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絶対にベッドにペットシーツひくバキサム書くからな

サブラ、多分BPのロスになってたんだろうな〜。

サブラをBNWで出すって決めたの上層部だろうし、なんでサムがサブラの件の煽りを食らわなきゃならないんだ。とは思う。
コミックスでヴァルと関係があるし、テレビシリーズのFFでカメオ出演してる&ユダヤ系かつイスラエルのヒーローとして有名だからMCU全体のテコ入れとして出したんだろうに。

ぶっちゃけBNWのポスクレで、あ、これサムキャップ単独作の次回あるか分かんないんだなって感じてしまったんだよな。
スタッフの祈りを感じてしまった。

現実逃避でサイトいじりたくなってきたから縮小しました。意味は特にないです……。

眠くて全てが嫌になってきたな。寝た方が良い。

今日は休みなので名古屋に来ました。

GW今日で終わり……。

正直自分が作りたいだけだしな〜。それでイベントなんかで反応貰えてるのはめちゃくちゃありがたいことですよ。

まあ値段について色々言われるよりはそっちの方が良いんですが(嫌すぎてずっと引きずってる)

原稿中の本作るけど誰も手に取って貰えんかったらどうしよう〜っていう不安が

バキサム


「GRCが?」
 サムからその話を聞いたのは、選挙が近づいた頃だった。久しぶりの休日に、記者を撒いて俺の家に辿り着き、一息ついた時だった。
 曰く、GRCの動きが活発化しており、サムが把握しているだけでも複数の難民コミュニティの近くでそれらしい車や役人が見られたと。
「さらに言うなら、フラッグスマッシャーズが食料やワクチンを融通していたコミュニティばかりを対象にしている」
 思わず眉間に皺が寄った。コーヒーを淹れるために手にしていたマグカップに力がこもり、嫌な音を超人の耳が拾ったところで机に置く。
 言うまでもなくアメリカは二大政党制だ。サディアス・"サンダーボルト"・ロスはキャプテン・アメリカであるサムの協力を得るためにも難民や移民に対し歩み寄りの姿勢を見せていたが、もう一方の党はそうではなかった。
 俺は言った。
「指パッチンの前の世界に戻そうとする動きが向こうの政党であるのは知っているが、早すぎる。まだ選挙も終わってないんだぞ」
「レッド・ハルクの件で国民の信頼が揺らいでいるのは知っているだろう。次の選挙は苦戦を強いられる。下院は奪還されるかもしれない」
 サムはひとつ息を吐いた。
「おまけに、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンティーヌ議員のことは知っているだろう。前回当選した元CIA長官だが、彼女が妙な動きを見せていると連絡があった。おそらくは過去の清算を計っているのではないかと……。彼女と婚姻関係にあったエヴェレット・ロスからの情報だ」
「あいつが、ワカンダが協力関係を認めているキャプテン・アメリカに嘘を吐くわけはないか」
 思わず天を見上げていた。映るのは真白い天井だ。長く息を吐いた後、サムに向き直る。
「何をすれば良い?」
「ロスの時と同じだ。協力者と情報を集めて欲しい。ロスの件で実感したが、キャプテン・アメリカは政府から距離を置いた方が良い。だが、それでは限界がある。GRCの動きを止めるにも、彼女を裁くにも」
「正攻法でいくのか?」
「当たり前だ。……彼女が噂通り超人を作り出す計画をしているなら、せめて被験者の保護が完了するまでは慎重になるべきだ。カーリのような結末には、もうさせてはならない。それにお前は興味が薄いだろうが、ジョン・ウォーカーにも彼女は関わっている。ジョンのパートナーから相談を受けててな。無下にはできないだろう?」
「そんなことにまで首を突っ込んでたのか?」
 呆れて口を挟んでしまった。
「ただでさえ事務仕事に追われているんだから、たまには他人のカウンセリングより自分のケアを優先したらどうだ?」
「セラピーをサボって逮捕されたお前には言われたくない。これに関してはスティーブに出会う前からの性分だ。今更変えられないさ。……それよりも」
 先程までとは打って変わって、悪戯を企む子供のような顔でサムは言った。
「ちゃんと当選はできるんだろうな? バッキー・ブキャナン・バーンズ候補? 今のところスピーチ原稿はスタッフの協力でなんとかなっているようだが、囲み取材はひどいものだったじゃないか」
「見てたのか」
 思わず顔が歪む。自分の価値観が100年前からほとんど変わっていないことに気付いたのはワカンダで暮らしていた時だ。現代的な価値観は学んでいるものの、間に合っていない部分は多くあった。口が悪い自覚もあり、到底議員候補として許されないコメントをしてしまいそうになったことは何度もある。
 サムが笑った。
「まあ理由はわかるが、せめて黙り込むよりしゃべった方が良い。目付きの悪さが目立つ」
 伸びてきたサムの手が、俺の目元に触れた。
「目付きの悪ささえどうにかすれば、誤魔化されてくれる人もいるだろ。誠実ではないが、それもひとつの武器だ。なあ、ブルックリンの色男?」
「……お前は、全く誤魔化されてはくれないがな」
 その手を取って恭しくキスをする。わざとらしい仕草にサムが声を上げて笑ってみせた。
 俺は言った。
「選挙結果は期待していてくれ」
「もし失敗したら計画は一から立て直しだ。信じているからな。バック」
 その言葉に頷き、新たな道で目的の為に努力していくのだと決意した。
 しかし気がつけば、ニューアベンジャーズとしてヴァルに担ぎ上げられていた。


