいくかな。
男の子向けなら電車で行こうの最新刊が安定だと思うんですが、発行ペースが厳格で、多分12月に新刊出るからそれ待ち。
https://miraibunko.jp/book/978-4-08-3210...
女の子向けは去年四つ子暮らしシリーズにしたからな〜〜。
低学年向けならカービイが強いんですが、こっちも新刊が12月に出そうだからな……
https://tsubasabunko.jp/product/kirby/
今年の一冊目は数は無限の名探偵にした。
アンソロジー形式でいろんな話が楽しめる上に、小説4、漫画1で普段小説読まない子にもとっつきやすい感じ。
さらに創刊号なだけあって、作家が豪華。児童向け数学ミステリに呼ぶならこの人だろうってのを分かってるラインナップ。
去年発売なのが少し気になるところですが、一冊完結なのであえての選出です。
児童書って意外に続き物多いから。
https://publications.asahi.com/ecs/detai...
2冊目3冊目はなんにしようかな〜〜。次はシリーズものでいくかな。
男の子向けなら電車で行こうの最新刊が安定だと思うんですが、発行ペースが厳格で、多分12月に新刊出るからそれ待ち。
https://miraibunko.jp/book/978-4-08-3210...
女の子向けは去年四つ子暮らしシリーズにしたからな〜〜。
低学年向けならカービイが強いんですが、こっちも新刊が12月に出そうだからな……
https://tsubasabunko.jp/product/kirby/
#映画
グランツーリスモ観てきました。
正直なところ、男と男の巨大感情映画だぞ。って言葉に惹かれて見たので、車の話ということすら知らずに見ました。嘘だろって感じですがマジです。自分から興味が湧いたやつ以外は事前情報を仕入れずに見るスタイル。
事実を元にした映画ですが、程よくフィクションを散りばめてあってよかったです。山場もいくつか用意があり、飽きない。
登場人物みんなステロタイプではなく、描き方がうまかった。
1番印象に残ったジャックが本当はいない人なのにはビビったけれども。いないんかい。
しかしながら事実を元にした映画で人死にが出ると暗い気持ちになるね……。
あと東京がとんちきではなくちゃんと東京なのがめちゃくちゃ良かったな〜〜。自分の知ってる東京が出てきてくれてホッとした。
この点だけでも見る価値ある。トンチキではない、ハリウッドの東京ってなかなか見れないし。
どうでもいいですが、ドバイの文字が出てきた瞬間に競馬を思い出したのは自分でもダメだと思った。ドバイとかUAEって聞くとどうしてもさ……。
グランツーリスモ観てきました。
正直なところ、男と男の巨大感情映画だぞ。って言葉に惹かれて見たので、車の話ということすら知らずに見ました。嘘だろって感じですがマジです。自分から興味が湧いたやつ以外は事前情報を仕入れずに見るスタイル。
事実を元にした映画ですが、程よくフィクションを散りばめてあってよかったです。山場もいくつか用意があり、飽きない。
登場人物みんなステロタイプではなく、描き方がうまかった。
1番印象に残ったジャックが本当はいない人なのにはビビったけれども。いないんかい。
しかしながら事実を元にした映画で人死にが出ると暗い気持ちになるね……。
あと東京がとんちきではなくちゃんと東京なのがめちゃくちゃ良かったな〜〜。自分の知ってる東京が出てきてくれてホッとした。
この点だけでも見る価値ある。トンチキではない、ハリウッドの東京ってなかなか見れないし。
どうでもいいですが、ドバイの文字が出てきた瞬間に競馬を思い出したのは自分でもダメだと思った。ドバイとかUAEって聞くとどうしてもさ……。
#ソンエリ
再掲
「ひとつだけ先に言っておきたいことがあって」
そう切り出したエリジウムがソーンズの隣に腰掛ける。ベッドのスプリングが音を立て、軽く触れた肩に小さく息を飲み込んだ。
動揺を悟られないように、ソーンズが「なんだ?」と問いかけると、エリジウムは彼にしては珍しく僅かに言葉に迷うような素振りを見せた後「鉱石病のことなんだけど」と言った。何回も繰り返した議題ではあるが、ソーンズはこの議題を無視も軽んじもしないと決めている。すぐに言葉を発しようとしたソーンズは、しかしエリジウムの手に口を塞がれた。