「すまない、サム」
 秘匿性の高い通信回線を使い、やっとのことで他のメンバーの目を掻い潜りサムに電話をかければ、電話の向こうで相手が頭を抱える気配がした。
「……見ていた。本当に驚いたぞ。NYが闇に飲まれる前に、お前からセントリー計画についての事前連絡がなかったら、どういうことだと押しかけているくらいだ」
「こうなるとは思ってもみなかったんだ……。ただ、あの会見がなければ勢い余って殺していたかもしれないから、それは結果オーライだったな」
「冗談じゃない。俺はもう一度お前とカップルセラピーを受ける気はないからな」
「俺もだ」
 その答えにサムは小さく笑った後、ため息を吐いた。
「アベンジャーズの再編は、言い出したロスがラフトへ収監されたこと、それによる影響で反対の声が大きくなっていること、そして今、世界で起きている騒がれている『ドゥーム』事件の調査で一旦止まったままだ」
「……」
「事件が広がるにつれ、世界ではなくアメリカだけを守る『アベンジャーズ』が欲しいと言う声も出てきた。まあ、フォンティーヌ議員のことだけどな。その状態でアメリカの危機を救った者がアベンジャーズを名乗ればどうなるか」
「今回のことはほとんどマッチポンプに近い。それが広まれば」
「バック」
 サムは言った。
「俺が今回の件に間に合わなかったのは事実だ」
「サム」
 何故、電話なんかでサムに連絡してしまったのかと後悔しても、すでに遅かった。顔で誤魔化されてはくれない男であっても、表情で伝わるものはある。何より俺がサムの顔を見て、抱きしめたかった。
「GRCのことはどうなる。来年には大統領選もある。俺は降りるつもりだ」
「それはダメだ。一度始めたものをすぐに終わらせれば世間はますますヒーローを信用しなくなる。それじゃあ、守れるはずのものも守れなくなる。GRCのことはゲイリー議員にも協力を仰ぐ。政治家としてあまりに不出来なお前が、それでも見つけてきてくれた協力者だろう。バック、並行してやらなきゃダメなんだ。……俺たちは過去に世界を守ったが、それでもフラッグ・スマッシャーズは生まれた。カーリは力を求めた。過去に言われたことがあるよ。あなたが世界を守ったことは知っているけれど、信用はできないと」
 はっ。とサムが息を吐く音がした。
「バック、お願いだ。俺はすでにワカンダと協力して調査を初めてしまっている。もしかしたら、世界の危機になるかもしれない。だが、その代わりに他の事件の対応は間に合わないかもしれない。今のアメリカがヒーローを求めているのは事実だ。だから、そのままニュー・アベンジャーズとして活動しながらフォンティーヌ議員の情報を集めて欲しい。もし可能ならば、協力者も。彼女は然るべき方法で裁かれるべきだ」
「活動を許可するのか? それこそ、彼女に恩赦のきっかけを与えるようなものだ」
「それはさせない。なら、アベンジャーズはキャプテン・アメリカ非公式ってことにすれば良い。……スティーブから受け継いだ、お前にとって家族同然の盾や名前をこんな風に使いたくはないが、俺にはそう言える権利がある。異論は?」
「ある……。お前ばかりが、全てを背負うな」
 それは、せめての反論だった。
「盾も名前も、利用するのは俺も同じだ。……しばらく、騒がしくなるな」
「きっと明日のニュースの見出しは『キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャー、喧嘩別れか!?』だな」
 お互いに、少しだけ笑い合った。
 サムは言った。
「前は、何か聞かれたらとりあえず何か喋った方が良いと言ったが、今度は喋らない方が良い。喋るとボロが出そうだ」
「ひどいな」
「事実だ。代わりに俺がお前のことをこてんぱんに言ってやる」
 それで傷付くのはお前だろう。と言おうとして、やめた。そんなこと、サムが1番知っているからだ。
「また、お前の事務仕事が増えるな」
「最近はトレスの手も借りてるから大丈夫だ。下の世代の成長は嬉しいものだな。バック、お前も、盾を持った俺に同じことを感じていたのか?」
「少なくとも、お前が中尉に感じているものとは違ったがな。同じなら、愛せはしない」
 サムが小さく息を飲んだ。
「お前がキャプテン・アメリカとしてすべきことをするように、俺もやれることをやるさ。愛しているよ。サム」
「知ってる。俺もだ。頼んだぞ、相棒」
「ああ」
 そして通信を切った。
 それから先は知っての通りだ。


「行くのか?」
 上半身を起こした俺に、隣でうたた寝していたサムが問いかけた。情事の気怠さが残る口調に、自然と俺の口元が緩む。
「俺やお前に張り付いてるパパラッチも、この時間は数を減らすからな」
 嘯きながら、その頬を撫でた。常より少しだけ高い体温に、離れがたさを感じてしまう。
 サムがニュー・アベンジャーズを認めないと宣言してから、サムと二人っきりで話す機会は意外にもすぐにやってきた。他のメンバーがサムを説得してこいと言い出したからだ。
 渡りに船の要求だった。
 もちろん俺にはサムを説得する気はない。
 結果、外では彼の言う『目付き悪男』として彼と対面し、重要な話だからと二人っきりになった途端に抱き合っている。
 茶番だ。そう考えてしまうこともあるが、しかしお互いが持つ情報を交換し、ケアをし合うためには必要な時間だった。
 上半身を倒し、サムに軽く口付けて、俺は言った。
「また説得に来る」
「お前、相当説得下手だと思われてるぞ」
「知ってる」
 しかし問題はなかった。囲み取材の対応の酷さから、これは無理だと納得されていたからだ。それでも俺を何回も説得に出すあたり、他の面々も口のうまさは似たようなものなのだろう。エレーナに「やめて」と一蹴されているアレクセイと、盾と妻子の件があるジョンは論外だ。
 まだ様々な懸念はあり、うまくいっていないことや失敗したこともあるものの、普段は行き当たりばったりで計画も碌に立てない俺たちが『キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャー有するニュー・アベンジャーズが対立している』と世間に思い込ませることだけは嘘みたいにうまくいっていた。
 世間は望んでいたのかもしれなかった。
 白人であるウィンター・ソルジャーと黒人のキャプテン・アメリカの対立を。
 もう一度サムに口付けてから、ベッドを降りようとして、俺は言った。
「そういえば、今度俺たちのコーンフレークが発売されるぞ」
「何だって?」
「ニュー・アベンジャーズって名前入りのコラボパッケージのコーンフレーク。キャプテン・アメリカが一年経っても俺たちを認めないなら、先に商業化して権利を得てしまおうとヴァルが」
 サムが額に手を当て、深いため息を吐いた。
「……怒り出しそうな顔が2〜3は浮かんだ」
 ため息を吐きながらサムは言った。アベンジャーズの名前は、今も昔もキャプテン・アメリカだけのものではなかった。その名前に対する思いも、人それぞれで違う。近しい者、トニー・スタークの葬儀に出た者にはとっくに話を通してあり、彼らには協力もしてもらっているが、ヴァルがラインを越える度に、今すぐニュー・アベンジャーズを解散させた方が良いのではないかという声が大きくなっていた。
 俺もそう思っているが、サムはまだダメだという。
 確かに、すべきことは山ほどあった。
 であれば、その山を少しずつ崩すしかない。
 脱ぎ捨ててあったシャツを着ながら、俺はサムに問いかけた。行き当たりばったりで勢いだらけの俺たちだが、それでも目的だけは最初から何も変わっていなかった。
「それで、GRCを止めるのと、ヴァルを裁くための次の計画は?」
▲たたむ