「待って待って。僕も何度も同じ議論はしないし、君の今までの言葉をなかったことにはしたくないよ。ただ、言ってなかったことがあったと思ってさ」
「……なんだ」
指の隙間から問いかければ「デコレーションのことだよ」とエリジウムは告げた。
そしてソーンズの口から手を離し、服の裾を持ち上げる。
「これ」
何の衒いもなく晒された肌に心臓が跳ねた。通信員としてあれこれと機材を持ち運ぶ必要があるので、エリジウムの身体には程よく筋肉が付いている。それは一見健康な男の身体にしか見えない。しかし布一枚剥いでしまえば、体表に浮かぶ異質な部分がどうしたって目についた。
半透明の黒い鉱石。
ソーンズはゆっくりと息を吐いた後、視線があちこちに飛んでしまいそうになるのをグッと堪えて「体表面の鉱石は、触れても鉱石病に感染しない」と告げた。
「知ってるよ」とエリジウムは応えた。
「その心配じゃなくてさ」
「何の心配だ?」
「これ、鉱石だから硬いんだよ」
エリジウムは黒い鉱石を指先で突いてみせた。
「うっかり触ったら、それだけで皮膚が切れちゃうくらいにはね」
ソーンズは虚を突かれた。そんなことは考えたこともなかったからだ。エリジウムはさらに続けた。
「体表にできたばかりの頃に、うっかり触って指を切ったことがあるんだよ。だから、ほら、その……」
エリジウムがひとつ咳を落とす。
「この後、君がうっかり触って怪我したら困るからさ」
そう告げた声は、いつもの軽快さを欠いている。
ソーンズはパチリと瞬きをした。
そして僅かに考えた後「触っても良いか?」と手を伸ばす。
「鉱石に?」
「ああ」
「良いけど、さっき言ったこと気をつけてね」
「分かっている」
指先で、半透明の黒い鉱石に触れる。確かにエリジウムの言う通り固く、自然と割れたような縁は細かく波打っており、考えなしに触れれば手を傷つけるだろう。
「感覚はあるのか?」
「身体に埋まってるからね。鉱石自体にはないけど、触られると周辺の皮膚が突っ張るような感覚はあるよ」
「例えばうっかり強く押したとして、お前の内臓か周辺の肉や皮膚に傷がつくことは?」
「可能性あるかな。感染生物との交戦で倒れた時にうっかりそこを下にして、内側に響いた感覚があったから」
「そうか」
ソーンズはエリジウムの鉱石から手を離した。
「それなら気をつける」
「それならって」
服を整えたエリジウムが呆れた顔をした。
「君に怪我して欲しくなくて言ったんだけど」
「知っている。その点でも気を付けるが、ただ、俺にはそちらの方が重要だっただけだ」
嘘である。
本当は「切り傷くらいならすぐに治るのは知ってるだろう」という言葉がソーンズの口から出かかった。彼がその体表に出来た不本意なデコレーションのせいでソーンズが傷付くことを恐れ、無意識にか意識的にか引いた線の内に、踏み込むような言葉であった。
エリジウムに触ることができない方が嫌だと。
けれどそれはソーンズのエゴだ。そして同時に、我を通し彼を傷つけるほど暴力的になることをソーンズは良しとしない。それをしたとして、エリジウムがどんな顔をするか、想像は出来なかったが、見たいとも思わなかった。
「他に何か言いたいことはあるか?」
ソーンズの言葉に、少しだけ眉根を寄せたエリジウムが首を横に振った。
「ないよ」
「触れても?」
返事の代わりに、ひとつ、エリジウムから軽い口付けが落とされた。それに応えながら服の裾から手を滑り込ませれば僅かに硬い感触があり、その感触に鉱石病への苛立ちを覚えながらも、ソーンズはそれを避けて強くエリジウムの身体をかき抱いた。
至近距離で見つめたリーベリは笑っており、ソーンズはふと、その顔が見たかったのだと思い至った。
これがソーンズの恋だった。
▲たたむ
再掲
「ひとつだけ先に言っておきたいことがあって」
そう切り出したエリジウムがソーンズの隣に腰掛ける。ベッドのスプリングが音を立て、軽く触れた肩に小さく息を飲み込んだ。