講義受けてても誰と通話してても必ず近寄ってきて喋り始める猫。かわいいね。邪魔です。

誰か原稿見張っててほしい。通話で喋るのは猫だけです。

TB*は内面世界を書いてた割に、キャラがテンプレートでTFATWSはやっぱセバスタとマッキーのコントロールが効いてたんだろうな。

ボブがユアンじゃなくなったの、作中でヴァルと一緒に責任追及させるためかつ政党関係の話をやるからだと信じたいけど〜。

あー、やっぱ燃えてんのかアレクセイのZ……。
正直MCUのアレクセイは旧ソ連のヒーローでロシアとは言われておらず、出身地がぼかされている(ロシア以外もあるだろう)からと触れなかったけど、燃えるよなあ。
何度も言ってるけどタスキー犬死にその遺体を二代目キャプテン・アメリカが漁った時点でメタ的に嫌なメッセージになってるし、BNWでサブラの件があるから、連続なんだよ……。BNWでサムキャップがBSD対象の顔になっちゃってるし。ただ今回はサブラの設定を引っ込めたBNWとは違って今更取り返しつかない状況になってるからなあ……。
今はディズニー自体がトランプ大統領に追従してるし、トランスジェンダーの作品を検閲、それ以外にもLGBTQ+の表現がかなり規制されていることが明かされていて、去年の女性が主人公の映画作品ですら平均より10ポイントほど少なく、マーベル自体も白人のシスヘテロばかり出してきた途端にこれだから……。
せめてDDでがっつりTB*側というよりヴァルとその政党を負かして、ルースをしばらく隠し、俳優全員でウクライナとパレスチナ支持を表明することくらいしないとどうにもならんけど、ディズニーがレイチェルのパレスチナ支持を辞めるように動いた報道もあったし、ディズニーのやらかしを有色人種の俳優が腹切って詫びるのもさあ〜の気持ちがある。
そもそも俳優個人の思想を一映画会社の信頼回復のために使って良いわけがない。
セバスタが別映画にかなり力入れてんの、このあたりの事情もあるのかなあ……。もうA24でマッキーとラブコメやってくれ……。A24と合わねえからAPPLETV関わってくれないか?
ペドロ・パスカルやフローレンス・ピューがトランスジェンダーに言及してるの、でかい映画が決まってるからってのも大きいだろうし、それを他の俳優に求めるのは酷なんだよ。
セバスタは既にアプレンティスがあるし。

CODAの監督・河合健が消滅危機言語を扱ったコメディ映画「みんな、おしゃべり!」公開(コメントあり) https://natalie.mu/eiga/news/622492

正直、バキサムとしての最悪を考えてどうにか捏ねくり回して備えようとしているけど、さすがにこの状況だったらめちゃくちゃ話し合ってると思うけど、もしサムのアベンジャーズ再編がうまくいっていない理由にロスの件が関わっているなら、
さらにレッドハルクの件で青から赤に多数奪還されているなら、ロスにアベンジャーズ再編を求められたヒーローとしてキャプテン・アメリカも一緒に責任取らされているなら、
さらにヴァルが赤側の議員で、アベンジャーズやレッドハルクの件やサムがロスに近かったことを散々利用して票集めをしていたなら、
それに加えてバッキーが途中でヴァルの弾劾裁判を放り出し(たように見えてしまう形で)ニューアベンジャーズの活動を始めたなら、
もうどうすれば良いんだ。になってしまう。
サムがBNWで不殺を貫いたの、バッキーの悪夢のこともあるだろうに、WSを思い起こさせる星を付けたユニフォームで現れるし、
しかも赤が今の赤い党と同じような方針なら黒人のキャプテン・アメリカの立場なんてとっくに揺らいでいるだろうし、
そんな中で、しかもセントリーを作り出したヴァルのような者と一緒にサムに盾を持てと言ったバッキーが他の人間のケアをしているんなら、
マジでバッキー……。って感じだし、TFATWSなんだったんだ!?になってしまう。
本当にここからどうすれば?になる。(二度目)
あと、ポスクレの盾への言及かなり「え?」になったよ。TFATWSはバッキーのドラマでもあるんだよ〜。かなり重要な掘り下げだったし、そのバッキーの盾への思いをもっと大切にしてほしい……。
ニューアベンジャーズがあまり民衆に支持されてないのが救いだが、今の社会状況で白人のやらかしに奔走する黒人って構図がもうヤダみがあるからこうした展開にならないことを祈る……。
というかもしそうなってたら、もうバッキー議員じゃないしアベンジャーズをがっつり票集めに利用されてしまうので、苦肉の策であれやこれや手を回さざるを得なくなってあまりにもサムのすべき事務が多い……。
BNWですらこのままだと過労で死ぬから他の事務できるヒーロー探して来い(バッキーははなから当てにされてない)って言われてたくらい、事務とケアに奔走してたのに……。
事務仕事に追われるヒーロー、世知辛いよ〜……。

でもさすがにここまでの状況だったら話し合ってると思うし、その上で盾のこともヴァルの事を欺くためとしてああ言ったと思いたい

サンダーボルツ*の精神疾患の描写に関して記録のために改めて記しておくと、躁鬱で一貫した人格であり、記憶も当然連続しているからこそ鬱転した際に躁の時の行動によって苦しめられる病気に対して、メタ認知を超えてまるで解離性同一性障害のような描写をしたことや、最終的に躁時の記憶を失っていることは問題ある描写だと感じたし、このレベルの患者に対しての当事者会などのケアは専門家の指導との両輪で進めることが必要だろうに、どうも医療に繋がってないっぽいの、今後の暴走フラグだったら流石に脚本の都合で病気を利用しすぎ。にはなってしまう......。

考えれば考えるほど、これマジで意味あった!?が山ほど出てきて頭抱えている。

寝れんくてバキサム本練ってたけど、ロスと繋がりの深いヒーローでありロスがアベンジャーズ再編を依頼していたヒーロー。ってことでロスと一緒に責任取らされた上に、カウンセリング能力があるが故にヴォイドの能力で虚無から帰ってきてもトラウマから脱することが出来なくなった被害者への対応でてんやわんやのサムの世知辛い話になりそう。書き切れるか分からんけど......。
というかバッキーとヴァル政党違うと思うけど、その辺どうなってるんだ。マジでバッキーの議員設定が足引っ張る。

正直バキサムの不仲が演技でヴァルはバッキーを信頼しているとしても、ボブを医療に繋げてないな?(そもそも双極性の描写も問題点あるのでその延長線上かもしれないが)って点でサムの医療資格や経歴を軽んじられているように感じられて、たとえ不仲が演技だったとしても個人的に1番の問題点はボブ!になってる。
まあバッキーとジョンはTFATWSでがっつりセラピー軽んじている(不安定だったバッキー置いておくにしても、ジョンはマジで何してんだって小一時間問い詰めたい)し、カップルセラピーもドクターレイナーによる強引なサムへのセラピー担当引き継ぎ兼ねてると思ってるんでそこは解釈一致してるんですが。

正直TB*を経てもバキサムとしてはTFATWSとBNW噛みます。って感じなんですが、主演ドラマすら作られず、映画にすら出れず、関連キャラはめちゃくちゃなまま放置でこのまま消えていくキャラがいそうで、そっちの方にダメージ受けてる部分はある。そのくらいフランチャイズの縮小による影響と、マーベル以外も含めたD社への信用がない。なさ過ぎる。

あと正直言って上層部の判断だろうサブラの件の皺寄せをサムが被ってるのと、レイチェルのパレスチナ支持投稿に関するD社の行動でD社が批判されて燃えてたところに椅子ライブ被せたの、火消しっぽくてフランチャイズ縮小するくせにそういうことする!?になってて許せる気がしない

TB*のA24売りにはD社お前A24ほどマイノリティも人間も書く気ないくせにどの面下げてA24風予告作ったん?の気持ち。A24の文句ばっかり言ってるのにA24を庇う感じのこと言ってしまうのヤダ!!!!!

正直、BNWでサムが不殺を貫いたのTFATWSのバッキーが一因だと思ってるから、TB*で暗殺者集団+ヴァルの人を殺すことを厭わない人間たちと連んでたらサムに別れを切り出されても仕方ないんだよ。