動揺を悟られないように、ソーンズが「なんだ?」と問いかけると、エリジウムは彼にしては珍しく僅かに言葉に迷うような素振りを見せた後「鉱石病のことなんだけど」と言った。何回も繰り返した議題ではあるが、ソーンズはこの議題を無視も軽んじもしないと決めている。すぐに言葉を発しようとしたソーンズは、しかしエリジウムの手に口を塞がれた。
「待って待って。僕も何度も同じ議論はしないし、君の今までの言葉をなかったことにはしたくないよ。ただ、言ってなかったことがあったと思ってさ」
「……なんだ」
指の隙間から問いかければ「デコレーションのことだよ」とエリジウムは告げた。
そしてソーンズの口から手を離し、服の裾を持ち上げる。
「これ」
何の衒いもなく晒された肌に心臓が跳ねた。通信員としてあれこれと機材を持ち運ぶ必要があるので、エリジウムの身体には程よく筋肉が付いている。それは一見健康な男の身体にしか見えない。しかし布一枚剥いでしまえば、体表に浮かぶ異質な部分がどうしたって目についた。
半透明の黒い鉱石。
ソーンズはゆっくりと息を吐いた後、視線があちこちに飛んでしまいそうになるのをグッと堪えて「体表面の鉱石は、触れても鉱石病に感染しない」と告げた。
「知ってるよ」とエリジウムは応えた。
「その心配じゃなくてさ」
「何の心配だ?」
「これ、鉱石だから硬いんだよ」
エリジウムは黒い鉱石を指先で突いてみせた。
「うっかり触ったら、それだけで皮膚が切れちゃうくらいにはね」
ソーンズは虚を突かれた。そんなことは考えたこともなかったからだ。エリジウムはさらに続けた。
「体表にできたばかりの頃に、うっかり触って指を切ったことがあるんだよ。だから、ほら、その……」
エリジウムがひとつ咳を落とす。
「この後、君がうっかり触って怪我したら困るからさ」
そう告げた声は、いつもの軽快さを欠いている。
ソーンズはパチリと瞬きをした。
そして僅かに考えた後「触っても良いか?」と手を伸ばす。
「鉱石に?」
「ああ」
「良いけど、さっき言ったこと気をつけてね」
「分かっている」
指先で、半透明の黒い鉱石に触れる。確かにエリジウムの言う通り固く、自然と割れたような縁は細かく波打っており、考えなしに触れれば手を傷つけるだろう。
「感覚はあるのか?」
「身体に埋まってるからね。鉱石自体にはないけど、触られると周辺の皮膚が突っ張るような感覚はあるよ」
「例えばうっかり強く押したとして、お前の内臓か周辺の肉や皮膚に傷がつくことは?」
「可能性あるかな。感染生物との交戦で倒れた時にうっかりそこを下にして、内側に響いた感覚があったから」
「そうか」
ソーンズはエリジウムの鉱石から手を離した。
「それなら気をつける」
「それならって」
服を整えたエリジウムが呆れた顔をした。
「君に怪我して欲しくなくて言ったんだけど」
「知っている。その点でも気を付けるが、ただ、俺にはそちらの方が重要だっただけだ」
嘘である。
本当は「切り傷くらいならすぐに治るのは知ってるだろう」という言葉がソーンズの口から出かかった。彼がその体表に出来た不本意なデコレーションのせいでソーンズが傷付くことを恐れ、無意識にか意識的にか引いた線の内に、踏み込むような言葉であった。
エリジウムに触ることができない方が嫌だと。
けれどそれはソーンズのエゴだ。そして同時に、我を通し彼を傷つけるほど暴力的になることをソーンズは良しとしない。それをしたとして、エリジウムがどんな顔をするか、想像は出来なかったが、見たいとも思わなかった。
「他に何か言いたいことはあるか?」
ソーンズの言葉に、少しだけ眉根を寄せたエリジウムが首を横に振った。
「ないよ」
「触れても?」
返事の代わりに、ひとつ、エリジウムから軽い口付けが落とされた。それに応えながら服の裾から手を滑り込ませれば僅かに硬い感触があり、その感触に鉱石病への苛立ちを覚えながらも、ソーンズはそれを避けて強くエリジウムの身体をかき抱いた。
至近距離で見つめたリーベリは笑っており、ソーンズはふと、その顔が見たかったのだと思い至った。
これがソーンズの恋だった。
▲たたむ
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運命の人を恋愛だけのもにしたくないし。