バキサム
TB*前提


「バッキー、お前はカーリのことをどう思ってる?」
 晴れた日だった。自宅でのことだ。突然とも思えるサムの言葉にバッキーは眉根を寄せた。彼の視線はバッキーが淹れたコーヒーに注がれていて、しかし砂糖やミルクを入れることも、そのまま飲むこともしなかった。
 サムの言葉に、バッキーは平坦な声で返した。
「フラッグスマッシャーズのリーダーだ。……お前の救えなかった」
「そうだな。お前にとってはそうだ」
 それ以外に何がある。とは、言えなかった。サムの視線がバッキーへと注がれたからだ。バッキーはひとつ息を吐いて首を振った。ヴァルの『イメージアップ戦略』とやらで伸ばした髪が目の前で散った。顔にかかるそれが鬱陶しく、いっそ丸刈りにしてしまいたいとエレーナに溢したのはいつだったか。
「それよりサム」
「分かってる。ニューアベンジャーズのことだろ」
 バッキーの言葉に被せるようにサムは告げた。
「悪いが答えは同じだ。活動を許可できない。フォンテーヌ議員のことは口を出さない約束だが、少なくとも、ボブをこちらに引き渡さない限り」
「それも何度か言ったが、セントリーのことなら問題ない。記憶は失っているし、今は安定している」
「基地の中ではだろ? 他の場所に連れて行ったことは?」
「ない、が」
「バッキー、ボブは民間人だ」
 噛んで含めるようにサムは言った。
「ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの違法な人体実験で、超人としての能力を手にしただけの人間だ。訓練を積んだわけでもなく、……カーリのように、自ら望んだわけでもない。話を聞く限り、フォンテーヌ議員の用意した揺籠でサポートを受け、何一つ不自由なく暮らして症状は安定しているそうだが、彼を暴走させた病気は治ってないんだろ?」
「時々ハイになった後落ち込んでいるくらいだ。サム、彼にも俺の時のようにセラピーを受けろと?」
「必要があれば」
「必要ない」
「それを決めるのは医者だ」
 はっきりとサムは言った。
「当事者会や周囲のサポートだけではいつか無理が出る。勿論、どんな名医にだって向き不向きや患者との相性はあるが……。Dr.レイナーのところで受けたカップルセラピーのことは覚えているか?」
「忘れた」
「その顔は覚えてる顔だ。バック、一度しか言わないぞ。俺は再び盾を手にする前に、お前とあのセラピーを受けて良かったと思っている」
 バッキーはハッとしてサムの顔を見た。
「誰もがお前と同じわけじゃないんだ」
「サム」
 バッキーは口を開いた。しかし言葉を音にする前に、机の上に置かれていたサムのスマートフォンが音を立てた。
「すまない。トレスからだ。ここを出る時間に連絡を入れてくれと頼んでおいた。もう行かないと飛行機に間に合わなくなる。まいったな。ここに来るまでに渋滞で時間をかけすぎた」
「俺のバイクで送るか?」
 バッキーは思わず聞いた。サムの車も改造車だが、バッキーのバイクはそれよりもスピードが出て小回りが効く。
 しかしサムは顔を顰めて首を横に振った。
「断る。お前は運転が荒すぎだ。墜落するより目が回る」
「酷い言い草だな」
「事実だからな」
 サムはすっかり温くなってしまっただろうコーヒーを一気に飲み干した。
「ごちそうさま」
「サム、また連絡する」
「ニューアベンジャーズのことで? 何回言っても、ボブのことがある限りはダメだ。患者の意思は尊重されるべきだが、セントリーの件がある。あの件で一年以上経った今も自分のトラウマから抜け出せなくなった被害者が何人もいる。彼が民間人でなかったら、もっと早く強硬手段に出てるくらいだ」
「強硬手段?」
 バッキーは眉間の皺を深くした。立ち上がったサムに問いかける。
「どういうことだ?」
「宇宙からの脅威が迫ってるのに、他の脅威をよりにもよってヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの下においてはおけないってことだ」
 バックパックを手にし、サムはバッキーに背を向けた。
「とにかく、ニューアベンジャーズの活動はダメだからな。こっちの条件を飲まない限りバディも解散だ」
「聞いてないぞ」
「今言った。じゃあ、また。ニューアベンジャーズ以外でのことなら、まあ時間を作ってやっても良い」
 そう言って、サムはさっさと玄関へと続く扉から出て行ってしまった。
「おい、待て」
 立ち上がるが、すでにバッキーの耳に聞こえるのは廊下を走っていく足音だけだ。ここで無理に呼び止めてもサムの気分を害するだけで、下手をすれば何ヶ月か連絡を無視されるのは目に見えていた。
 ひとつため息を吐いて、バッキーは再び椅子に座り込んだ。バディ解散と言われたことが思いの外ショックだったと、認めざるを得なかった。
「……まあ良い」
 もう一度深く息を吐いて、己に言い聞かせるようにバッキーは言った。
「別れるとは言われてないからな」
 恋人としての連絡は可能だろうと思いながら、バッキーはスマートフォンを手に取った。▲たたむ

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